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NHK知っ得講座~くらしの中の美術鑑賞マニュアル『美の壺』のツボ~

NHK名古屋放送局主催のイベント「NHK知っ得講座~くらしの中の美術鑑賞マニュアル『美の壺』のツボ~」に参加して来ました。
「NHK美術番組「美の壺」をテーマに番組の魅力と美術鑑賞のコツを楽しく紹介します。」の謳い文句にひかれ、早速応募したところ、オランダ出発数日前に入場整理券が届きました。

会場はNHK名古屋放送局内のR3スタジオ。TVスタジオに入るのは初めての経験で、まず放送局に入るのも厳重な警備とお出迎えで、びっくりしました。
スーツ姿の会場係員の数は若冲展に匹敵するかも。
私1人が乗ったエレベーターにまで、係員が同乗し、アテンドされます。
「なになに、そんなに凄いの?このイベントって公開放送なの???」と胸が高鳴る。

開始時間20分前には到着しましたが既に場内の座席は半分以上埋まっておりました。
参加者は60名程度でしょうか。何と定員の4倍も申込があったそうです(参加者は抽選で決定)。それを聞いた途端、背筋も伸び、真剣になる私。

イベントは2部構成。
第1部 講演「美の壺」のツボ 
講師:紙屋 聡 (かみや さとし) 
   NHKエデュケーショナル 美術教養部 担当部長 「美の壺」担当プロデューサー
第2部 トークショー「美術鑑賞のツボ」
ゲスト:名児耶 明(なごや あきら)
   五島美術館 理事・学芸部長
他1部講師の紙屋氏、司会NHK名古屋放送局キャスター:前田朱由


このイベント一言で片付けると、「美の壺」の番組宣伝+次週水曜よりJR名古屋高島屋で開催される「NHK 美の壺 名古屋展」の宣伝と申し上げてよいでしょう。

ものは考えようで、宣伝であっても受けて側に得るものがあれば良いのではないかと。
特にゲストの名児耶先生は、お話がお上手でした。

1.氏が語った美術鑑賞のツボ
・ものを見るには自分の眼(視点)で見るという気持ちが必要。
最初は、好き嫌いで見れば良い。分からないことを知りたいという気持ちが大切。

2.専門である「書」について
読めなくて当たり前。まずは、「造形美」を味わうこと。
・読めない → 読みたい → 学ぶ → 読めてくる  
ついでに、ここで1月に発売された「書の見方」(角川選書)の紹介があり。
書

どうしても専門的になりがちな分野を誰でも関心が持てるよう、分かりやすく書いたとのこと。上梓までに2年かかったそうです。

3.身近なものにも美はある
これは番組「美の壺」を始めるきっかけにもなったテーマ。屏風も茶碗も、日本人の身近にあったもの。生活の中にも美を感じて欲しい。


美の壺展で良い表具、悪い表具の比較展示を試みたが、最初悪いと思って準備していた表具が実際に展示され照明を当ててみたら、逆にぴったりマッチして焦った、作品は置き方、間の取り方で良くも悪くもなることがあると展覧会主催者ならではの苦労話など語られました。
内容として新鮮味はありませんでしたが、書の専門家による「書は読めなくていいんだ!」との発言で、今後は書の展示も気楽に拝見できそうです。

第1部の紙屋プロデューサーが語った番組の楽しみ方は以下。
1.本物が伝える美
番組に登場する作品(焼き物、掛け軸等)は全て本物をお借りして、徹底的に本物主義を貫いている。谷啓扮する番組ホストの住まいも重要文化財に指定されている住居で、現在も住居として使用されており、撮影時のみ借用している。
番組では美術館から作品を出し、本来あるべき姿(屏風なら和室、茶碗ではお茶を飲む)で作品を視聴者に見せたかった。

2.ユーモアに苦心あり
谷啓の演技力を絶賛。台本にはない部分を谷啓独自の解釈で表現している所を是非見て欲しい。

3.BGM音楽(ジャズ)
ジャズは不協和音、変調などあってTV番組のBGMに使用するのは難しいと言われているが、日本美術にはなぜかマッチした。ジャズと日本美術には共通する観念があると思う。


「美の壺」展は開催場所によって展示作品が違うようです。これは楽しみ!

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「美の壺展」

日本橋高島屋で開催中の 「アート鑑賞マニュアルNHK美の壺展」に行って来ました。 新日曜美術館が終わった後に「美の壺」の番伝いつもやっています。あの独特の音楽と共に。頭にこびりついて離れません。この番組の強い点です。そして谷啓さんのキャラも和服を召

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No title

@tsukinohaさま
こんばんは。
本当に気さくなお人柄が感じられました。
学者肌でお話の面白い方もいらっしゃるのですね。
五島美でのギャラリートーク館長自らされるのなら是非聞いてみたいです。

@一村雨様
一村雨さまのコメントを読んだら、NHKの番組関係者は喜ぶと思いますよ!
美の壺のツボは担当者みなさん(美術は専門外の方ばかり)のフリートーク
から始まるそうです。
素人から見た視点も大切なんだなと嬉しくなりました。

美の壷

毎週欠かさず見ています。
この番組を見始めて、自分の中に、身近なところに美をみつけようとする
気持ちが育ってきたことを感じます。
先日のステンドグラスの番組の中に、高校の昇降口のステンドグラスが
紹介されていましたが、この学校の生徒のどれだけが、あの美しさに
気づいているのかなぁと考えました。

No title

こんにちは。「美の壷」は毎回楽しみな番組です。東京での展覧会には行けませんでしたが^^。
五島美術館で名古耶さんのギャラリートーク(文房具)を聞いたことがありますが、とてもわかりやすかったのを思い出します。当美術館での陶芸教室の時(9年ほど前のこと。現在はやっていらっしゃるかどうかは不明)には、毎回ラフな出で立ちでこられて、当時は“偉い人”だとは思いもしませんでした。
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