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富山県立近代美術館 常設展

順序が逆になってしまいましたが、昨日アップした水墨美術館の前に訪れたのは富山県立近代美術館でした。
富山市内では2時間半しか時間を取れなかったので、企画展はパスして常設のみ駆け足で鑑賞しましたが、その充実度には驚かされました。

常設展は
常設Ⅰ 「20世紀美術の流れ」
常設Ⅱ 「四季の美 夏から秋」
常設Ⅲ 「シャガール 聖書の世界」
常設Ⅳ 「再現:物々控」(瀧口修造コレクション)
常設Ⅴ 「ポスターと文字」
の5室より展覧されています。
テーマや内容はメインの常設Ⅰを除き、年に4~5回展示替えがあります。

私は常設ⅤからⅠの逆順で見て行ったのですが、強く印象に残ったのは常設Ⅳと常設Ⅰ。

瀧口修造は富山県出身の詩人・美術評論家ということで、特別に一室が設けられていました。

コレクションでは、国内外の作家たちから瀧口に贈られた様々な作品と、誰かの旅の土産や瀧口が拾ったのかもしれない石ころ、貝殻などが区別されることなく共存しています。これら"瀧口の書斎にたどり着いたモノたち"によるコレクションは、多領域にわたる作家たちと瀧口との交流のスブニール(思い出の品)であるといえます。 今期は、瀧口がこれら書斎のモノたちに寄せた言葉とともに「オブジェの店」について綴ったテキスト「物々控」(ものものひかえ)をテーマとして、作品や資料を紹介します。
(美術館HPより抜粋)

この中で目を引いたのは作家達から贈られた作品群です。
草間弥生の作品は今まで見た中で一番いいなと思えるもので、サイズは小さいのですが例のぶつぶつもなく(あのぶつぶつは、個人的にあまり好みではないので)、作品から漲る力のようなものを感じました。
草間の作品で欲しいと思ったのはこれが初です。

他にも良いなと思うものがいくつかありましたが、作品リストが準備されていないため、タイトルや作家名の記憶が既に失われてここに挙げられないのが残念。


メインの常設Ⅰは、2階のほとんどの空間を占めています。
いきなり対面したのがピカソの「広場の入口」。
ロートレックの影響が伺われるカラフルな作品です。
他にも「肘かけ椅子の女」を含め計4点がありました。

ピカソは20世紀美術のほんの入口で、この後ルオー、レジェ、クレーにカンディンスキー他へと続き、シュルレアリストの作品につながります。
これがまた素晴らしい内容で、ミロ、エルンスト、デュシャン、ダリ、ポール・デルヴォー、マグリットなど主たる作家のものはほぼ見ることが可能。
中でも一番嬉しかったのが、アンリ・ミショーの水彩3点との出会いでした。
東京近美での展示を見ることができず、図録だけを買い求めました。
まさか、ここでミショー作品と出会えるとは!
ミショーは瀧口修造との関わりも深いため、富山近美で購入したのかもしれません。
これだけで、ここまで来た甲斐がありました。

更に常設は戦後のアメリカンアートとヨーロッパの主たる作家(ベーコン、デビュッフェら)のものを見ました。
なかったのは、オキーフやロスコー、リヒテンシュタインでしょうか。


富山近美は名作椅子のコレクションでも有名ですが、今回は展示されておらずそれが心残りです。
それでも、これだけの内容で常設入場料200円はお値打ち。

水墨美術館の喧騒とは裏腹に、近美の常設は私1人の貸切状態でもったいないような、嬉しいような・・・。
また機会があれば是非立ち寄りたい美術館でした。

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