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ピカソ展 ルートヴィッヒ美術館コレクション 岡崎市美術博物館

ピカソ看板


今日は月曜日、大抵の美術館はお休みです。
にもかかわらず、私は本日午後より仕事をお休みし岡崎市美術博物館のピカソ展へ行って来ました。

今日は主催者である新聞社ご招待限定の特別開場日だったのです。
ぼんくらな私の誤りで、この平日の特別展招待券を入手してしまい、せっかくのチケットを袖にするのも惜しまれ、仕事を犠牲にした次第。

その甲斐はありました。

欧州随一と言われるドイツケルン市のルートヴィッヒ美術館保有のピカソコレクション880点のうち99点が公開されています。

ピカソはかなり以前から私の好きな画家。
特に青の時代と古典主義の時代の作品が好きで、ピカソと聞くと追っかけたくなる衝動に駆られます。

さて、今回は私が見たことのない作品ばかりで大変新鮮でした。
ピカソは作品が膨大かつ著名なため、割と頻繁に展覧会が開催されているのにルートヴィッヒ美術館所蔵品が日本で公開されるのは10年ぶりとのこと。
どおりで、見たことないはずです。

本展は「剽窃かオリジナルか」を念頭に置きながら作品を鑑賞するとより楽しめること請け合いです。
こんなことを考えながら作品を見るなど昔はできない芸当でしたが、漸く少しは理性を働かせつつ作品と対峙できるようになりました。


作品はほぼ作成年代順に並べられています。

まず初期の作品で注目したのは、「モンマルトルのカフェ」や「オテル・ドゥ・ルエスト、22号室のための習作」。
これがピカソの作品かとわが目を疑う作風です。
モンマルトルのカフェは印象派、後者はロートレック風で私が知っているどの時代の作品にも属さない。
売るためにやむを得ずこのような作品を描いたのかもしれません。

天才は器用でもあります。

気に入ったのは「男の頭部」。
こちらは古典主義的作品、本展の目玉と言われる「手を組んだアルルカン」(画像)の向かい側にひっそりと飾られていました。

アルルカン



中盤では「マリー=テレーズ・ワルテル」の肖像画。
墨とグワッシュで描かれた写実的な1944年の作品です。
マリー=テレーズを描いた作品は数多く見たし、描かれていますが、本来はこんな顔立ちだったのかとこの作品から分かりました。
ピカソが惹かれたのも無理はない、美しさと可憐さを備えた女性だったようです。写真で実物を見た時より、強く印象に残りました。
ピカソの手を通して、より美しく生き生きとして感じたのかもしれません。

「3人の女」、こちらはクレー風。身体がハートや台形で抽象化され、バックは淡い黄色でふんわりした優しい作品。


陶芸や彫刻、特に版画(ルートヴィッヒ美術館880点のうち大半は版画コレクション)が多く展示されていました。
私はピカソの色彩感覚が好きなので、版画はちょっとピンと来なかったのですが一つ目に留まった物が。
「黒い背景のパロマと人魚」。
パロマはピカソの娘ですが、天才バカボンに出てくる「ハジメちゃん」そっくり。

晩年の作品は版画も油彩も裸婦裸婦裸婦。
裸婦の波状攻撃の中、私が気に入ったのは「座る裸婦」1972年。
墨とグワッシュとクレヨンで描かれています。
クレヨン作品が良いと思ったのも本展での収穫でした。

帽子

<帽子をかぶった女の頭部>1962年


会場を出た後、美術館発行のニュースに冒頭に掲げた「剽窃かオリジナルか」についての議論が取り上げられていました。

ピカソは生涯の中で幾度も作風を変えています。
一説によると、スペイン人であるピカソがフランスにより同化するために取った手段だったのではないかと。


剽窃=パクリ。

パクリでもいいじゃない。
パクリも才能の一つ。だって天才なんだもん。


と言いつつも高階 秀爾先生の「ピカソ-剽窃の論理」を読んでみようと思います。


*ピカソ展は10月8日(月・祝)まで開催中。

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マンダラ様

コメント有難うございます。
美術館にはよく行かれるのでしょうか?

今回の展覧会は数あるピカソ展の中でもなかなかのオススメです。
ぜひぜひ、楽しんで来て下さいませ。

アート

ピカソ展は、今度、京都に来るので、またまた見に行こうと思ってます。
時代によって、使う色が違ったり、凝っているらしいモノ(闘牛士の帽子やら)ばっかり書いてみたり、なんか面白いですよね。
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