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「幕末大坂の絵師 森一鳳」 大阪歴史博物館

森一鳳

既に4月4日で終了しているが、大阪歴史博物館で開催されていた「幕末大坂の絵師 森一鳳」に行って、これが良かったので記録として残しておくことにする。

森一鳳(1798-1871)は大坂(大阪でなく敢えて大坂!)で活躍した絵師。養祖父は猿の絵で有名な森祖仙、養父は円山応挙の高弟で森徹山である。
一鳳は、肥後藩主細川家のお抱え絵師にもなり、幕末に京都御所が再建されたときには襖絵を描くなど、当代一流の画家となった。
本展では、幕末に生きた大坂の人々がどのような絵を好んだかを一鳳の作品を通して紹介します。

展示は以下の4部構成で、展示作品は約20点。
1.藻刈舟
2.神仏と人
3.鳥や獣
4.四季を彩る
5.風景

以下印象に残った作品。

・「藻刈舟図」 個人蔵 
何気ない、余白の多い作品であるが、刷毛で描かれた飴の描写がまるで、光がさし込んでいるかのようにも見える。雨の中で藻を刈る姿は「雨が降るほど儲かる」に通じると言われているそうで、縁起の良い絵としてだけでなく、夏に相応しいように淡彩で簡略に描かれた作品が多いとのこと。

・「鹿に若松図」 個人蔵
鹿の毛は粗目で、曾祖父の素仙の描法が時代が下るにつれ、変化していることが分かる。
とはいうものの、鹿の描き方構図はやはり森派らしいように感じた。

・「白狐図」 個人蔵
野に佇む白狐。円山応挙が描いた「白狐図」と同じ構図のこの作品は、ボストン美術館にも応挙作品と一緒に収蔵されているのだそう。狐の目には金泥が用いられている。

・「猿図」 個人蔵
一鳳のこの猿図はマイベスト。見ざる聞かざる言わざるを、猿のポーズで見事に表現。おどけたようなポーズと猿の愛らしい表情が忘れられない。

この他、「美人図」「立雛図」「長春小鳥図」(この作品では薔薇が描かれている)などが良かった。

なお、大阪歴史博物館の特集展示は見開き中折のパンフレットが毎回用意されていて、関東地方ではなかなかお目にかかれない地元関西で活躍した画家の特集展示は特に要チェック。
これが、後々他の展覧会で役に立つことが多い。

*本展は4月4日で終了しています。

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