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「磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才」 練馬区立美術館

isoe

「磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才」 練馬区立美術館 7月12日~10月2日
http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/tenrankai/isoe-tsuyosi.html

マドリード・リアリズムと通常のリアリズムの違いが分からない、さっきネットで検索して見たら、マドリード・リアリズムの画家の名前は出て来たが、その特徴、アメリカ・リアリズムもあるようだが、両者の差は分からぬまま。

そんなことで感想を書くのは、何とも情けないので手短に。

初期から絶作までを網羅する展覧会。
なぜ、ここまで写実画を極めようとされたのか、写実絵画のどこに魅力を感じたのだろうか。
展示は、礒江毅の遺した言葉も一緒に添えられている。

写実絵画のあり方について、徹底的に考え取り組んでおられる様子がひしひしと伝わってきた。

作品から感じたのは、スペインの乾いた空気。
日本とスペインでは、空気の質感が異なるので、同じように作品が仕上がらない。
この乾いた空気や土地のせいなのか、描かれているモチーフも枯れているものが多かった。
例えば、野菜や植物、そしてあまり登場しないのだが、人物像は、生きているモデルを使っている筈なのに、活き活きとした生ではなく、静止、死といった時間が止まったような、と同時に生命も止まっているような乾いた印象を覚えた。

写実絵画と作者の主観との関係は、写実絵画を見るうえで興味深い。

特に礒江毅の作品の場合、単なる写実画を超えた、ささやかな作者の意図や主観がするりと入り込んでくる最晩年の作品が良かった。
彼の作品には、硬質な感じも受ける。
最晩年作では、特に構図が面白くなってくる。

本展チラシ表面に採用されている≪鰯≫や≪サンチェス・コタンの静物(盆の上のあざみとラディッシュ)≫などでは、お皿のカーブに沿って鰯やあざみ、ラディッシュが描かれる。
皿とモチーフの構図の上での一体感があるにもかかわらず、モチーフがこちらに浮かび上がってくるのはなぜか。

≪鰯≫では、お皿の白色と背景の壁の白が同じ、そして、お皿に反射する光があたっている部分だけ更に白く輝く。
最後は光さえも手中にしている。ただただ静かな画面だった。

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