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「ミラノ宮廷時代のレオナルド・ダ・ヴィンチ展」  ロンドン・ナショナルギャラリー

ダ・ヴィンチ
*『白貂を抱く貴婦人』1490年頃 チャルトリスキ美術館蔵 本展の広告メインに使用されていた作品です。

ブログ休載宣言を昨年末に致しましたが、ロンドン・ナショナルギャラリーで2月5日まで開催中の「ミラノ宮廷時代のレオナルド・ダ・ヴィンチ展」に当日券を入手でき鑑賞することができたので、これから行かれる方の参考に少しでもなるのならと今回記事を挙げることにしました。

当日券無理と思われる方も今なら何とかなるかもしれません。ただ、会期末に向け状況はどんどん厳しくなる一方であることは間違いないでしょう。


日本にいると時間指定の前売券入手という間隔がなく、並びさえすれば観ることができる、そんな風に思っていた私が甘かった。twitterで前売券が大変な人気で既に2011年内のチケット完売という情報を入手。すぐに前売り入手に動きましたが、旅程の方が先に決まっており、1月末のチケットまで前売りは完売で、思わず天を仰ぎました。
ナショナル・ギャラリーに問い合わせして当日券入手しかないと分かり、しかも1日限定500枚と聞いて、一時は諦めたのです。しかし、せっかくロンドンに行くのに観ないで世紀の展覧会を見ずして帰る!ことはできなかった。
出発前に、当日券を入手するにはどうしたら良いかと行かれた方のブログ「英国アート生活」の方のレポを拝見。こちらが大変参考になり、朝早く並べば何とかなるかも。しかも早朝ならどうせ美術館はどこも開いてない・・・そんな風に思い当日券入手にチャレンジすることにしました。

私が参考にした方の経験談によれば19時半到着で170番目とあったのですが、早く行って早くチケット買おうと思い、宿泊先を出発したのは6時45分頃。宿泊先から地下鉄でチャリング・クロス駅に出たのですが、同じ地下鉄で到着したと思われる方が、何やらナショナル・ギャラリーに向かって小走りになっているではありませんか!「ん、もしやこの2人もダ・ヴィンチ展狙い?」と思い、私も急いでナショナル・ギャラリーのセイズベリー・ウィング」出入口(※)に向かいます。ン
※ナショナル・ギャラリーの出入口は複数ありますが、当日券チケットを購入できるブースはセインズベリー・ウィング出入口だけです。
セイズベリー・ウィング到着は7時10分。この時、既にかなりの行列ができていました。ざっと見、私の前には150人弱の方が待っていたと思います。
とりあえず列の最後尾についたものの、後から後からドンドン人がやって来て、5分もしないうちに20人は増えたのではないでしょうか。

ここから先は長期戦が開始。
まずは、持っていたバッグの上に腰をおろし本を読むことにしました。セインズベリー・ウィングと本館の間にある空き地でヘアピンカーブを描いて行列をなしています。もちろん屋外。待っていた場所から後方と先に並んだ方の列を撮影。列は行き止まり部分でヘアピンカーブ状になっていました。

ダ・ヴィンチ2

8時頃だったでしょうか。突然、「hay、leddy!」と声をかけられ顔を上げると、美術館の係の方がチケットの購入数を確認しに来ました。「One」と答えると、水色の表紙の小冊子を渡されます。小冊子は展示構成と各章解説、そして全展示作品とそれぞれ簡単な解説を英文で掲載したもの、海外の展覧会でこうしたものが配布されることは珍しいので嬉しかった!
これで、チケット入手は確定。ほっと胸をなでおろしました。前後に並ぶ方もみな一様に嬉しそうな表情です。

が、ここからが長かった。
後から気付いたのですが、チケットは1人1枚でなく必要数購入可能(1人当たりの枚数制限有無は不明)なので、たとえ、150番目に並んでいたとしても前に並ぶ人が複数枚数購入した場合、500枚到達の可能性もある訳です。
このチケット数確認の結果、500枚を超えた方から、チケット購入できないと申し渡され、購入できない方はここでお別れとなります。
結果的に、大体私の前に150人、後ろに150人位ではなかったかと思います。

