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「ボストン美術館浮世絵名品展 錦絵の黄金時代」 千葉市美術館

boston

千葉市美術館で開催中の「ボストン美術館浮世絵名品展 錦絵の黄金時代」に行って来ました。

千葉市美術館の金曜・土曜は夜8時まで夜間開館が開催されています。
山種美術館で混雑の中、浮世絵展をご覧になった方も、今なら千葉市美術館でゆっくり落ち着いて浮世絵を堪能できます。

私は夜間開館狙いで行って来ましたが、会期も始まったばかりということもあり、館内は空いていました。
そして、「イブニング・スライド&レクチャー」と題して、夜間開館に合わせ、担当学芸員の方が本展の見どころをスライドを使って1時間で解説する企画にも参加できました。
今後は、5月13日(金)、5月27日(金) 17時~18時まで 9階講座室 講師:田辺昌子学芸員

さて、今回はボストン美術館の5万点にのぼる浮世絵関連の所蔵品の中で、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽を中心に同世代の浮世絵師の作品を加えた約140点を展示しています。

ボストン美術館の浮世絵名品展は今年で3回目?4回目?でしょうか。
今回は、浮世絵よりも版本に目が奪われました。ボストン美所蔵の版本の美しさは毎度のことですが、今回は浮世絵のコンディションの良さより、版本の良さが目立っていたと思います。

お気に入りは、
鳥居清長:「子だから五節遊」シリーズ、「五代目市川団十郎の・・・静午前」。
喜多川歌麿:「四季遊花之色香 上・下」、三枚続きの「唐美人宴遊の図」、「大名屋敷の山東京伝」
・「煤掃き」は紫がしっかり残り、線も美しく表情も活き活きと描けていて、やっぱり歌麿良いなぁ~。
・「虚無僧姿の男女」は、黒と白の着物の模様がやや下方から見上げると浮かび上がってくるという摺りの妙技を堪能できます。白い方が空摺、黒い着物は、正面摺。いやはや凄い技術です。
レクチャートークでお話がありましたが、人気絵師には彫師も摺師も一流どころが付いて、作品の完成度を高め、よりレベルの高い作品が作られるシステムになっていたようで、歌麿の絶頂期ならではの絵師、彫師、摺師の見事な共演でした。

それに比べて、写楽はと言えば、う~んこちらはあまりぱっとしません。
大首絵もそれ程コンディションは良くなく、寧ろ千葉市美術館所蔵の特別出品「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」の雲母の乗りの方が良かった。
ただ、千葉市美術館ならではの試みとしてこの「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」と「市川男女蔵の奴一平」を横並びにして、まるで芝居と同じような状況を創り出す展示は楽しめました。
2つで1つのような2枚続きの作品のように見えるのです。

同時代の浮世絵師の作品では、勝川春章「中村仲蔵」、鳥文斎栄之、ボストン美は栄之の良い作品が沢山あるようで、毎回、鳥文斎栄之の続きものシリーズの色の美しさ豪華さにはため息が出ます。

ちょっと変わった所で初めて名前を知ったのが五郷です。
五郷は鳥文斎栄之の弟子ですが、初めて作品を観たように思います。「玉屋うち濃紫 蔦屋内三しう」は紅嫌いの紫色と墨色を中心とした作品ですが、これが渋くて良かった。

版本では、歌麿の狂歌本「銀世界」「普賢像」は最高!
清長の「彩色美津朝」。
私の好きな摺物は、数が少なく残念でしたが、北尾重政の2点はコンディションも品も良く眼福ものでした。特に「祝儀の品」の雲母の使い方は紐から熨斗まで上手い!

肉筆画は3点、気に入ったのは落款なしですが「見立琴棋書画図」、栄之の「隅田川納涼図」も良かったな。

写楽のキューピーちゃん?という千葉市美限定グッズあり。

*6月5日まで開催中。

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