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「六本木クロッシング 2007 未来への脈動」展 森美術館

六本木

イブの前夜、「六本木クロッシング 2007 未来への脈動」を見て来ました。

概要は以下(HPより抜粋)
本展では、特に「交差(クロッシング)」の意味に注目し、4人のキュレーターによる活発な議論を通して、枠に収まりきらないエネルギーと影響力をもつ、今見せるべきアーティスト36組を厳選。
作家それぞれの表現形態は絵画、彫刻、写真、デザイン、映像、演劇、マンガ、ゲーム、人形、ペンキ絵などさまざまです。近年めざましい活躍を見せる若手作家と共に、60年代、70年代の日本のアートシーンを牽引し、今なお精力的に活動する作家たちも紹介します。作品の意外な組み合わせの中に、不思議な共通点や影響を発見したり、予想外の楽しさや新鮮なエネルギーを見出すことができるでしょう。
「六本木クロッシング2007」では、アーティスト一人ひとりの独創的な表現と、時代の交差に目を向けながら、時や分野を超えて息づく日本の創造性とその傾向を考察し、過去、現在、そしてその先の未来へと脈動する日本のアートの可能性を探ります。



ということなのですが、会場入口で音声ガイドを無料に貸し出ししているのに驚きます。更に無料にも関わらず借りない人が大多数であることも興味深い。
私は利用しましたが、無料にも関わらず参加アーティストのコメントや主催側のキュレーターコメントの選抜理由などが聞けて、面白かったです。
現代アートはちょっと・・・とおっしゃる方は是非借りてみてください。

36組のアーティストの中で印象的だったのは以下。
作品名は作品リストがなかったためメモをとったもののみです。

・吉野辰海
吉野

バリー・フラナガンの彫刻作品を彷彿とさせる。「ねじれた犬」は大きさといい、形といい圧倒させられた。彼の作品が飾られていた展示室では一番良かった。

・冨谷悦子
虫眼鏡を使って制作しているのかと思わせるほど精緻なエッチング。好き嫌いは別として、そのスタイルに感心してしまう。今後に注目。

・原真一
「お耳のチャチャチャ」はとても面白い。最初見た時は、作品タイトルと目の前にある真っ白な大理石彫刻作品が結びつかなかったが、よく見ると耳だらけ。もう1つの作品も家紋を利用して面白い。

・宇川直宏
台風を疑似体験できるインスタレーション。私はこういう参加型の作品に大変弱い。平日は1日1回、土日祝日は1日2回のみ体験できる作品だが、駄目もとで参加可能か聞いてみたら、キャンセルがあったとのことで運良く念願成就。
白ビニールのフード付レインコートと長靴を着用し、準備完了。
六本木の夜景を眼下に望み、なぜか世界各国のお札と風船が人工的に発生した強風の中、巻き上げられる。中に入った私もろとも、その様子を撮影し場内で流しているが気にしない。
これがアートか?と問われると、返答に困るが楽しかったので良しとする。観光客の多い森美では遊園地感覚のこんな作品は受けるように思う。

・さかぎよしおう
スポイトから磁土を一粒ずつ垂らして、上に積み上げて形態を作り、電気釜で焼く「焼き物」の技法を用いた小さな立体作品。小さな粒粒の集積が様々に形を変えて楽しませてくれる。作品の質感もすべすべとして美しい。神奈川県立近代美術館葉山で開催中の「プライマリー・フィールド」展にも参加中。行きたいけど無理。。。
プライマリー


・中西信洋
撮影済みのフィルムを等間隔に並べただけなのに、美しい。同じ趣向の作品は他のアーティストでも見かけるが、大きなフィルムを使用した六本木の朝日には驚いた。もう少し室内を暗くするなどの工夫があれば、作品の良さがもっと出せるのにと思う。

本展では鑑賞者による人気投票で決定する「オーディエンス賞」と館長をはじめ理事のメンバーが選ぶ「MAM賞」が設定されています。
前者には田中偉一郎の「目落ちダルマ」。この人の作品は思わず笑っちゃう系。木村太陽さんとは違う系統で笑わせてくれます。後者は榎忠が選ばれていました。榎忠の作品は先日豊田市美の篠原有司男との二人展で見たばかり。豊田市美同様の照明を上手く利用したオブジェ作品が選出。
・「篠原有司男と榎忠」展過去ログ
http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-210.html

唯一残念だったのは、小粥丈晴の作品を見ただけで終わったこと。
オルゴールだったらしいのですが、音が鳴ることに気付かず通り過ぎてしまいました。

*1月14日まで開催中。年末年始休みなしです。

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No title

@Tak様
こんばんは。
オルゴール、普段は聞けないのですね。
そうとあれば、致し方ございません。諦めがつきました。
当地への巡業を心より待つことに致します。

@lysander様
こんばんは。
中西さんのフィルムが重なった小さい方の作品ですが、似たような趣向の
ものが藤本由紀夫さんの作品にもありました。
使い方は同じですが、表現の対象物が違ってましたが。

記事には書きませんでしたが、参加型インスタレーションの計算して正解
が出たら「○」というのも面白かったです。
あれなら、海外の方で言葉が分からなくても楽しめますよね。

No title

TBありがとうございました。

音声ガイドがあったのですね。あまり利用しないので、スルーしてしまい
ました。無料だったら使えばよかったです。

中西さんの作品では机の上におかれた小さな作品にも惹かれました。
冨谷さんのエッチングもとても好きです。

この展覧会はとても面白かったので、ベスト10に入れるべきだったかな...
と、思いはじめています。

No title

こんにちは。

田中氏に一票投じてきました。
いつ見ても、何度見ても「やられて」しまいます。

小粥氏のオルゴールは普段は聞けないようですが
あれを引っさげて日本各地を巡業されるそうです。
もしかして近いうちにお住まいの街にやって来るかもしれません。
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