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常設 「5月の風をゼリーにして 春から夏へ うつりゆく季節」 三重県立美術館

前回の続き。特別展の後、2階の常設コーナーへ。
第1室は近代の美術、ムリーリョや浅井忠、萬鉄五郎、中村彜、青木繁、村山槐多、藤島武二ら名画が並ぶ。
第2室は榊莫山の書画 書あっての絵だと思った。

そして第3室5月の風をゼリーにして 春から夏へ うつりゆく季節と題した特集展示が行われていた。
「5月のそよ風をゼリーにしてもってきてください」は若干24歳にして早逝した詩人立原道造が病床で見舞客の友人に語った言葉だそうで、立原道造の言葉のセンスに胸を突かれる思いがしたと同時に、それを見つけて常設テーマにされた同館学芸員のセンスもまた同様に素晴らしいと思った。ここで道造の言葉に出会えるとは予想だにしなかった。食をテーマにした特別展との関連もある。

道造之言葉は続く。
「非常に美しくておいしく、口の中に入れると、すっととけてしまふ青い星のやうなものも食べたいのです」

この言葉を残した1週間後の1939年3月29日に彼は亡くなります。
驚いたのは、5月でなく3月に彼がこの言葉を残していること。自身の生命がいくばくもないことを予期していたのか、季節で満ちあふれた青い星のようなものを食べたい。浮かんだのは両口屋の「淡雪」。お見舞いに持って行ったら立原道造は喜んでくれただろうか。


この特集で展示されている絵画は日本画、油彩あわせて約20点。
作品リスト → http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/event_perm/perm2014_1.htm

絵の方は、道造の言葉の衝撃が大きすぎてすんなり自分の中に入って来ない。
唯一、好きだという理由も大きいのかもしれないが、小川芋銭の絵が一番しっくり来た。
 

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