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「BIOMBO/屏風 日本の美」 大阪市立美術館

白絵

既に終了している展覧会ですが、記録として残しておきたいため、お付き合いいただければ幸いです。

屏風という作品の物理的事情により、展示作品の入れ替わりが多かったが、一番沢山作品が見られる日程で計2回足を運んだ。結果、見逃した作品は第1週・2週のみ展示されていた10点。

この展覧会では
 ①道具としての屏風(可動性間仕切り)
 ②海外含め贈答品としての屏風
のあり方が新鮮であった。

特に、日常生活においての屏風の使用方法、例えば出産時に使用されたという「白絵屏風」(上図)や「人の一生図」で紹介されていた死者が出た際に屏風を逆にして置く、などということは恥ずかしながら本展で初めて知ったこと。
現在私達は屏風を美術品として眺めるが、過去の人々にとっての屏風はもっと身近な存在であったに違いない。その中で美を極めた作品が次々と現れ、時に贈答品として、時に記録用として様々に展開していく様子がよく分かった。

上記以外で特に印象に残った作品は以下の通り。
・「苅田雁秋草図屏風」 狩野友甫宴信筆 韓国国立故宮博物館
・「十界図屏風」 奈良・当麻寺奥院
・「書画押絵図屏風」 メトロポリタン美術館
・「南蛮屏風」 狩野山楽筆 サントリー美術館
・「松下麝香猫図屏風」 狩野雅楽助之信筆 ボストン美術館
・「樹下麝香猫図屏風」 同上 サントリー美術館

「苅田雁秋草図屏風」や二双の「麝香猫図屏風」などは、2回とも目にすることができたが、この先いつ見られるかと思うと、目に焼きつけようと必死。

図録も屏風同様、金ピカで美しく結局購入に至る。


同時期に開催されていた常設特集陳列の「中国の彫刻-山口コレクションを中心に」も見応えがあり、所蔵品の素晴らしさに目を見張った。東博の特五で開催中の仏像展に展示されているのとほぼ同じ石像(私はこれがお気に入り)を見つけた時にはにんまりしてしまった。

会場となっていた大阪市立美術館には、この展覧会をきっかけに初めて訪れたが、昭和11年建築の建物は威風堂々として天井も高く、東博平成館や京博を思い出した。どなたが設計したのか気になったのでHPを見ても記載がない。
天井が高く広々としているので、屏風のような大きな作品を展示してもそれに負けない箱であったのが嬉しい。面白いのは、1階中央のロビーに古書店がお店を出していること。毎回ついつい覗いてしまい、2回目には絶版の別冊太陽を購入し思わぬ散財。
さすが、商人の町大阪。別冊太陽と別に購入した図録を一緒に宅配便で送って下さったのは大変ありがたかった。

もったいないのは、1階入口左側の部屋。広い空間を些か持て余し気味なのか、味気ないロッカー群とテーブルがぽつんとあるだけ。あれだけの場所があれば、休憩室や手狭なミュージアムショップを拡張するとか、利用方法はいろいろあるだろうにと・・・要らぬ心配をしてしまう。

来春4月26日より「聖徳太子ゆかりの名宝」展が開催される由。またあの空間で古美術を鑑賞できると思うと今からワクワクする。

*「BIOMBO」は12月16日に終了しています。

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