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「VERY BEST OF SMMA COLLECTION」 セゾン現代美術館 はじめての美術館89

セゾン

「VERY BEST OF SMMA COLLECTION」 セゾン現代美術館 7月8日~10月2日
http://www.smma.or.jp/exhibitions/2011_summer.html

軽井沢へ行ってから早1ヶ月半を経過しようとしています。もう、夏も終わり。
すっかり、遅くなってしまいましたが軽井沢のセゾン現代美術館へ行って来ました!(7月に)
セゾン現代美術館もかねてより一度は行ってみたいと思っていた美術館で、JR東日本のおかげでやっと行けました。あの1万円きっぷもう1度やってくれないだろうか。。。

1981年にセゾングループの総帥、故堤康次郎氏の収集品を一般に公開するため、当時高輪に高輪美術館を開館(品川のプリンスホテルがある場所かな)。その後、1981年に高輪美術館が軽井沢の地に移転し、1991年にセゾン現代美術館と改称して、現在に至る。
菊竹清訓氏設計による美術館と若林奮氏の基本プランによる庭園という素晴らしい環境の中で、まさに国内外の現代美術の歴史を作品とともに辿れるコレクションを展開している。

噂には聞いていたけれど、こんなに凄いとは・・・。とにかく、コレクションの質の高さに圧倒されまくった。
名だたる作家の作品と言っても、その作家を代表するような名品や大型作品を揃えている。
ことに、海外の現代美術コレクションは、国内有数の質の高さと言って良いだろう。

入口までのアプローチ。
approach


入ってすぐに出迎えてくれるのは、篠原有司男のオートバイに、アニッシュ・カプーアの≪天使≫、そして天井からはお馴染みカルダーの≪錆びたボトル≫。
そして、マルセル・デュシャン≪トランクの箱(ヴァリース)≫が、68点の複製入りで中身とともにガラスケース2鎮座していた。

さて、いよいよ長めの回廊から展示室に向かう。
回廊には、マン・レイの作品が7点ずらりと並ぶがこれだけだと思ったら大間違い。1階展示室にも10点弱のマン・レイ作品がずらり。一体どれだけあるのだろう。

1階展示室に入る前に、左脇に進むと、そこには2つの展示室が。
ここでしか見られない、この作品のために造られたとしか思えない2つの展示室。
手前は私の好きなアンゼルム・キーファ≪革命の女たち≫1992年。
ずらりと14台のスチールベッドが並ぶ。まるで墓標のような光景で背筋が寒くなる。
そして、更に奥へ進むと、マグダレーナ・アバカノヴィッチ≪ワルシャワ - 40体の背中≫1990年が。
アバカノヴィッチの辛い過去の戦争の果てのようなボロボロの背中を向けた立体作品が並ぶ光景に戦慄が走る。
この2つの部屋で、思いっきり寒くなった。すごい、すごすぎる。。。この段階で早満腹感があった。

しかし、まだまだ先は長い。
1960年代~1970年の作家たちの作品を紹介。ジャスパー・ジョーンズ(5点)、リキテンスタイン、イブ・クラインなど。
カンディンスキー≪軟らかな中に硬く≫1927年と≪分割-統一≫1934年、このカンディンスキーは素晴らしかった。
そして、カンディンスキーがあると思えばパウル・クレーまでも2点登場!≪北極の露≫1920年、≪木の精≫1923年。何気なく、セルジュ・ポリアコフ≪コンポジション≫が置かれているあたりも渋い。
ジャン・デュビュッフェに、アントニ・タピエス、とアンフォルメル関係の画家たち(タピエス自身はアンフォルメルの画家に影響を受けた)。
イブ・クライン≪海綿レリーフ(RE)≫、久しぶりにクラインブルーを見る。

ここまでに、ミロもエルンストもある。

ブリジット・ライリーの≪礁―2≫は、ライリーの回顧展の際に作家本人に請われて出品された、ライリーの代表作と言って良い。私がこれまで見たライリーの作品の中で一番良かった。

中2階へ進むスロープの正面に出ました!マーク・ロスコ≪ナンバー7≫1960年。実は、最大の目的はここのロスコ絵画だった。≪ナンバー7≫は、高村薫の小説『太陽を曳く馬』上巻、新潮社の表紙カバーに使用されている。
ちなみに下巻はDIC川村記念美術館所蔵作品。
想像以上に大きな作品で、266.7cm×236.2cmの迫力。光を放つようなその画面の前で、しばし立ちすくむ幸せ。
スロープ横には荒川修作特集なのか、意味のメカニズムシリーズ6点が並ぶ。

もう、これで帰っても良いほど満足していたが、中2階展示室もまた凄かった。

年内に愛知県美術館で始まるジャクソン・ポロック≪ナンバー9≫1950年。エナメルに蜜ろう、これは間違いなく出展されるだろう。
今年亡くなられたばかりのサイ・トゥオンブリー≪ディアナが通る≫に、ジャスパー・ジョーンズが何と4点、サム・フランシスにステラとアメリカ抽象表現主義とその後、というタイトルが浮かぶ。

文中に記載していない名品も多数あることを中記しておきます。
全部は到底書ききれないので、かなり抜粋していて、実際はこの2倍くらいの作品が展示されている。

2階展示室。
やっと見られた、フランチェスコ・クレメンテ!パステル画1点だけど、なかなか国内では見られないので嬉しい。
そして、再びアンフォルメルで、ピエール・スーラージュ。

更に、最近関心が出て来た中西夏之のたとえば波打ち際にてシリーズ2点、宇佐美圭司、ヤン・フォス他。。。横尾忠則、大竹伸朗と続く。


この建物、別荘のような雰囲気を湛えているのも特徴。
サロンスペースでは、ジャン・ティンゲリーの巨大なミクストメディア≪地獄の首都 No.1≫、時間になると演奏が始まる。キーファの≪オーストリア皇妃エリザベート≫、セザール≪TOKYO圧縮≫のバリバリの現代美術作品の中に、重要文化財≪「厨子入木造大黒天立像」≫南北朝時代。これはちょっと異質な存在だった。

屋外の広大な庭園・・というにはあまりに広い-に、イサムノグチや安田侃、アルマンらの野外彫刻がある。
彫刻を探しつつ散策するのも楽しい。

イサム

彫刻2

屋外1

とにかく、その系統だったコレクションの質の高さに脱帽。
これは、次の展示替えに是非再訪したい。軽井沢に行ったら、必ず立ち寄りたい美術館です。

なお、1階にカフェスペースはありますが、軽食程度しかありません。がっつり食べたい場合はどこかで食事をして、ゆったりお茶するのが良いと思います。

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非公開コメント

noel様

本当にすごいコレクションで。
すごすぎると、却って記事が書けなくなるものです。
ようやっと、作品名と作家名だけざざっと挙げましたが、
ここは東京にいる間に再訪したいです。

名古屋から軽井沢はちと遠いので。

まさにベストコレクション

わわ、アップが重なって嬉しいです。本当にすごいコレクションですよね。なかなか気軽には行けないですが、あの場所にわざわざ訪ねて拝見するという行為が正しいような気もしました。キーファー作品には魂を抜かれました...
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