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「絵手本・雛形-近世のイメージ・アーカイブ/駿河御譲本」 名古屋市蓬左文庫  

絵手本


江戸時代に名古屋が「蓬左」(ほうさ)と呼ばれていたことをご存知でしょうか?
地元に住む私は、本日初めてその意味を知りました。
以下名古屋市蓬左文庫HPからの抜粋です。

「蓬左」とは、江戸時代に使用された名古屋の別称です。古代以来の歴史を有し、全国にその名を知られた熱田の宮は、中国の伝説にいう仙人の住む蓬莱山にあたるという言い伝えがあり、「蓬莱の宮」、「蓬が島」などとも呼ばれていました。このため、蓬莱の宮の左方に開けた新興の城下町である名古屋は、「蓬左」、名古屋城は「蓬左城」とも呼ばれました。つまり、蓬左文庫とは「名古屋文庫」という意味になります。


本日のお題は名古屋市蓬左文庫で開催中の展覧会です。
蓬左文庫は、現在「徳川美術館」と併設していますが、数年前までは同じ東区でも別の場所にありました。

今日は、徳川美術館で開催中の「国宝 源氏物語絵巻」展を見に行ったのですが、蓬左文庫の展示が面白く、国宝の絵巻がかすんでしまいました。

蓬左文庫には2つの展示室があり、現在はタイトルにある2つのテーマで展示が行われています。

まずは「絵手本・雛形」から。

江戸時代、さまざまなテーマの図様を集めた絵手本・画譜類、また、雛形と呼ばれる図案集が盛んに享受されました。それらは、絵画や工芸品を製作する際の手本であると同時に、当時の日本で人々が共有していたイメージの蓄積(アーカイヴ)であったとも言えます。発想の源とも言うべき、絵手本・雛形の数々が紹介されています。
HPより抜粋。

○中国イメージの享受
・花鳥図 津田応圭筆(徳川美術館蔵)
王圭は尾張藩の重臣で、南画を学んだとされる。
絵画史上無名?かもしれないが、美しい花鳥画で気に入りました。

・方氏墨譜及び唐墨
唐墨に描かれた文様の図譜が冊子になっていました。
いわゆるデザイン集です。細かな文様や花鳥、龍文の数々、明の時代の文様美を見せ付けられます。


○江戸の絵尽くし
このコーナーで思わぬ北斎との出会いが!
・北斎漫画
・北斎画譜
どちらも保存状態は最良です。なぜ名古屋にこれが?と思ったら。北斎漫画は文化11年(1814年)名古屋版元永楽屋藤四郎から出版されたそうです。
更に続いたのは

・光琳漫画 尾形光琳画
なんと、光琳の作品をここで見るとは。。。
光琳の図案集も江戸時代には出版されていたのですね。
江戸時代の出版事情がどんどん楽しくなってきました♪

・群蝶画英 英一蝶
・浮世画譜 渓斎義信・安藤広重画

などなど、文化~天保までの主だった浮世絵画家や日本画家の絵手本が出版され人々の目を楽しませ、日常に用いられていたようです。

○大名家の絵画学習
○雛形-図案のストック-
雛形では渓斎英泉の画本が印象的。
他には小袖の図案集があり、着物のオーダーメードの一部を垣間見た気がします。

展示室1ではこれだけで終わりません。
通年企画で「源氏物語の世界」と題して源氏物語関連の絵画、書籍、工芸品が紹介されています。

今回は特別ゴージャスで、国宝「初音蒔絵香盆」や「純金葵文蜀江文沈箱」は豪華絢爛、金きら金+細かい文様と細工に目を見張るばかり。
思わずため息が出てしまいました。


展示室2では「駿河御譲本」が展開。

再びHPからの引用です。
大御所家康は駿府城にて生涯を閉じた際、彼が収集し手元に置いていた日本および東洋の貴重書は、遺産として彼の九男義直(尾張家)・十男頼宣(紀伊家)・十一男頼房(水戸家)へと分与されました。
これを「駿河御譲本」といいます。


この中での注目は
・「太平聖恵方」(重要文化財)南宋 12世紀
いわゆる漢方医学書で、様々な病態とその治療法等で構成されています(51冊)。
今回紹介されていた頁では、お医者様が患者のツボを診ている場面が描かれていました。
先に「弐代目・青い日記帳」のTakさんがご紹介されていた「徳川将軍家15代のカルテ」に、大御所家康が漢方薬を自分で煎じる程、医学書を好んで読んでいたと記載されており、なるほど「太平聖恵方」を読み耽る家康像が瞼に浮かんで来ました。


・河内本源氏物語 附 桐宇治橋蒔絵書物箪笥(重要文化財) 鎌倉
源氏物語本は数あれど、それを収める箪笥まで紹介されていたのが面白い。
中身も凄いが、入れている箪笥も立派な蒔絵が施されています。


徳川美術館の常設+こちらの蓬左文庫だけで、目一杯エネルギーを使い果たしてしまいました。
よって目当ての特別展にたどりついた時には既に疲弊。
国宝の絵巻物6点のみしかと目に焼きつけ、あとはさらさら流して帰路につきました。

蓬左文庫には浮世絵本も数多く所蔵されており、無料で館内閲覧(デジタル画像)可能なようです。
ぜひ、次回訪問時に閲覧申込をしてみようと思います。


今日はつくづく徳川美術館+蓬左文庫の素晴らしさを痛感しました。
名古屋も捨てたもんじゃない☆

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