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「路上 On the Road」 東京国立近代美術館

路上

「路上 On the Road」 東京国立近代美術館2階ギャラリー4 7月31日まで
美術館サイト:http://www.momat.go.jp/Honkan/On_the_Road/index.html#outline

毎回エッジの効いた内容・企画とデザイン性の高い小冊子の無料配布が楽しみな東近美ギャラリー4の常設企画展。

今回は、あの「ヴィデオを待ちながら」をキュレーションされた同館美術課長の蔵屋美香氏のキュレーションによる「路上」をテーマとした展覧会。

ビート・ジェネレーションのバイブル、ジャック・ケルアックの小説『路上』(1957年)にタイトルを借りたこの小企画では、長い距離と長い時間という二つの要素を、いかにして圧縮し、美術作品の限られた形の中で表現するか、という課題に取り組んだ、作品の中から写真、絵画、映像の約30点を紹介。~展覧会サイトより引用。

まずは、岸田劉生「道路と土手と堀』と東山魁夷『道』に観る、道が行きつく先にある消失点の位置によって、どんな効果が生まれるのかを考えさせられる。
劉生の「道路と土手と堀』は大好きな作品であるが、なぜ彼が平坦な道路でなく上り坂を描いたのかを考えたことがなかった。
しかし、消失点の位置関係の問題についての解説を読んでいくと、劉生は敢えて鑑賞者の眼前に立ちあがる画面を見せたかったようだ。そこには、二次元世界である平面絵画の中での奥行、三次元化を試み8ようとしたのかもしれない。2点を横並びさせたことで、同じ道をモチーフにしているものの、その違いがよく分かった。

次に、野村仁の道路に描いた時刻を撮影した一連の写真群『道路上の日時』1970年。
物理的な距離感とともにもうひとつ重要なのは時間軸の問題である

本作品は道路に白墨?で日時を書き込み、その日付が観えなくなるとまた次の時間を描いた映像作家さん。

荒川修作『アルファベットの皮膚』。
画面は大きく縦に3つ、横に3つに分割される。最上段はタイヤの痕跡。
真ん中には大きな窓(思わず森美術館で開催中のフレンチウィンドウ展を思い出した。

そして、奈良原一高のピンホールカメラを使用した写真「ブロードウェイ」シリーズやラウシェンバーグ『ポテトキッズ』1971年、ラウンシェンバーグは、m道に落ちている段ボールを拾って、壁にかけることで作品化した。
荒川修作『アルファベットの皮膚』、彼の絵画はいつも理解不能だったが、今回解説によって漸く何をしたかったのかが分かった。こうして作品を読み解けるようになると、俄然鑑賞も楽しくなる。

また、本展最大の見どころは、木村荘八の著作『銀座界隈』附録として出版された『アルバム・銀座八丁』(撮影:鈴木芳一)の道路の両側を撮影し、再構成したもの「4.5メートル)とアメリカのアーティスト、エド・ルシェーが制作した『サンセット・ストリップ沿いのすべての建物』長さ7.5メートルの写真集だろう。両者がケースに仲良く並ぶ。本展の小冊子がこの写真集と同形式で横長で、途中貼り付けされている甚大な手間を考えると、一体どれだけこの小冊子にかけているのか・・・想像すると恐ろしい。
木村作品の方が、ルシェーより12年前に手がけている。

大正時代の古き良き銀座や建物。お店の名前はそのまま健在という店舗が多い。
左右が中央に立つと立ちあがってくるような感覚を平面で行おうとしたのかもしれない。

好企画で色々考えさせられるとともに、作品の観方を教わった気がします。

*7月2日加筆・修正。昨夜睡魔に負けて、間違いだらけの内容でアップしてしまいました。申し訳ございません。

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東京国立近代美術館で「路上 On the Road」展を観た!

東京国立近代美術館で「路上 On the Road」展を観てきました。「ギャラリー4」で開催されている「小企画展」です。毎回、なかなか切れ味の鋭いテーマをたてています。今回で14回目を迎えるという。僕は今まで「寝るひと 立つひと もたれるひと」と「水浴考」を観て、ブ

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