8時過ぎから開館までの2時間。
私はその場を動きませんでしたが、前後の方は後ろの人に「Please keep my space.」と声をかけたり、交代で近くのカフェにコーヒーを買いに行ったり、雑誌だけ置いていなくなったりしていました。
3時間も待っていればおのずと前後の方とも会話になってきます。

私の前に並んでいたのは、オクスフォードから朝5時半のコーチ(バス)に乗ってやってきたご婦人で、娘のチケット(娘はいない)とご自身のと2枚を購入するとのこと。しかし娘は母親を寒空に立たせて、何をしているのだろうと思ったり。ご婦人は前日にテートの「リヒター展」を観に行かれたとのことで、リヒターもチケット購入に並んでいたよと貴重な情報を入手。余談ですが、ご婦人に日本に昨年3月11日に発生した大地震のことや原子力発電所の損害について知っているか聞いてみましたが、ご存知なかったのはショックでした。
所詮、日本の事件などそんな程度なのかと、海外に出ると分かることが沢山あります。

ご婦人の前に並んでいたのは、NYから娘とその両親の3人組でいかにも豪奢なご様子だったりと、並んでいる方々のウォッチングもまた興味深かったです。
ご老人がかなり多くて、キャンプ用の折り畳み椅子持参でしっかり腰を据えて待っている方もちらほら。これが、一番正解でしたが旅先の身ではそうもいかない訳で。。。

2時間経過。9時を過ぎたあたりから、どんどん足先が冷えて来ます。冬のロンドンは夜明けも遅く、ちょうど8時頃が日ノ出時間。幸いなことにこの日(1月6日)の最低気温は8度位で日本より暖かかったのが救いでした。
座っていられないくらいで、足のカイロを忘れたことを激しく後悔。
ようやく10時に開館した時には、並んでいる人たちの間から歓声と拍手が沸き起こりました。

が、ここからも長かった。
何しろ、チケットブースはたったの3つ。しかも、当日券も30分単位で時間指定が必要なので普通にチケットを購入するより時間がかかります。
結果的に、ナショナル・ギャラリーに入ることができたのは11時10分頃。
チケットを購入できたのは11時40分で、この時時間指定は17時過ぎのチケットしかありませんでした。
この日は金曜日だったので、夜10時迄開館。また、金曜・土曜以外にも期日限定で10時迄開館する日を設けています。
詳細はこちら
私は、19時半入場可能なチケットを購入し、テート・モダンへと向かい、大英博物館の後、最後にナショナル・ギャラリーに戻って来ました。

さて、19時半にいよいよ入場です。
中は、想像していた通り、混雑していましたが作品鑑賞に支障をきたす程ではありません。
何より皆さん非常に鑑賞マナーが良いのに感動しました。
ほぼ全員の方が絵の中央に長時間仁王立ちすることがないのです。油彩になるほど、中央を避け、左右から眺める方が多いのには驚きました。逆に、そんな中で自分もマナー違反をしてはいけないといつにも増して気を配ったと思います。

全作品93点を地下階の6つの展示室+本館2階ので展観し、セインズベリーウィングのラストに「exhbition cinema」で「岩窟の聖母」や「最後の晩餐」などを解説する短い映像を上映していました。この解説映像を観て(観なくても勿論良い)から「Sunley Room」へ移動となります。
展覧会構成は次の通りです。

ROOM 1: THE MUSICIAN IN MILAN:A QUIET REVOLUTION 9作品中油彩:1点
ROOM 2: BEAUTY AND LOVE:LEONARDO'S PORTRAITS OF WOMEN 12作品中油彩:2点
ROOM 3: BODY AND SOUL:SAINT JEROME IN PENITENCE 12作品中油彩:1点
ROOM 4: PAINTING THE DIVINE:THE VIRGIN OF THE ROCKS 22作品中油彩:2点
ROOM 5: THE MADONNA LITTA:LEONARDO AND HIS COMPANIONS 13作品中油彩:1点
ROOM 6: THE MIRACLE OF TALENT:LEONARDO AND THE FRENCH 7作品中油彩:2点
ROOM 7 : CHARACTER AND EMOTION:THE LAST SUPPER 19点

