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「リヒターとトゥオンブリー 新作エディション展」 ワコウ・ワークス・オブ・アート

richter
ABDALLAH (917-32), 2010, lacquer behind glass, 33 x 33 cm (frame size)

「リヒターとトゥオンブリー 新作エディション展」 WAKO WORKS OF ART 5月7日~6月4日
http://www.wako-art.jp/top.php

ゲルハルト・リヒターの、ガラスとラッカーを用いた作品「アブダラ」のシリーズと、サイ・トゥオンブリーのドライプリント作品「チューリップ」のシリーズが展示されている。
初台から六本木に移転して、初めて行ってみたがスペースも初台の2~3倍はあるだろう。
同時に二人展が余裕で開催できる広さはやっぱり嬉しい。

トゥオンブリーの方が作品数も多く、スペースも広かったけれど、やはりぐっと来たのはゲルハルト・リヒター。
ガラスにラッカーで描いたガラス絵のシリーズは今回初めて見たが、色彩の魔術師(使い古された言葉で申し訳ない)というべき、ストロークと波を打った色面の美しさ。
彼は完全にラッカーとその色を掌握していた。

一見すると適当にぐにゃっとラッカーをひねり出したかに見えるが、その実、計算しているに違いない。日本にも幕末から明治にかけてガラス絵が長崎あたりから入ってきた。
まさか、リヒターが日本のガラス絵にヒントを得たとは思えないが、手法としては同じで、ラッカーという画材、あちらは風景などの具象画で、リヒターは抽象絵画という違い。

5点程ガラス絵のシリーズが並んでいる中、私の一番好きな作品が本展のDMにも採用されていて嬉しかった。タイトル「ABDALLAH(917-32)2010年。
そして、これらのガラス絵と垂直に、グレートーンの抽象画が1点展示され、このコーナーをしっかりと引き締めていた。実に上手い展示。

トゥオンブリーのチューリップ作品はみな黄色だが、Dry print(ドライプリント)という技法に注目。
他ではあまり目にしない手法で、写真を版画のようにするのだろうか?
ギャラリーの方にお尋ねしてみたが、ちゃんとした説明が戻って来なかった。

ぼかしやゆらぎの入った画面はかさっとした紙面で、植物、お花という瑞々しい対象が、乾いた状態になっているのには惹かれない。ビビッドな画面の方が個人的には好み。

この二人展、私の中では断然リヒター。
そして、観るたびに全く趣向の異なる絵画なり写真を繰り出すゲルハルト・リヒターにこれまでになく強い関心を持った。
本人の公式サイト → http://www.gerhard-richter.com/
来年2月に80歳を迎えるリヒターは今秋10月にロンドンのTate Modernで展覧会が開催される。パリとベルリンでも回顧展が予定されているようだが、そちらについての案内はまだ出ていない。
Gerhard Richter: Panorama
Tate Modern, London, UK
October 06, 2011 – January 08, 2012
回顧展のようなものなのか、単なる個展なのか。全貌が分からないがリヒターを一度まとめて観る機会となるなら行ってみたい。

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よし様

こんばんは。

本当に、この作品素敵でした。
5つくらいある中で、このガラスペインティングが一番
色彩的に好みでDMにも使われていたので嬉しくって。

百花繚乱とはまた違った美しさですね。

おはようございます

たびたび見せていただいております、 こちら素敵ですね。
現代美術 はなんかピカピカで馴染みにくいのですが、これはいいですね。
この前の百花繚乱と併せてみると どちらも素敵です。
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