スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

生誕100年 坂本善三展─「グレーの画家」への道─ 熊本県立美術館 はじめての美術館86

阪本
「生誕100年 坂本善三展─「グレーの画家」への道─」 熊本県立美術館 5月14日~6月26日

細川家
「細川コレクション 永青文庫の知られざる名品展」 熊本県立美術館 5月14日~6月26日

熊本に赴いた目的は、熊本市現代美術館の「水・火・大地 創造の源を求めて」展ともうひとつ。熊本県立美術館の建物にあった。
建築史家の藤森照信著「特選美術館三昧」掲載の美術館全訪問を目指していて、未訪の美術館もいよいよ残り少なくなってきた。その未訪美術館のひとつが、前川國男設計の熊本県立美術館。

熊本県美4

熊本県美3


熊本にはなかなか行けないと思っていたが、ついにチャンスが巡ってきた。前川國男の建築と言えば、都内だと現在改修中の東京都美術館や東京文化会館を思い浮かべる。
藤森氏によれば、熊本県美の建築での見どころは仕上げに使用されている打ちこみタイル。前川が手がけた中では、この熊本県美と埼玉県立博物館の打ち込みタイルの出来栄えがベストなんだとか。

玄関でも中に入っても、ワッフルスラブ(twitterで教えていただいた)の天井にまず目が行った。竣工は昭和51年(1976年)なのだが、その古さを感じさせないのは件のタイルのおかげかもしれない。

熊本ワッフル

熊本県美


熊本城公園の一角にあるこの美術館は、敷地が傾斜しているため、その傾斜を利用し周囲の緑と調和させた建築になっている。遅めのランチはこの美術館のレストランでいただいた。

展覧会は、熊本を代表する洋画家の一人として知られる坂本善三の色彩豊かな初期作品や、戦後間もない頃の静物画、そして、抽象画へと向かう過程の作品により「グレーの画家」と呼ばれる変遷をたどる内容。
初期の具象画が、徐々に抽象へと向かう過程は非常に興味深かった。戦前、戦中、戦後と戦争を挟んではいるが、彼の作品に大きな戦争の影響を見つけることはできなかった。
1点、観たいと思った作品が展示されていなかったが、この1点はこの後行った熊本市現代美術館の「パブリックアートから見た坂本善三」展で展示されていた。、県内の美術館で連携しての展覧会開催は珍しい試み。

もうひとつは、細川コレクション永青文庫展示室で開催されている「細川コレクション 永青文庫の知られざる名品展」。展示作品数は少ないながらも、初公開作品がいくつかあり、うさぎの立体前立てが付いた兜に仰天した。かわいい・・・。細川護立は、日本画家や洋画家のパトロンでもあったので、こちらでも日本画のめったと観られない珍品名品に出会えて嬉しい。永世文庫展示室へは、いったん本館建物から外に出て、離れのような併設の別棟入口から入るのは、晴れの日は良いが、雨の日はちょっと面倒。それとも、中でつながっているが敢えて、外からでないと入れないようにしているのだろうか。

細川コレクションと言えば、京都文化会館で今後年2回、細川コレクションを展示する企画展を開催する提携が決まった。熊本でなく京都というのは意外だが、一人でも多くの方にこの素晴らしいコレクションを見せていただけるなら、喜ばしいことだと思う。

地下には、考古展示室もあって熊本県内の遺跡が展示されていたり、ご当地熊本出身の版画家、浜田知明展示室もある。浜田知明展示室では、ご本人によるコメントが作品キャプションになっていたり、インタビューがパネル展示されていて、熊本ならではの展示を楽しめた。

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。