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石田徹也 悲しみのキャンバス展  静岡県立美術館

NHK教育TV「日曜日美術館」で放映されて以来静かなブームを呼んでいる石田徹也。
私も放映された番組を見て忘れられない画家となっていました。

石田徹也のプロフィール、作品等は全てご遺族が開設された公式HP(以下)で見ることができます。
http://www.tetsuyaishida.jp/

そのほぼ全作品(約150点)を網羅する回顧展が静岡県立美術館で開催されていることを「あおひーさんのブログ」で知り、急遽休みを変更し行って来ました。

結論から申し上げると何とも重い、予想をはるかに超えた衝撃度。
おかげで、この後に見た展覧会の印象が全てぼんやりとしてしまった程影響力大です。

これが無料で見られるのですから、石田徹也が気になる方であれば必見であることは間違いありません。

さて、冒頭には11歳頃に入選したポスターが飾られています。
「弱いものいじめをするな」という社会性ある内容の作品で、後の代表作とも言える一連の作品群のテーマにもつながっています。

彼の作品に出てくる人物は全て目がうつろ、しかも絵の内容がショッキングでこういうアイデアをひねるだけでも大変だろうなと思われます。
作品を作り出す過程の作成メモ(ノート)や一日のスケジュールも展示されていましたが、寝食を惜しんで描いて描いて描いてという日々。

彼の画力は秀でており、人物表現のみならず背景などのディテールも詳細に描いてることが、作品を目の当たりにして分かったことです。

当初石田は世俗や社会を風刺するような作品を描いていましたが、亡くなる数年前から作品に意味を持たせなくなっています。


死を予兆させる訳ではないでしょうが、この頃の作品から血や生死をモチーフにした作品(ちょっとグロテスク)が増えているように感じました。
そして、それらを見ていると何ともやり切れないもの悲しさが漂ってきます。


会場には夏休みということもあって、中学生か高校生も熱心に作品を見ていましたが、彼らは石田の作品を見て何を感じたのか気になる所。


会場にはひっそりと女性のデッサンが数点ケースの中に展示されていましたが、ひねりのない素直で素朴な作品で、この女性を石田は好きだったのかなと思うほど、優しく美しく描かれていて、私をほっとさせてくれました。

全作品を通して、石田徹也その人の画家として、1人の青年としての人格やメッセージが見ているこちらに痛いほど伝わってきます。
私の貧弱な語彙では上手く感想が伝えられないのが残念。

だから見終わった後、ものすごく疲労したのでしょうか。
頭の中は石田作品で一杯になってました。

本展やはり人気があるのでしょう。
あおひーさんが書かれていたポストカードは既に1種類のみしかも数も残り少なくなっていました。


ご冥福を謹んでお祈りしたいと思います。


*「石田徹也悲しみのキャンバス展」は8月19日まで開催中。 

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石田徹也 悲しみのキャンパス展 静岡県立美術館

夏休みに両親の住む伊豆に行く途中、大きく寄り道して、静岡県立美術館に行くことにした。息子もめったに乗れない静岡鉄道体験ができるので、喜んでの静岡入り。

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非公開コメント

一村雨さま

「見たくないけれど、見ずにはいられない・・・」

その感覚よく分かります。

画力あってこそのアイデア、構図。
仰る通り、絵画にも自分にも純粋な方だったのでしょう。

こんにちは~
彼の作品を論ずるのは重たいですね。
見たくないけれども、見ずにはいられないという
感覚でした。
純粋な人だったのだぁと実感しました。

あべまつ様

コメント&TB有難うございます。

どうも、今回の記事は自分の思いが十分書き尽くせて
いないもやっとした感じが残っています。

我ながら、文才のなさ、語彙のなさにがっかりです。

うまく表現はできませんでしたが、湧き上がる何者かは激しく残った、それだけでも収穫でした。

あおひー様

こんばんは。

TVというメディアの影響がいかに強いにせよ、
作品自体に魅力がなければ、こんなに静かな
ブームを呼ばないですよね。

人を惹きつける魅力が何であるのか一言では
言い尽くせないのですが、自分も彼の絵の力を
まざまざと見ることができ良かったです。

改めて、情報をいただいたあおひー様にお礼申し上げます。

紫さま

やはり、みなさん日曜美術館をご覧になってらっしゃる
ようですね。
美術ファンにとっては必見番組なのでしょうか。

私は彼の作品を見ていて辛かったです。
それほど重いものでした。

石田徹也の影響

おはようございます。
memeさんの記事は丁寧で、深いです。
ぽつりといた女性像は、一つの星でしたね。
ガマンしていることが実はとても沢山あると気が付くのです。ふざけんな!って言うメッセージ。
彼はとても優しい人だったのですね。
もう少し落ち着いたら、画集を買うつもりです。
こちらからもTBさせて頂きます★
暑い日々、お疲れの出ませんように。
それと、こちらであおひーさんを知り、遊びに行かせて頂きました。繋がりに感謝です。

リンクありがとうございます!

こんばんわ。
リンクありがとうございます。
あの作品を見た高校生中学生の感想が聞いてみたいものですね。
先日、石田さんの画集を見てみたら何と8刷になってました。
やはり、あの痛みがひとの心を捕まえて離さないのだと思います。

哀しい絵

遺作集、持ってます。
新日曜美術館(毎週楽しみにみてるんですよ)で彼を知って、胸に迫りくるような絵の数々に心をぐっと鷲掴みされてしまって、すぐに画集を買い求めました。
時々取り出してはながめています。
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