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「日本美術にみる橋ものがたり-天橋立から日本橋まで-」 三井記念美術館

橋

「日本美術にみる橋ものがたり-天橋立から日本橋まで-」 三井記念美術館 9月4日迄 展示替えあり。
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

「橋」ついて、様々な視点から考え、絵画や工芸品、やきものなどから展観する内容です。
ちょうど、7月24日まで開催中のサントリー美術館「鳳凰と獅子」展の「橋」ヴァージョンと言ったら分かりやすいかもしれない。

構成は次の通り。

展示室1・2 「工芸に見る 橋の意匠」
・≪蒔絵東海道五十三次図箱≫明治時代 大阪市立美術館蔵 明治の工芸はやっぱり凄い!仰天の技
・≪住吉蒔絵硯箱≫山本春正 江戸時代 名古屋市博物館蔵
・≪八橋蒔絵硯箱≫ 桃山時代 サントリー美術館蔵
・≪志野茶碗 銘 橋姫≫ 桃山時代 東京国立博物館

特に工芸や絵画の世界で橋と言えば、伊勢物語と源氏物語に登場する橋の作品に事欠かない。いかに古来より美術と文学が密接に結びついていたかということ。そう思うと、コンテンポラリーアートと文学の結びつきって薄くなっている気がする。

展示室3 「橋にちなんだ茶道具取り合わせ」
ここでもやっぱり≪志野茶碗 銘 宇治橋≫ 桃山時代 志野茶碗が重なったのはたまたまだろうか。

展示室4 「神仏の橋、名所・文学の橋」
<神仏の橋-天界・浄土とこの世の架け橋->
展示期間は7月21日で終了してしまいましたが、雪舟の国宝≪天橋立図≫京都国立博物館が登場。何度観てもいい。
≪二河白道図≫は極楽浄土と現世の橋渡しの図。眼前に展開されるとリアルなイメージになって洗脳されそう。

<神仏の橋-聖俗境界の橋->
・≪八坂法観寺塔絵図≫室町時代 法観寺鞍 (重文)
奇妙な絵だった。八坂の塔の近くにひときわ大きな僧侶が描かれている。かつて鴨川を境に西側は聖なる地とされていたらしい。八坂の塔を中心に東西の地の役割が違っていたとは。

<名書・文学の橋>
・≪柳橋水車図屏風≫6曲1双 MOA美術館 前期(8月7日迄)は左隻、後期(8月9日から)は右隻を展示。
この作品は2つ揃ってみるのとバラバラで観るのとでは、迫力も作品価値もかなり違う。2つ揃ってはじめて1つの作品と言えるものなのに、1つずつ観るのでは魅力が半減。せっかく素晴らしい屏風絵なので、2つ一緒が良かったのに残念。

・≪奈良絵本≫俵藤太 上巻 栃木県立博物館 滋賀県の瀬田唐橋が描かれている。

展示室5 「諸国の橋」
広重「東海道五十三次」や北斎の「諸国名橋舟覧」など浮世絵を中心にして各地の橋を観ていく。

気になったのは、≪尾張名書図会 全編四 「裁断橋」≫1冊 名古屋市博物館
裁断橋ってどこにある橋だったのだろう?そして今現在も残っているのか。名古屋にいて一度も聞いたことがない。

展示室6 「橋の番付 日本大橋尽くし」
相撲番付ならぬ橋番付。何にでも順位付けしたくなるのは江戸時代からだったのですね。

嬉しかったのは、19世紀に東西あわせて日本の橋の長さ第1位は、何とわが地元愛知県岡崎市にある矢作橋だった!
矢作橋は現在ももちろん存在している。江戸時代は「岡崎矢はきのはし」という表記になっている。

展示室7 「京の橋・江戸の橋」
江戸の橋を描いた≪江戸景観図≫国立歴史民俗博物館 は見事。7月21日で展示終了。
ワイドかつ立体的に西洋画技法で描いている。
≪隅田川風物図巻≫は、昨年江戸東京博物館で開催された「隅田川」展でも出展されていた。

他に三井記念美術館がある日本橋を描いた笠松紫浪≪日本橋≫和泉市久保惣美術館が良かった。

前後期でかなりの作品が入れ替わるので、再訪します。
*ここで記載した作品も前期のみの展示作品が多いのでご注意ください。

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