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TOUGEN「現代作家による桃源郷へのアプローチ」 masayoshi suzuki gallery

tougen

愛知県岡崎市のmasayoshi suzuki galleryで5月22日まで開催中のTOUGEN「現代作家による桃源郷へのアプローチ」に行って来ました。

「今につづく桃源郷」をテーマに写真、映像、立体等の新しいメディアによって表現活動をする現存作家6名によるグループ展。岡崎市美術博物館で開催中の「桃源万歳」の連動企画展となっています。
出展作家は次の6名。
大崎のぶゆき、志賀理江子、関智生、丹羽誠次郎、三宅砂織、山田純嗣 (アイウエオ順)

岡崎市の康生通り(岡崎市内の中心部)にあるこのギャラリーは初訪。
スペース的にはかなり広い。地下に展示スペースがあったので京都のeN-artsを思い出したが、あちらの地下スペースより、sayoshi suzuki galleryの方が広い。
1階も天井が高く、現代美術の展示にはもってこい。コンクリート打ちっぱなしのややハードな空間だった。

最初に、拝見したのは三宅砂織さんの連作。6点程あっただろうか、小さめの作品で、価額が手ごろだったせいもあるのか、1点売却済になっていた。手法はこれまでと変わらず。

志賀理江子さんはカナリアシリーズから、同じく6~8点。
彼女は岡崎市の出身。
カナリアシリーズはあいトリや森美術館でも拝見しているが、何につけても人を引き付ける力のある写真。
構成力が抜群なのと、不思議な発色があいまって、私にはやや怪奇的に見える。しかし、実際の撮影状況はまるで平和なのだと、以前金沢21世紀美術館でご本人のトークで知り驚いた記憶がある。

大崎のぶゆきさんは、これまで私が拝見したのとはまるで異なる作品だった。
今回は奥まったコーナー全部を使用して、壁面に壁画のような白地に黒の紋様が描かれ、作品にも同じく白地に黒の紋様が。紋様のダブルイメージだが、果たして、これが大崎さんの考える桃源郷なのかと首を傾げたくなった。
映像作品もあり、こちらも黒の模様がドロドロと液状化し溶けていく様をスローで流したもの。
個人的には、かつて拝見した白ベースのペインティングの方が好み。

関智生さんは、岡崎市美術博物館で同時開催している「桃源万歳」にも出展されているので、まずはそちらを先にご覧頂いた方が良いのではないだろうか。先日開催された東京・スパイラルでの「行商」でも作品が展示されていた。油彩画のご出身なのだが、英国留学を経て、現在は岩絵の具を使用した作品、特に赤のみを使用した、版画のような作品。

山田純嗣さんは、僭越ながら中京大学Cスクエアから大化けされたような気がしてならない。
正直ベースで書いてしまうと、中京大学での展覧会の前、日本橋高島屋美術画廊Xでの個展で初めて作品を拝見した。その時、真っ白な世界観は記憶に残っているが、それほど強く惹かれることはなかった。

しかし、中京大学Cスクエアの個展案内を拝見した時、いつものように「これは行かなければならない。観たい!」という思いが湧きあがり、行ってみたら大正解というか衝撃的な内容だった。
この時、山田さんの立体作品を初めて拝見した。元々平面作品に、これらの立体を制作し、それを写真撮影し、パネルに転写し、更にその上からエッチング(?)腐食版画により紋様を付けるという気が遠くなるような工程を経て1点の作品が出来上がると知り驚く。
そして、平面から抜け出た、小さな立体たちはそれは愛らしく、二次元の平面が突如目の前で三次元化、現実化して現れたのだった。

その後、個展があるたびにほとんど(群馬県であったのはさすがに行ってない)拝見していると思うが、直近では豊田市美術館敷地内にある施設を会場に開催された「アイチ・ジーン」での展示も素晴らしかった。作品もさることながら、展示方法が毎回空間にピタリと合って、インスタレーションになっているのだ。
特にレストランの展示は、もう永久にそのままにしておいて欲しい程で、今度あのレストランに行ったら寂しい思いをするのは間違いないと思う。

前置きが長すぎ。
まず、地下へと続く階段は、桃源郷へのアプローチ。某美術館のトンネルと同じ意味を持たせる見立てだそうです。地下に下りると、そこには真っ白な毛氈に遊ぶ動物たちの桃源郷とニッチを利用して白いタワーが展示されていたが、この動物たちが実にかわいい。
観ていると飽きないし、そのうち動くんじゃないかとさえ思えて来る。

tougen1

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そして、再び1階の平面に戻ると、夢から現実に引き戻されたように、先程観た動物たちが、平面パネルにおさまっているのだった。
他に小品や、昨年の不忍画廊個展で発表された着際のお花の作品、そして、那智の滝図(黒バージョンと白バージョン)が待っている。
注2階の受付近辺に受胎告知の一部であるドローイング作品(ドローイングは非常に珍しい!)もあるのでお見逃しなく。これも美しかったです。
山田純嗣さんのtwitterアカウント:@JunjiYamada です。


丹羽誠次郎さんは、初めて知った作家さんで1967年愛知県生まれ。この方の作品がもっとも理解に苦しんだ。よって割愛させていただきます。

*5月22日まで開催中。
Masayoshi Suzuki Gallery
愛知県岡崎市康生通南3-20 STAGE BLD 2 1F
開廊時間 : 12:00~19:00 [月・火・水曜日休廊]ただし5月3日(火)・4日(水)は開廊
アクセス方法等詳細はこちら。(ギャラリーのサイトにリンクします。)

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