スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

金刀比羅宮の旅(5) 宝物館編

最後の最後の隠し球はこの宝物館。
宝物館は明治38年(1905年)に建てられ、登録有形文化財に指定されています。石造りの2階建てで、この建物を見学するために訪れる人もあるそうですが、納得できる佇まい。

まず、中に入って驚いた。
1階2階ともに、これ以上展示できませんというくらい、ぎっしりとお宝が展示されています。壁という壁に絵画が、人1人行き交うのがやっとの間隔でガラスケースがぎっしりと並んでいるのです。
両端に古いどっしりとした木製階段があり、どちらからでも2階に上がれるようになっていますが、階段横にも大きな絵画がかかっています。
しかし、この狭い空間によくぞこれだけ詰め込んだもの。1平米単位のお宝密度は日本一、いや世界一かもしれません。

作品リストや解説はなく、メモをとる時間がなかったのが惜しまれます。
帰宅後HPをチェックしたら掲載されている作品以外のものも展示されていたり、いなかったり。アバウトなのが金刀比羅流かも。この無造作感が堪りませんね。

特に気になった作品は以下の通りです。

・「三十六歌仙額」 狩野探幽、尚信、安信 筆
入口正面の壁一面にこの36個の額が天井近くまでひしめいてます。36枚全てをこのスペースに飾るにはこれしか方法がないのでしょうが上の方に飾られているのは、双眼鏡を使っても見づらかったです。保存状態は極めて良好で、一点一点つぶさに見たい所でしたが、首が疲れてしまい断念。この作品は高松藩主松平頼重公が奉納したもので、高松藩主参詣時のみ飾られていたため、良好な保存状態を保っているそうです。

一挙に36枚全部を展示するあたりが凄い。

・「文殊菩薩並びに牡丹図」 狩野探幽 寛文9年(1669年)
三幅対のこの作品は、宝物館中のMYベスト。素晴らしい作品。

・「百鬼夜行図 牛田久一
昭和はじめに描かれた摸本ですが、妖怪の絵がどれもこれも憎めない愛らしさがあります。見ていて全く飽きません。ガラスケースにくっついて、食い入るように眺めたのですが、なぜか展示ケースのガラスがゆがんでいて、これまた見づらい。
これ、欲しい!残念ながら、図録にも掲載はありませんでした。

・「不動明王立像」
重要文化財の十一面観音も良かったけれど、印象に残ったのは断然こちら。
お顔がこれまで見たことのない形相で、珍しかったです。

これ以外に司馬江漢「扇面旭日鶴亀図」や長沢芦雪初期の作品「鯉魚図」、2階に非常に長い扁額作品(タイトル不明)があり、こちらも見応えがありました。


長々と5回に分けて記事を書かせていただきましたが、拙い文章にも関わらず、ここまでお読みいただき本当に有難うございます。

今回で完結です。この展覧会はこの後、三重県美立術館に巡回しますが、三度目の対面をするために足を運ぶかもしれません。現地で見た後に、巡回展を見るとどんな感じがするのかを知るために。

*金刀比羅宮での「書院の美」は今月末まで開催中です。

コメントの投稿

非公開コメント

tsukinoha様

こんばんは。
「こんなもんじゃないだろう・・・」まさにそこから今回の旅は
始まりました。
そう思うtと東京芸大の展覧会は、火種みたいなものでした。
皆さん、続々と行かれるようなので、ご感想が楽しみです。

No title

すてきな旅みやげをありがとうごさいました。
金比羅さんは高校の修学旅行で立ち寄りましたが、階段しか憶えてなくて(苦笑)。
昨年の芸大の展覧会に行きましたが、やはり“こんなもんじゃないだろう”と心のどこかで思っていたので嬉しく拝見させていただきました。
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。