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2011年6月18日鑑賞記録

本日も曇天→小雨→曇天とど真ん中の梅雨模様。
そして、3日連続の頭痛に悩まされ連日投薬で凌ぎつつ、本日も適度に徘徊。
以下、簡単な鑑賞記録です。

1.特集陳列 「海外の日本美術品の修復」 東京藝術大学美術館 6月19日まで
http://www.tobunken.go.jp/info/info110607/info110607j.html
海外の美術館・博物館が所蔵する絵画4点と漆工品4点を所蔵機関に返却する前に一般公開。入場無料で、海外に出て行ってしまったお宝を拝めるのだから非常に貴重な機会。二度と再び見えることのない作品もあるだろう。
中で、気に入ったのは、
・四季花鳥図 狩野松栄筆 6曲1双 ブルックリン美術館(アメリカ)蔵
・源平合戦図 6曲1双 ベルン歴史博物館(スイス)蔵
・竹に雀図 6曲1双 荒木寛一筆 ベルン歴史博物館(スイス)蔵
特に「竹に雀図」は「源平合戦図」の裏に貼られていて、今回別作品として表具・表装を付け直し修復している。
狩野松栄の「四季花鳥図」も様々な草花が散りばめられ、修復したばかりなのでとても美しい。
・花鳥螺鈿枕 1基 ライデン国立民族学博物館(オランダ)蔵
枕に引き出しが付いているのに目が釘付け。しかも、螺鈿細工の美しいことと言ったら。枕が高すぎるのは気になるが、一夜を共にしたい。

2.「伝統・現代・発生」ドローイング展 東京藝術大学美術館陳列館 6月19日まで
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/current_exhibitions_ja.htm
東京藝大と中国中央美術学院の教員などによる伝統を現代表現として展開したドローイング約50点による展覧会。
目に留まったのは、臼井英之、松下徹、西山大基、廣川惠乙、大石雪野、原真一、大西博。そして、お目当ての興梠優護。今回の興梠さんの作品は、背景の下地と下の茶の組み合わせにメリハリあり。いつもの溶けていくような裸婦像が比較的しっかりと形態を留めている。この人はどんどん上手くなっていく。

3.「Beyond」SCAI THE BATH HOUSE 7月2日まで
http://www.scaithebathhouse.com/ja/exhibitions/2011/06/beyond/
中西夏之、名和晃平、イェッペ・ハイン、川上幸之介、ブライアン・アルフレッド、嵯峨篤によるグループ展。
名和晃平と、イェッペ・ハインはそれぞれ、MOTと金沢21世紀美術館で個展開催中。
中西夏之の1960年制作の作品と2000年の作品2点の対比が面白かった。40年経過しても、基本はぶれていない。
イェッペ・ハインのオブジェも良かった。やはり金沢には行こう。
名和さんのドローイングは、今回ピンと来なかった。

4.東博本館 総合文化展
月例講演会「関東大震災からの復興本館ものがたり-国産技術に裏付けられた建築デザイン」
・・・木下史青氏(東博デザイン室長)、加藤雅久氏(居住技術研究所)

総合文化展では、国宝室の「和歌体十種」の料紙装飾の美しさにやられる。他、1階の近代日本画、洋画のコーナーで岡田三郎助「傾く日影(雑草)」、中村彜「海辺の村(白壁の家)」、吉田博「精華」の普段あまり見かけない作品を拝見。日本画では速水御舟の「比叡山」の青に梅雨の鬱陶しさが吹き飛ぶよう。

月例講演会では、関東大震災から、現在の本館建物建築にまつわる数々の逸話や史実を画像や資料を交えて聴講。純国産の建築物だったとは!小屋組み鉄骨、柱は鉄筋コンクリート造。しかも外光を取り入れんとする照明への朝鮮。タイル、銅金具。設計は渡辺仁だが、コンペ2位以下の図面は見つかっているのに、なぜか1等の渡辺の図面だけが見つかっていないという怪。

5.三井記念美術館 館蔵品展 6月19日まで
展示室1では、茶道具の名品の数々。展示室2では長次郎の黒楽名椀 銘「俊寛」
展示室4では、「日月松鶴図屏風」室町時代(重文)をじっくりと。室町時代のやまと絵風屏風はやはり桃山時代の豪華絢爛金ぴか屏風より私の好み。
「源氏物語画帖」醍醐冬基も線の美しい華麗な源氏物語帖だった。
最後の展示室7では江戸末期~明治にかけての作品が。狩野栄信「四季山水図」が断然良かった。縦に観る遠近法描写。離れて見るとより雄大さが分かる。

6.「三井美幸展」6月25日迄、「窪愛美展」7月2日迄、「凝縮の美学 名車模型のモデラーたち 展」8月20日迄 INAXギャラリー
http://inax.lixil.co.jp/gallery/

一番良かったのは、「凝縮の美学 名車模型のモデラーたち 展」。
ブガッティに萌えた。ブガッティと言えば、かつて夢中になって読んだ『鋼鉄の騎士』著:藤田 宜永を思い出す。厚かった、暑かったあの冒険小説は、傑作。

7.松尾高弘 インタラクティブアート展 ポーラミュージアムアネックス 7月10日迄
http://www.pola.co.jp/m-annex/exhibition/

新作「White Rain」2011年、「Aquatic Colors」2009年は、いずれも体験型のインスタレーション作品。
「White Rain」は光だけでなく、音楽も楽しめる。自分の動きに従って光も移動し、音楽も変化する。
そして、「Aquatic Colors」は元ダイバーにとっては海中を思い出させるような、久々に海に沈んでいく感覚を思い出した。鑑賞者が曲面の壁に近寄ったり、触ったりするとそこにクラゲがどこからともなく映像として発生し近寄ってくる。深海にいるような、気持ちが落ち着く。

8.「showcaseshow」第2回 MEGUMI OGITA GALLERY SHOW CASE 6月25日迄
入選:: 高井和夫・冨塚大樹・中井伸治・沼田月光
http://showcaseshow.org/thisweek
個人的には、富塚大樹の作品が一番インパクトがあったと思う。ただ、1名1点のグループ賞では、各作家の個性を発揮させるのは難しい局面がある。個性を相殺しあってしまう危険性をはらんでいる。
できるだけ、ポートフォリオを提出して、他の作品や作品傾向を来場者に知って貰うことが重要だと思う。

1回目の矢野耕市郎さんの陶芸作品は良かった。http://showcaseshow.org/yano 映像学科のご出身で、徳島県の窯元を継承されている若き陶芸家。


9.北野謙「深海 ー世界があることへー」 日本橋高島屋美術画廊X 7月4日迄
「our face 」、「one day 」、「Flow And Fusion」3つのシリーズからセレクトして展示。「One Day」シリーズのラージサイズは日本初公開。
北野さんご本人のサイトで各シリーズの作品画像を観ることができます。このサイト良くできている(以下)。
http://www.ourface.com/japanese/

どのシリーズも良いのですが、どうも私にはぐっと来るものがありませんでした。なぜだろう。客観的には評価できるけれど、主観的判断での好みとは違う。


この後、茅場町のギャラリーSUCHIにて枝史織「-自然、人、不自然-」へ。
こちらは、別記事にします。

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