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「七福神〜幸福・富貴・長寿を願って〜」 熱田神宮宝物館

熱田神宮宝物館で1月28日(火)まで開催中の新春特別展「七福神〜幸福・富貴・長寿を願って〜」へ行って来ました。
熱田神宮は元旦から2週間頃まで初詣の参拝客がすごいと聞いていたので、行ったのは会期終了間際。

展示詳細を調べず行ったのだが、これが想像以上の質と量だった。
東京国立博物館、西尾市岩瀬文庫(ここは本当に良いものを持っているが展示スペースが狭いのが惜しい)、敦賀市立博物館など他館や個人蔵を含めて約75点、結構な見応えだった。

いわゆる縁起物の中でも七福神にスポットを当て、その信仰の始まりや派生を資料からひもとくもの。
中でも熱田神宮ならではだなと感じたのは第1章「幸福への憧憬」で日本書紀(熱田神宮蔵)や古事記、万葉集からの引用を紹介。7という数字は古来より縁起の良い数字とされていたそうだ。

第2章「七福神の成立〜室町時代から江戸時代初期にかけて〜」では応挙の七難之図巻を弟子の源
琦が写したもの(やっぱり応挙の方が断然巧い)、梅津長者物語(西尾市岩瀬文庫)、江戸時代の木造狂言面「恵比寿」「大黒」の2面(この2面の違いが解説されていたのは面白かった)などが出ていて、この段階で「この企画展面白い。。。」と思い始めた。

第3章「七福神のプロフィール」では大黒天、恵比寿、毘沙門天、弁財天、布袋、寿老人、福禄寿の各神の来歴などが紹介されている。絵画あり像あり工芸ありとあらゆる美術工芸品の中に七福神は取り入れられ人々が幸福を祈願してきたことが伝わる。ここでは東博所蔵の雪舟「梅下寿老図」(室町時代)が眼福だった。東博常設でもあまり展示される機会のない重要美術品で大幅の軸もの。老人の足下にいる鹿の目つきが何とも言えぬ意地悪さを潜めていて不気味だ。
他には応挙の「西王母・寿老図」、や河鍋暁斎「毘沙門天之図」などだが、忘れられないのは愛知県東浦町の乾坤院蔵「弁財天像」(鎌倉時代)愛知県指定文化財。仏画はかなり観ている方だと思うが、乾坤院の「弁財天像」は琵琶を弾き、画面向かって左側の松には琴が立て掛けられている珍しい図像。音楽を司る神である弁財天をよく表現しているがそれにしても松に琴をたてかける構図は初めて観た。

他には地元若宮八幡社の福禄寿からくり人形。まさかの大きさでからくり人形であるからには動くという。展示では残念ながら動いていなかったが、江戸時代にあんな巨大なからくり人形が制作されていたのかと驚く。

第4章「描かれた福の神〜七福神信仰の諸相〜」では前章の単独で描かれた神々の姿ではなく七福神として七人(?)の神が揃って描かれた姿を描いた作品を紹介している。探幽「七福神図」や錦絵に混じって引札が数多く出展されていたのが目を引いた。引札とは現在でいう広告で、明治時代の商店の広告に七福神が多く引用されているのは興味深い。

第5章「熱田神宮の初ゑびす」、熱田神宮では有名な初ゑびす関連の作品を紹介、ここで注目したのは昭和の画家:石川英鳳「初ゑびす図」絹本著色だが西洋風の軽いタッチが面白い。安城市出身の画家だったそうだ。

第6章「七福神に加えられたメンバー」メンバーなどというとアイドルグループのようだと思いつつ、七福神に加えられたこともある神「字受女神舞踊図」など神社だけに神関係はやたらと詳しい。他館でも同様の企画が昨年から新春にかけ続いているが七福神に加えられることもあった神というテーマはここだけ。

第7章「幸せを招く宝物」ラストは熱田神宮蔵の縁起物の数々でめでたさ満載だった。

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