このうち、ROOM 4でルーブル所蔵とナショナル・ギャラリー所蔵の「岩窟の聖母」が対面式で展示されるという本展最大の見どころがあります。
また、新たにレオナルド作として発見された「サルバトール・ムンディ」は、ROOM 6です。
関連ニュース:http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011071201000115.html

それぞれ、油彩に対してレオナルドが描いたドローイング、デッサンを合わせて展示。また、他作家の関連作品もありますが、油彩、デッサン合わせて7割程度がレオナルドの作品で、日本ではこの先一生かかっても拝見できそうにない内容、いや世界でも2度とないと言われているのも、ごもっともでしょう。
レオナルドの絵画は16点、15点と言われており、そのうち9点を一度に見られたのですから、もう4時間半並んだ甲斐がありました。

各作品の感想はしばらく温めておきます。

*後日画像掲載予定です。

Leonardo da Vinci: Painter at the Court of Milan 
The national Gallery,London Sainsbury Wing
9 November 2011 – 5 February 2012

http://www.nationalgallery.org.uk/whats-on/exhibitions/leonardo-da-vinci-painter-at-the-court-of-milan

ダ・ヴィンチ1

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 レオナルド・ダ・ヴィンチがキリストを描いた油彩画《サルバトール・ムンディ(救世主)salvator mundi》がレオナルドの真作であると認定されたいきさつが、この番組の中で紹介されていたので、この機会にこの画に関するメモを残しておきたい。  レオナルドの絵画が新たに発見されたのは、20世紀初頭以来の大事件であり、その作品価値は、およそ160億円にのぼるという。 この画↑は、右手で天...

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luka様

お疲れ様でした!!!
朝、6時。
でも、私ももっと早く並べば4時間半も並ばずにすんだのにと
思ったのでした。
どっちにしても、時差ボケで5時には目が覚めていましたから。

チケットは1人4枚までなんですね。
安心しました。
さすがに枚数制限ないというのはおかしいだろうと思っていたので。
今回のロンドンはダ・ヴィンチがお目当てだったのでしょうか?

仰る通り、いろいろな面で良い体験であり、一生忘れられない経験となりました。

旅のお疲れ癒してくださいね。
コメント有難うございました!


ダヴィンチ

memeさま
10日に、ロンドンのナショナルギャラリーで並んできました。
memeさんのtwitter や、他の現地の人のブログを検索して、館に着いたのは
朝6時。月が明るかったです。既に前には30人以上いたと思います。
私の後ろに並んだロンドンの方は前日9時にきたら既に券は無く、7時には来るようにと言われたので念のため6時に来たとのこと。
8時半?頃には券が無くなったような気が。
購入は一人4枚までという話を聞きました。
4時間は長かったですが、本を読んで貼るホカロンで耐えました。
10時に列が動いて手に入れたのは、10時半の入場(なるべく早い時間をと聞いたらこれ)で、ちょうどよかったです。

中に入ったら一方通行で戻れないという噂がありましたが、部屋を行ったりきたりできました。

いろいろな面でいい体験でした。

soon-row 様

コメント有難うございます。

立原道造記念館も2011年2月20日についに閉館してしまいました。
私にとって、思い出深い場所で道造の誌と絵画に初めて接した
際の感動は今もありありと残っています。

またいつの日か道造もこのブログも再会できることを祈っています。
これまでご愛読いただき本当に有難うございました。

コニー様

コメントありがとう!
ロンドンはオススメしますが、ダ・ヴィンチ展に並ぶの???
多分、行きたいって言ってるのはロンドンですよね。

私はロンドンが好きです。
パリよりもほっとします。
今回2つの都市をまわって特にそう感じました。

行きたい!

行きたいですぅ!
ロンドンには今度、だんなさんと行こうかと思っているので、参考にさせていただきます。

いまさらながら

いつからかの記憶もありません
たまの上京の折
或いは上京の理由として
幾つかの場所を訪ねさせて頂きました

立原道造
たった一人の検索で
数年来の観客でありました
いずれ,また,お会い出来る日を
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