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京都、奈良、大阪、長崎、福岡、熊本 駆け足の美術館への旅 後編

前回の続きです。

福岡で1泊、幸いというべきか私がホテルにチェックインしてすぐに大雨が。
外に出るのも面倒なので、ホテルの夜泣きそばサービスなどで簡単な夕食を済ませ、早目の就寝。
さすがに、疲れがどっと出て7時に起床の予定だったが、2度寝して9時になっていた。

8月20日(日)
起きた時には雨はやんでいてほっとする。
福岡県美の「高島野十郎展」に行こうか迷ったが、駅から10分歩くし、荷物は預けないといけない、更に寝坊が重なったので、朝食を天神駅近くですませ、西鉄で久留米に向かうことに決める。

目的地は、石橋美術館。
西鉄の特急(特急券不要)で福岡天神駅から久留米まで30分。
バスに5分程度乗って、降りたところが石橋美術館。
石橋美術館といえば、株式会社ブリヂストンの創業者・石橋正二郎が1956年、郷土久留米市に寄贈した石橋文化センターの中心施設として開館。現在は、ブリヂストン美術館も石橋美術館も財団法人石橋財団が管理運営を行っている。

この日は「高島野十郎 里帰り展」の最終日。
美術館の中は、想像以上ににぎわっていて、最初にあった図録が、1周してきたらあと3冊くらいになっていて驚く。急いで1冊確保し、レジで待っている間に残り2冊も貰われて行きました。図録完売。
「高島野十郎 里帰り展」は、高島野十郎の個展としては過去最大級のもので、関連資料も含め約150点を展示。未公開作品も30点含まれている。
高島野十郎は、銀座画廊で昨年に開催された展覧会で40点程拝見したが、その時には、それ程強く好感を持った訳ではなかった。
しかし、今回一挙に約150点を見て、写実性の高い画面に残る抒情性、情緒が伝わって来て、じ~んとしてしまった。個人的には静物画より、風景画の方が好き。

そして、野十郎と言えば、「蝋燭絵画」と「月」シリーズ、特に蝋燭は彼の代名詞とも言える作品群。親しい友人やお世話になった知人に1点ずつ渡していたという。
はっきりと制作年代の分かる「蝋燭」作品は少ないが、どうやら晩年に近づくにつれ、炎の色が明るくなっている。1枚1枚、1つとして同じ蝋燭はない。
「蝋燭」作品は、本館ではなく別館で照明を落とし、展示壁面を黒っぽい色にして、横一列に並べていた。
暗い部屋に、絵画の蝋燭が並ぶ様は、本当に蝋燭が並んでいるかのようで、並べて見るとそれぞれの差異も分かりやすくとても良かった。

別館では、近代洋画コレクションの作品が常設展示されていた。
先日、横浜そごうで観た藤島武二、岡田三郎助、黒田清輝、和田英作、坂本繁二郎、古賀春江、安井曾太郎らの作品がずらりと並ぶ。特に藤島武二の《天平の面影》1902年は、青木繁の≪天平時代≫などと同じく、神話やラファエル前派からの影響を多分に感じる作品。重要文化財だが、横浜そごうの展覧会には出展されておらず、石橋美術館で留守番していた。

石橋美術館の前庭、正面にはバラ園が、そして後ろには日本庭園が広がり、その奥には八女市にあったという坂本繁二郎アトリエが移築されている。
庭を散策した後、売店でホットドッグを買って庭で昼食。

帰りは、JR久留米駅までバスで行き(バスは結構出ている)、ついに漸く、九州新幹線に乗って熊本を目指す。
すぐに新幹線に乗れて、あっという間に熊本。
ここまでは良かったが、その後が問題だった。
前夜から翌朝にかけて降った大雨によって、九州横断特急が運休になってしまった。
本当は阿蘇に行って、南阿蘇鉄道に乗る筈だったのが、次の普通列車は接続が悪く、飛行機の時間に間に合わないため、阿蘇は諦めることに。。。

こんなことなら、福岡県美に行けたよ。。。と思いつつ今更引き返せないので、熊本市現代美術館へ向かうことにした。
熊本市現美は2回目。
前回はバスを使ったので、今回は路面電車。電鉄っていうのかな。
九州は、長崎も路面電車が走っていて、市民の足として愛されている感があり。

熊本市現美のファッション展は、あまり興味をそそられなかったので図書室で読書。
そして、トーチカと「慶長の美」という常設を見る。
トーチカは、もろ震災を扱った作品であった。
で、そうこうするうち17時過ぎになり、早目の夕食。
阿蘇に行かなくなったので、最期の夜はちょっと贅沢に郷土料理のお店でコースを頼む。
ビールを飲みつつ舌鼓。
そして、美術館へ戻った時間は19時ジャスト。
噂には聞いていたが、本当にやっていました。ピアノ生演奏!@図書室。
ムーンリバーや荒城の月など、馴染みのある楽曲のピアノ演奏を聴きつつ図書室でまったり。
見上げれば、そこにはジェームス・タレルの天蓋から青い光がこぼれている。
19時半になると、タレルの天蓋の色が刻々と15分間変化するとのこと。
空港行きのバスは、熊本市現美の目の前にあるバス停:通町筋発、19時29分。
という訳で、残念ながらタレルの天蓋の色の変化までは見届けられず、次回への課題となりました。

熊本空港発20時40分のANAで羽田へ戻る。

今回も駆け足旅行となりましたが、特に大阪市歴博「民都大阪の建築力」福岡市美、長崎県美の「菊畑茂久馬展 戦後/絵画」、石橋美術館「高島野十郎里帰り展」の3つは良かったです。

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