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2011年6月19日 鑑賞記録

本日終了する展覧会で観ていないものがいくつかあったので、それを観てから国立新美術館の「ワシントン ナショナル・ギャラリー」展へ。大型展かつ印象派と来たら、会期末になると混雑必至、早目に行っておくことにした。

では、本日の鑑賞記録です。

1.「トーキョーワンダーウォール公募2011入選作品展」東京都現代美術館 本日終了
2011年は、平面作品86名、立体・インスタレーション作品6名入選。
このうち、12名の入賞作家の作品が1年間順次都庁の壁に展示され、別途、上記入選者の中から選考があり、「TWS-EMERGING」で展示の機会を与えられる。

1人1点だし、ポートフォリオもないので、1点だけで判断するのは危険だし厳しいけれど、特に気になった作家さんは次の通り(私がリストに☆を付けた皆さま)。
稲垣遊、間瀬朋成、遠山裕崇、岸雪絵、宮崎雄樹、木下令子
次に、気になった作家さん(私がリストに○を付けた皆さま)
有馬莉菜、安藤文也、杉田悠介、鈴木明日香、酒井龍一、森智弘、久保ひかる、佐々木かなえ、森糸沙樹、村上佳苗、江川純太、小林利充

さて、来年のTWS-EMERGINGが楽しみです。

2.「花鳥の美-珠玉の日本・東洋美術」 出光美術館 本日終了
Ⅰ.花鳥が出会う水辺
のっけから、明代の邉楚善「夏景聚禽図」が登場して眼福。さすが、出光美術館。良いものをお持ちです。
水紋の表現、雀達が戯れ遊ぶ姿がとても愛らしい。状態も良く堪能。

青銅銀象嵌柳水禽文浄瓶、朝鮮・高麗時代のものという。近頃、銅の浄瓶の姿に背中がすっと伸びるような感覚を得る。青磁象嵌蒲柳鷺唐子文浄瓶、こちらも同じく高麗時代のものだが、青磁象嵌の優品。
以下印象に残った作品。
・四季花鳥図屏風 伝雪舟等揚 室町時代 右隻 枯淡の風情が絶妙。これに限らず室町時代の屏風絵が一番好き。
・四季花鳥図屏風 山本梅逸 同じ四季花鳥図屏風でも江戸絵画になると全く様相が変わる。梅逸お得意の花鳥図。華麗でありつつ墨とアクセントに藍や赤の使い方が抜群にうまい。

・日月四季花鳥図屏風 室町時代
昨日拝見した三井記念の室町時代の屏風絵と合わせ、日月四季花鳥図屏風を拝む。これは過去にも数回観ていると思う。

Ⅱ.文様の美を競う
・金銅蓮唐草文透彫経箱 室町時代
文様の美を一番感じたのは、この仏具の経箱だった。華曼でもよくこういった文様は観られる。

Ⅲ.富貴花の展開
ここはほとんどが、陶芸作品。田能村竹田の1点の絵画「春園富貴図」が目を引く。

Ⅳ.幻想世界に迎えられた鳥たち
・鳳凰図 サントリー美術館で開催中の「鳳凰と獅子」に出陳しても良さそうな作品。どこか朝鮮絵画には素朴感が漂う。

・「理趣経種子曼荼羅」 勝覚
黄雲母で孔雀と瓜唐草文を描いた料紙装飾が非常に珍しくかつ美しかった。
・色絵鳳凰文共蓋壺 野々村仁清

Ⅴ.人々に愛された花鳥の主題
・谷文晁 「枯木山鳩図」
緑青の美しい山鳩がバランス良く配されている。

・吉野龍田図屏風 桃山時代
左隻に紅葉、右隻に満開の桜。豪華な屏風は桃山時代らしい。四季の花々を愛でる人々の心持が伝わる。

3.「表象とかたち-伊藤熹朔と昭和の舞台美術-」早稲田大学演劇博物館 本日終了
http://www.waseda.jp/enpaku/special/2011butai.html

伊藤熹朔(いとう・きさく)の存在は本展で初めて知る。以下、本展のチラシが素敵な出来栄えで手に取った時から行こうと決めていたのに、最終日になってしまった。
昭和を代表する舞台美術家伊藤熹朔(1899-1967)の舞台美術デッサンやメモ、舞台写真など豊富な資料で、彼の手がけた芝居や音楽劇などの舞台美術の成果を展観する。
伊藤が影響を受けた明治時代の美術思潮、伊藤熹朔の活躍の足跡、伊藤熹朔以後の時代の舞台美術の三部構成。

1967年に満67歳の生涯を閉じるまで、演劇、バレエ、ミュージカル、新派、歌舞伎、映画と幅広い分野で舞台美術家、美術監督として活躍。弟がかの新劇の巨匠:千田是也だから驚く。

舞台衣装デザインも素敵だったが、舞台美術デッサンの緻密さ、そして実際に演じられている様子が撮影されている写真との組み合わせ展示が非常に良かった。更に、ポスターデザインまで手掛けていたらしく、もう目から鱗がボロボロ落ちる。これまで舞台美術と言えば小村雪岱しか知らなかったが、伊藤と小村雪岱、田中良の3名が昭和の舞台美術に残した足跡は非常に大きい。

どれもこれも貴重な作品ばかりで、言葉にならずメモを取るのも忘れて熟視。
こんなに凄い内容で入場無料、しかオールカラーで80ページもある図録が、何と500円!即買い。
村山知義も関係する築地小劇場とか、舞台美術は興味深々。田中良についても、いずれ展覧会があるだろうか。
伊藤と田中、小村はみな、東京美術学校卒業、伊藤と田中2名の卒業制作の自画像が展示されていた。

これは今日のイチオシでした。行って良かった。

この後、ワシントンナショナル・ギャラリー展へ向かったが別記事。16時半頃から空いてくる。

4.白須純『エントランス・オブ・ザ・ワールド』eitoeiko 7月16日迄
http://eitoeiko.com/exhibition.html

大理石にエッチングを施すストーン・エッチング作品を展示。モチーフ別に、蝶類、鳥類、魚類、神話や仏、動物などに展示。色も赤、青、緑、金、銀、オレンジと様々。
5グラム50円だったかな、グラム単位で販売しているのが面白い。
一番小さい作品だと600円位だそう。気軽に購入できるアート作品。プレゼントにしても良さそう。
eitoeikoは初訪問。漸く、行けました。矢来能楽堂とあんなに近いとは!


5.宇田川愛 個展 人形町三日月座 7月3日迄 水曜定休 11時~23時(日曜は18時まで)

宇田川さんは、シルクに版画を施す美しい作品を紡ぎだす方。2009年のキドプレスでの個展以後、作品を発表されておらず、ご自身のサイトも閉鎖してしまわれたので、作家活動を辞めてしまわれたのかと心配していた。
過去ログ:http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-566.html

ところが、突然久々の個展の案内が届き、とっても嬉しくなって初日に行ったが、日曜は18時まで。
宇田川さんは日曜に在廊されるとのことだったが、既に帰られた後で残念。
この人形町三日月座はカフェスペースなのだが、既に閉店していて作品だけささっと拝見させていただいた。
久々に拝見する宇田川さんの世界観はやはり変わっておらず、特にブルーに銀を配した作品は非常に良かった。

来週もう1度行ってみようと思う。
彼女はとてもセンスのある作家さんなのに、制作を辞めてしまうのは余りにも惜しい。女性が作家活動を継続するのは色々とハードルがあるかもしれないけれど、マイペースで良いので、これからも美しくかつ繊細な作品を見せていただけたらと思っている。

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