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「花鳥風月」 琵琶湖文化館

かねて本ブログで告知していた通り、琵琶湖文化館へ行って来ました。
まずは1階で展示されていた「花鳥風月」展についてご紹介します。

琵琶湖文化館は、琵琶湖の上に建てられています。その形がお城に似ていることから、文化館の愛称は「浮城」(うきしろ)。定期発行されている文化館作成のニュースタイトルも「浮城」です。文化館の入口は外階段を上がった2階にあります。

入口でチケットを購入し左側に細長く展示コーナーが延びており、左右両側が展示ケースとなっていました。最初の印象は思ったより広い!ということ。

早速順路に従って、鑑賞開始です。
本展では様々な形で美術作品にあらわれた「花鳥風月を仏教美術作品、江戸絵画作品などの収蔵品66点(うち1点は奈良博所蔵)より展観しています。
作品リストは以下琵琶湖文化館HPに掲載されています。

<花鳥>
最初の展示物はいきなり国宝「金銀鍍透彫華籠」2枚(神照寺 長浜市)。華籠(けこ)は仏教工芸の1つで、花を盛る籠と丁寧な解説が添えられていました。
次は重文「金銅種子華鬘(けまん)」と仏教工芸の美品が並びます。

明代、清代の中国絵画などが続き、「絹本著色楊貴妃図」円山応挙が。。。
いきなり金刀比羅で感銘を受けた応挙の本画。やはり素晴らしい。
以下印象に残った作品です。
・「絹本著色十二天のうち地天」
着衣の紋様が精緻で鎌倉時代のものにしては保存状態が良いです。

・「木造 阿弥陀如来坐像」(洞照寺) 平安時代
突き当りの展示ケースに鎮座されておりました。
脇侍に浄信寺の「観音菩薩」「勢至菩薩立像」が据えられていましたが、良い雰囲気。

・「絹本著色仏涅槃図」(重文) 正法寺 鎌倉時代
<花鳥>コーナーではベストでした。横たわった仏が光り輝いて離れて見た時からその神々しさ(仏に神々しいとは変かもしれませんが)が伝わってきます。
過去何点も涅槃図を見ていますが、こちらの涅槃図はとりわけ中央の仏に焦点が当たっていて、なお、周囲の動物、摩耶夫人や天女も表情豊かに描かれているのが見事。

再奥の展示ケースの前に長椅子があったので、しばし涅槃図を座って堪能。

<風月>
後半の<風月>分野は驚きの作品が続々。

・「紙本墨画淡彩楼閣山水図」 重文 曽我蕭白 6曲1隻 近江神宮
蕭白の本気絵を初めて見た気がしました。奇想の画家の1人として著名な蕭白ですが、この作品では奇想ぶりは、なりをひそめ、ひたすら真面目な作品です。
6曲1隻の大作で、座って眺めているとその幽玄な楼閣山水風景に入り込んで行けるような気がしました。これを見られただけでも、来て良かった!とつくづく思った作品です。
この美術館には他にも蕭白の名品が所蔵されており、こちらも是非見てみたい。

・「紙本著色柳塘山水図屏風」 与謝蕪村 6曲1隻
これまた大作。風になびく柳、風に煽られる人物2人。館内にいる私は、もちろん風を体感していませんが、不思議なことに見ているだけで風を感じられます。
これまで見た蕪村の作品の中で、一番好きな作品。

・「絹本 著色十二天のうち月天」 鎌倉時代 西明寺
この仏画の上部には風神、雷神が描かれ、蓮華の上に月天がおられます。これまた状態の良い作品で美しい。

・「紙本著色栗紅葉図」 渡辺始興 江戸時代
琳派の作品までありました。やっぱり色の美しさにひかれます。


全ての作品にポイントを絞り込んだ解説がそえられていたことに大変好感を持ちました。
また、お手製の作品リストやチラシにも予算の限られている中、「観客に良い作品を観てもらいたい」という文化館職員の方々の気持ちが現れています。

図録を購入しようかと思いましたが、過去の図録の図版はフルカラーでなかったため、購入をやめ、「近江の美術」仏教文化の精華 鑑賞の手引き 300円を購入。
このA4サイズの小冊子は仏教美術の基本が分かりやすく解説され、収蔵品がオールカラーで掲載されているので、大変お買い得です。

館内は大変寒いのが残念でした。これは文化館の責任でなく、この老朽化した文化館の空調すら改修せず放置していた行政に問題があるのではと悲しくなりました。
いまどき、オイルヒーターを暖房に使用している公立美術館、博物館は少ないのでは?少なくとも私は今回が初めて。暖房の利きが悪いので、じっとしていると底冷えします。
床はカーペット敷きなのに、不思議でした。

*本展は終了し、現在「か・ざ・り」展が開催中。

2階の展示へと続く。。。

コメントの投稿

非公開コメント

kazupon様

はじめまして。
もう場所はどこでも良いので、美術館として展示機能、研究機能は
残していただきたいと思います。

はじめまして

琵琶湖文化館にいってきました。ぜひこれからも活動を続けてほしいdすね。みなさんもぜひ出かけてください。

マンダラ様

こんばんは。
ぜひぜひ、お出かけください。
今度は3月、青春18きっぷで行く予定です。
そちらに立ち寄る時間が取れれば、お伺いします。

No title

こんにちは。お久しぶりです。
むむっ、近場なのにかなりスルーしていました。
私も行ってみますね。
まだ滋賀にいらっしゃるのですか?
またこちらへお越しの際はお声掛けくださいね。
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