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「シュテーデル美術館所蔵 フェルメール≪地理学者≫とオランダ・フランドル絵画展」 豊田市美術館

フェルメール


「シュテーデル美術館所蔵 フェルメール≪地理学者≫とオランダ・フランドル絵画展」 豊田市美術館 6月11日~8月28日
http://www.vermeer2011.com/index.html

豊田市制60周年記念の本展は、地元中京テレビの協賛で広報効果絶大なせいか、私が行ったのは開幕2日目にも関わらず大盛況。初日は記念講演会で1600人の入場者、2日目も開館以来の入場者レコードを更新したとか。。。

展覧会の見どころや主要作品の解説は上記公式サイトや以下の中京テレビの展覧会サイトにも詳しいので省略。
http://www.ctv.co.jp/event/vermeer/

この展覧会は、豊田市美に巡回する前3月3日~5月22日の期間、東京渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催され、本展は巡回先になっている。
Bunkamura で先に本展を観ていたが、震災の影響もあり東京で観た時の方が観客が少なくゆっくりと鑑賞できた。
そして、豊田市美とBunkamuraでは箱、展示空間がまったく異なる。
豊田市美は元々、近代現代美術のコレクションを中心にした設計と聞いているが、1階の展示室の天井はかなり高く、照明も比較的高い位置に設置されている。
そして、今回出展されている作品はサイズの小さなものが多い。大空間に小作品。そしてフラットな照明。
国立新美術館の開館記念の展覧会を思い出させるような照明による反射のため、作品の見えづらい個所がいくつもあった。手で照明をさえぎって反射を防ごうとしたけれど効果なし。

また、この時代の室内画は黒っぽい色調の作品が多いが、照明の影響でより黒く沈んで何が描いてあるのか相当近寄らないと見えなかったり。。。

展示に関しては、Bunkamuraの方が観やすかったし、落ち着いた雰囲気で良かった。ここは天井高が低いので、今回出展されているような作品の展示にはマッチした箱だと思う。

シュテーデル美術館はドイツ・フランクフルトにある美術館だが、今回90点が初来日ということだが、主要作家のほとんどの作品が出展されているのがすごい。

ニコラス・マース、オスタード、コルネリス・ド・ヘーム、フェルディナント・ボル、カスパール・ネッチェル、アールベルト・カイプ、ヘンドリク・ファン・フリートなどオランダやロンドンのナショナルギャラリーでオランダ絵画のコーナーに必ず出ているような作家の作品がほぼ出そろっている。

呼び物のフェルメール以外で、これはと思ったのはヤン・ステーン「岩を打つモーセ」1648~53年、フランス・ハルス「男の肖像」1638年、ヤン・ブリューゲル(子)「楽園でのエヴァの創造」1630年代頃、レンブラント「サウル王の前で竪琴を弾くダヴィデ王」1616年頃~40年代後半。

そして、中で一番見ごたえがあったのは、オランダ風景画と言えばこの人ロイスダール(ライスダールとも言ったり)の風景画が何と6点も来日していること!

東京でも豊田でも、ライスダールのこの6点はやっぱり何度観ても良かった。
特に「2羽の白鳥のいる森の湖」「海のある森の風景と接近する嵐」、「滝のあるノルウェーの風景」。

まさに教科書で観るようなオランダ・フランドル絵画の作品群である。

フェルメールの地理学者は、今回の来日で初めて観ることができた。
現在、京都市立美術館の「フェルメールからのラブレター展」において、「手紙を読む青衣の女」「手紙を書く女」「手紙を書く女と召使」の一挙3作品が来日している。
本展の地理学者と合わせて4点が来日中ということになる。

上記3点中、未見なのはワシントン・ナショナルギャラリー所蔵「手紙を書く女」なので、今年は「地理学者」と合わせて2点も未見作が国内で拝見できるのはやっぱり嬉しい!
そして、≪地理学者≫は男性半身像を描いたわずか2点のうちの1点。
もう1点は、ルーブル美術館蔵の≪天文学者≫で、両者は対の作品と言われている。

≪地理学者≫では、地理学者の上着の色は青で、襟元は赤。明暗は、この作品以後簡略化されていると言われている。ゴブラン織りの緻密な描写や壁のデルフト焼きのタイルなど、当時の工芸品が画中に盛り込まれている。
地図や地球儀は大航海時代を迎えたオランダの当時の様子を象徴し、唯一の登場人物である地理学者はコンパスを手にする。

会場には絵画に描かれている1695年頃の地図Gファルク≪ファルク ヨーロッパ図≫神戸市立博物館蔵や≪ファルク地球儀≫、≪ファルク天球儀≫が一緒に展示されているので、実際のものと描かれているものを見比べたり、ディテールを確認しても楽しめる。

平日もお客さんがかなり来場しているようなので、できるだけ早目のお出かけをお薦めします。

そういえば、美術館裏手にフェルメールタクシーの待機所ができていたのには驚いた。
西三河地方は車がないと生活に不便なので、大半の方がマイカーで来館されているせいか、タクシーは暇そうでした。最寄りの豊田市駅まで歩いても15分かからないと思うので、なかなか使う方がいないのかも。

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