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「森と芸術-私たちの中にひそむ森の記憶をたどってみよう-」 東京都庭園美術館

森と芸術

「森と芸術-私たちの中にひそむ森の記憶をたどってみよう-」 東京都庭園美術館 7月3日まで
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/mori/index.html

美術評論家であり仏文学者の巌谷國士による監修のもと約180点の美術作品、写真、工芸品、絵本などから「森」そのものを新しい視点からとらえなおし、その美と悦び、意味と重要性について展観しています。

しかしながら、私が行ったタイミングが悪かった。
先週の日曜日13時過ぎに行ったのですが、予想通り来場者がいっぱいで、更に運悪くグループで来ていた来場者とかちあったこともあり、いや、そうでなくても全部の展示室混んでいた。。。とにかく狭い展示室に人がひしめき、出入り口もすれ違うのがやっと。

とても、落ち着いて作品鑑賞できる状況ではありませんでした。
まだしも1階と2階の入ってすぐの広間は良かったのですが、庭園美術館は元々朝香宮家の邸宅であったため、各展示室のスペースは狭い。すぐに人で一杯になってしまいます。

ということで、評判は良いも分かる展示構成でしたが、混雑に嫌気がさして駆け足で観てしまいました。実に勿体ない。

展覧会構成は次の通り。この構成を観るだけでも、いかに多様な観点から「森」を捉え考察しているか分かります。森と一口に行っても、どういった観点で絵画や写真、版画に落とし込んでいくかを観ていくのが面白い筈。
時代とともに、「森」の意味合いが変化していく。それを実際の作品で現代の私たちが追いかけていく。最後は、日本列島の森と題して、岡本太郎の沖縄や出羽三山などの写真とともに、もののけ姫の背景画も。
そして、美術館入ってすぐの左側には、東大総合研究博物館のモバイルミュージアム、森のカメラ・オブスクラが。これが、一番インパクトがありました。

ところで、現代の私たちが観る「森」のイメージについて触れられていなかったのが残念。あくまで、日本列島の森としての表象を捉えていたのですが、実際、東京という大都市に住む人々は森について何を考え、どう観ているのか。庭園美術館のお庭は森とは違うように思います。
数多くの来場者は、今の環境においてどんな「森」のイメージを持ち、それを写真や絵画・版画で表現するとどうなるのかが気になりました。

第1章 楽園としての森
第2章 神話と伝説の森
第3章 風景画のなかの森
第4章 アール・ヌーヴォーと象徴の森
第5章 庭園と「聖なる森」
第6章 メルヘンと絵本の森
第7章 シュルレアリスムの森
第8章 日本列島の森

個人的に良かったのは、
第1章:ギュスターブ・ドレの版画、ミルトン著『失楽園』より。メゾチント2点。

第2章:ヘンリー・フューズリ 森:「真夏の夜の夢」第四幕第一場、アンリ・ファンタンラトゥール「二人のオンディーヌ」

第3章:ディアズ・ド・ラ・ペーニャの2点、特に「フォンテーヌブローの森の小径」、クールベ「オルナンの渓谷」全て、山寺後藤美術館蔵。恐らく過去にも観ていると思うが、やっぱり良いと思う作品は何度観ても同じ。

第4章:ギュスタブ・モロー「恋するライオン」

第5章:川田喜久治「聖なる森」シリーズ。川田のこのシリーズは初めて観たので、もっとじっくり観たかったのだけれど、生憎この部屋は凄く狭くて、とてもじゃないけれど、立ち止まってゆっくり観られる状況ではなかった。

第6章:第6章が一番気に入った。本展は、主として町田市立国際版画美術館所蔵の版画作品が一番多く出展されているが、このコーナーでは多色石版や多色刷木口木版の貴重で美しい挿絵本がずらりと並んでいた。
どれもこれも甲乙つけがたく中でも、アーサー・ラッカム、カイ・ニールセン、エドモン・デュラックの童話挿絵が良かった。

第7章:シュルレアリスムで森と言えば、やはりマックス・エルンストをすぐに思い浮かべる。ということで、彼の作品が最も多く出展されている。他には、ヴィフレド・ラム「秘密の儀式」宮崎県立美術館が気になった。

本展主旨とは関係ないが、庭園美術館には会期早目に行った方が良い。分かっていながらいつも遅くなってしまって結局、混雑に巻き込まれ辟易するというパターンを何とか変えたい。
次回展覧会「皇帝の愛したガラス」展の後、建物公開を行い、11月より同館は改修工事に入るため休館となります。リニューアルオープン時期は現段階では発表されていません。→ http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/index.html

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