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「あなたが選ぶこの一点」 足立美術館

続き物に弱い。
先日和歌山で開催中の藤本由紀夫展の記事にそう書いたばかりです。

今回も続き物のお話。

テーマは横山大観の「無我」。
日本画通の方はご存知かと思いますが、横山大観は「無我」というタイトルで同じモチーフの絵を3点遺しています。

私が一番最初に「無我」を見たのは東京国立博物館でした。
日本画にはとんと疎い数年前のことです。
しかし、その絵に描かれた妙に存在感のある童子の姿に目を奪われ、思わず足を止めました。

そして、2枚目の「無我」とは5月に行った長野市内の水野美術館で。

ここまで来たら、最後の1枚も見ないと気がすまない。
あ~またか。
最終回見ないで終われますか。
3枚目の「無我」は安来(やすぎ)市の足立美術館にあります。

更に、minnetさんがご自身のブログで「日本画のおすすめ美術館」の1つとして水野美術館、山種美術館と共にこの足立美術館をおすすめされていたのも頭に残ってました。


という訳で、はるばる島根県安来市まで行ってしまいました。


足立美術館は大観のコレクションで有名ですが、5年連続日本一に選ばれた50,000坪という広大な日本庭園でもつとに有名。

折しも同館では現在夏季特別展として「あなたが選ぶこの一点」が開催されており、「無我」が見られることを事前にチェックした上での訪問です。

名庭を臨みつつ、長い回廊を進んでいくとお目当ての日本画展示室は2階でした。
まずは前座と言わんばかりに小展示室にて「日本画のなかの子供たち」を鑑賞します。

<主な出品作品>
横山大観「小春日」「春日児戯図」
竹内栖鳳「江南春寺静」
鏑木清方「春游」
小杉放菴「金時」

春日コドモ

*「春日児戯図」

続いてお目当ての「無我」がある大展示室へ。

まず目に入ったのは、榊原紫峰の大作2点。
榊原紫峰については全く知らず、今回初めて気になった画家です。
日本画ながら、その2点の作品は洋画のような大胆な構成の作品でちょっとジャングルっぽく、力強かったです。

いつもは一点一点順序良く眺めるのですが、今回はざっと全作品を見ることにしてから、気になる作品を中心にじっくり見直す方式にしてみました。
大展示室はぐるりと一周できるようになっていたので、流れに逆行せず2周することが可能でした。

待ちきれず「無我」の前に。

むむむむむ。
ちっさ~い。

無我


まるで、ルーブルで「モナリザ」を見た時のよう。

3点並べて見た訳ではなく、あくまで私のおぼろげな記憶だけが頼りなのですが、東博の「無我」も水野美術館の「無我」も足立美術館にある作品の2倍以上あったような・・・。

作品自体は、きりっとしていてこれまた見た瞬間の印象ですが、水野美術館にあったものより緊張感があって私は好きです。

やはり、3点見た中では大きさ、作品の完成度から言って東博のものが一番かなぁ。
出光美術館で「風神雷神図」を3点まとめて展示していましたが、大観の「無我」も是非並べて見てみたいものです。


さて、他の名品の中で印象に残ったのは上村松園の「娘深雪」。

みゆき


浄瑠璃作品を基に描かれた作品ですが、まるで生きているかのような存在感。
振り返る姿が何とも色っぽく切ない。
美人画が好きとか嫌いではなく、心底感心しました。


大展示室を出ると、自分が選んだ1点を投票します。
最新ランキングが美術館のHPに掲載されていますが8/23現在の状況は

【1位】横山大観《雨霽る》

雨


【2位】横山大観《冬之夕》

【3位】上村松園《娘深雪》

【4位】横山大観《無我》

【5位】平山郁夫《祇園精舎》

【6位】横山大観《曳船》

【7位】榊原紫峰《青梅》

【8位】橋本関雪《猿》

【9位】川端龍子《獻華》

【10位】川端龍子《愛染》


私はやはり、ここを訪れるきっかけとなった「無我」に投票。
この他上位10位の中では、同じ大観の「曳船」が良かったです。


オークラのアートコレクションの投票時には自分の名前や住所を書き忘れて作品番号だけ書いて投票してしまったので、今回はしっかり住所と名前を書いて投票してきました。

オリジナルミュージアムグッズ当たらないかな~。

次回へ続く。

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Minnet様

こんにちは。

山種美術館より早く足立美術館へ行こうとは、5月の時点では思ってもみませんでした。

駅からは美術館の送迎バスを利用しています。
電車の乗継が発車時刻ギリギリだったため、美術館に電話したら2分程度ならお待ちしていますとのこと。

ホームに降りたら改札に運転手さんがお出迎えして下さいました。

こんばんは

こんばんは。
足立美術館で日本画の名品を楽しまれたようですね。駅から送迎バスを利用されたのですか。
私も《無我》の揃い踏み展示、大賛成です。
ここは大観コレクションで有名な美術館だけあって、さすがに大観の作品が上位を占めていますね。
上村松園の「娘深雪」は、私もいつか見たいです。

リンクありがとうございます。私の記事を紹介していただき、大変恐縮しています。
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