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新知恩院 木造涅槃像とミニ企画展「獅子・狛犬」 大津市歴史博物館

先日、新聞やニュースで快慶一派作可能性も報道された新発見の新知恩院蔵「木造涅槃仏」とミニ企画展「獅子・狛犬」を見てきました。

木造涅槃仏のニュースは詳細に読んでおらず、ミニサイズという見出しだけが記憶に残っていました。
実際にガラスケースに入った涅槃仏と対面してみると、本当に手のひらサイズ。
しかし、この涅槃仏今まで見たことのない形状をしている。。。なんと胸に水晶がはめ込まれているではないか。
胎内納入物としての水晶はよくあるのですが、胸上部を覆うようなサイズの水晶がぴたっとはまっているのには驚きました。木造の涅槃仏というだけでも珍しい(よく見かけるのは大体金銅仏)のに、造作が細部にわたって細やかで、特に手や足の指先はしっかり5本の指が彫られている。また、左の衣の袖は、かなりの薄さで彫り上げられていて極めて出来が良い。また、身体には戴金も施されており金はよく残っていたので、大切に保存されてきたことがよくわかります。

詳細な解説(大津市歴史博物館の公式サイトに掲載されています)を読むと、右手が屈臂してやや頭部の方に近づけているのは珍しく古様式とのこと。

また、この涅槃仏様を乗せる台座には4方を12面、迦陵頻伽、獅子、虎、白像、龍、鳳。兎、猿、牛、馬などの動物が彩色され精緻に描かれています。これは江戸時代作と涅槃仏と制作時期は異なります。涅槃仏にはちっちゃな枕も付いてます。
これらを入れるための桐箱や袋も付随しており、解説ではポータブルできるミニ涅槃仏とあり、こんなに愛らしい涅槃仏を持ち運んで拝んでいたのだろうか。。。と古に思いを馳せたのでした。

涅槃仏の隣にケースからがミニ企画展「獅子・狛犬」が登場。涅槃仏にあわせたのか、小さい順に並んでいるのが面白かったです。室町時代の獅子・狛犬から始まっていたので時代順ではないし、所蔵寺社順でもありますが、出入口に立つと、見事に小さいものから大きなものに並んでいたのが分かります。

所蔵先や来歴はキャプションで触れられていますが、ワンポイント解説で獅子・狛犬の形状についてのアドバイスがありこれがまた面白かった。例えば、狛犬・獅子の雌雄の見分けは?→ 回答「ちらっと股を見ましょう」・・・とか。
これまで、狛犬・獅子のオスかメスかを気にしたことがなかったのですが、このワンポイントを見て早速、ちらっと彼らの股間を見やると、ついているものとついてないもの、色々ある。

平安時代後期の狛犬の特徴は胸部がふくらみがあり、下半身が小さい。
桃山時代になると形状の大きなダイナミックな造形の狛犬・獅子が登場してきます。狛犬・獅子が時代を表象しているのも興味深かったです。
狛犬は角がある方で獅子は角がない。恥ずかしいことに、ずっと逆だと思ってました。

常設展示ではこの他、紀媒亭の大津移住の前に描いた屏風が出ていてこれも満足。大津市歴博は毎回楽しませてくれます。

大津歴博の2014年度スケジュールも公開されていますが、中でも「戦争と大津」は必ず行かねばと思っています。

木造涅槃仏とミニ企画展「獅子・狛犬」は3月16日まで。

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