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「KATAGAMI型紙 Style 世界が恋した日本のデザイン」 三重県立美術館

三重県立美術館で開催中の「KATAGAMI型紙 Style 世界が恋した日本のデザイン」展に行って来ました。

型紙展は東京の三菱一号館美術館⇒京都国立近代美術館と巡回し、三重県美が最終巡回舘となっています。
既に京近美で本展を観たのですが、どうもその時はピンと来ずTwitterにさえ感想をあげずじまい。

型紙の本番、三重でもう1度観たいと思い行って来たわけですが、素晴らしい展示内容と趣向でつくづく三重に行って良かったなと。

同舘では、企画展にちなみ「極小の宇宙 手わざの粋ー伊勢型紙の歴史と展開ー」と題した特集展示を同時開催。
こちらでは、型紙の本場ならでは型紙の歴史と手法、彫りの種類、道具類、更に型染めの着物、印傳、摺絵と陶芸へと様々な分野への展開をあますところなく紹介。道具や資料合わせこちらだけで150点もの展示品とてんこ盛り。
こちらだけ見ても1時間弱は必要でしょう。

更に、土日限定(13時〜16時)で伊勢型紙保存会の方2名による型紙制作実演コーナーもあり。
映像で見るのも良いのですが、職人さん自らのご説明による実演。
周囲を囲む観客の方から質問も飛び出し、双方向のやりとりもあったり盛況でした。
型紙の数だけ彫るための道具がある。
ひとつの模様のために、彫り道具を一から作り始める。
そんなことも、実演コーナーと映像、資料から知った次第。
京都で見た時、型紙の模様をつなぐ細い線が気になったのですが、それが紙を補強するための糸だったと、創意工夫が別の美を生み出す。
残った糸さえも美しい模様のように感じます。

東京、京都の2会場に比べ、会場の広い三重県美では展示されている家具もゆったりと配置。グルグルと好きなものを求め会場内を回れるのも良かったです。

さて、企画展、特集展示を見て日本人と自然の密接な関係を考えさせられました。
型紙で使われる文様の大半は植物、水(海、波)が中心。
身近な自然をデザイン化し、着物、印傳へと展開する日本文化。
海外へとそのデザインは流出し愛されるのですが、こうした自然を取り入れたデザインが日本から伝わるまではなかったのでしょうか?
海外の博物館、美術館での展示品を振り返るにアールヌーボー以前においては、
確かに記憶がない。
西洋では宗教的なもの、中国では吉祥や故事にまつわるモチーフが中心だったように思います。

では、なぜ日本人は自然をデザイン化したのか。
日本人の自然観とはどんなものだったのか。
こうした問題を改めて、関連著書を読んで考えてみたいと思います。

三重県美に行った前日に、滋賀県立近代美術館で開催中の「自然学ー来るべき美学のために」展を観たのも良いきっかけとなりました。

もうひとつ、常設コーナーの浅野弥衛特集がまた素晴らしかったので、こちらもお見逃しなく。

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まとめ【「KATAGAMI型紙 Style】

三重県立美術館で開催中の「KATAGAMI型紙 Style 世界が恋した日本のデザイン」展に行って来ました。型紙展

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