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2月21日・24日鑑賞記録

寒風の中、本日(24日)は2つの展覧会へ。21日木曜は退社後の鑑賞でした。

2月21日
・再興 第92回「院展」 三越名古屋栄店
行きつけの喫茶店「KAKO」のマスターからチケットをいただいたので、初めて院展を見る。
それにしても大型の日本画ばかりで、どれも同じに見えてくる。そもそも「院展」って何だっけ?と帰宅後ネットで調べたら、大作ばかりが並んでいた理由が判明。小品は春の院展に出品されるのが慣例だそう。
同じサイズでなければ入賞作品を選びにくいのかもしれない。
似たような日本画が多い中、気になったのは以下作品。
・「めだけ」 田渕俊夫
・「朝の門」 松本高明
・「午後の駅」 小田野尚之
・「果て路」 鈴木恵林
・「晩夏」 芝康弘

2月24日
1.北斎展 及び 常設展(「岩田信一 夢のパラダイス」展含む) 名古屋市美術館
やっと前期を見ることができた。前々回のダリ展ほどではないが、かなりの人手。名古屋ボストンの浮世絵展をはるかに上回る入場者数。展示作品が多いため、第一部を見た後ミュージアムカフェで休憩し、2時から常設で行われたボランティアガイドさんによるギャラリートークに参加した。

今回の常設で印象的だったのは以下。
・「come・on・my・house」 1955年
・「私生児の誕生」 1955年
上記2点は河原温23歳の作品。河原温と言えば「日付絵画」。多くの美術館で目にするが、初期の油彩は今回初めて目にした。変形キャンバスに機械の部品と妊婦や嬰児。50年代はこうした油彩を多く手がけていたようだ。意外。変形キャンバスの効果で対象物の広がりを感じさせる。

・「兄弟」(虐殺1) 1991年 240×309
・「兄弟」(虐殺2) 1991年 同上
森村泰昌のプラド美術館蔵ゴヤの「マドリード 1808年5月3日」をモチーフに使用。約2×3mの大作だが、実際のゴヤ作品は600×462だから、もっと大きい。描かれている全ての人物を森村が演じている。今まで見た森村作品の中では、一番印象深い。

今回のギャラリートークの参加者は私1人。1対1で参考になるお話を伺うことができた。更にその後お若い男性のガイドさんも加わり、お話をする。最後に女性ガイドさんが金刀比羅に行かれたとの話題が出て、何と私のブログ記事を参考にして現地に赴かれたと分かり、大変嬉しかった。こんなブログでもお役に立って何より。

*名古屋市美2/24のボランティアガイド様
多弁が過ぎたようです。お疲れが出ませんように。この場を借りてお礼申し上げます。

2.「藤田喬平 雅の夢とヴェニスの華」展 JR名古屋高島屋
ガラス芸術で初めて文化勲章を受章した藤田喬平の足跡を150点でたどる展覧会。
こちらも「KAKO」のマスターにチケットをいただいたので拝観。
これが、予想外(大変失礼な表現ですが)に面白かった。目からうろことはこのことか。
1960年代の「流動」「虹彩」でぐぐっと来た。
更に海外で称賛された「飾筥」(かざりばこ)シリーズには驚嘆。「琳派」「菖蒲」「かぐや姫」「夜桜」「紅白梅」「光悦」等々、大きさは異なるがぼ同じ形態のガラス箱で見事に、琳派の美を表現している。
世界で称賛されるのはもっともな気がした。
本当はこんな鑑賞記録でさらっと書くのは惜しい内容。

最後に展示されていた茶道具にも心ひかれる。藤田によって命を吹き込まれたガラス茶器は本当に美しい。繊細な茶碗、水指、棗、可憐な香合、欲しい。。。

藤田喬平の言葉。
海外でのインタビューで「飾筥には何を入れるのですか?」の問いに「夢を入れる」と答えたそうだが、素敵な回答だと思う。
「学生時代より、今、宗達、光琳が生きていたらまた彼らの素材の中に当時ガラスがあったならいかなる作品をつくったであろうかと思って作品を作り始めた」 
~会場での解説より抜粋~
見事にガラスによって、現代で琳派の系譜を引き継いだ作家と出会えた。

藤田喬平展は明日までの会期です。お薦めします。
*名古屋の後、能登島ガラス美術館(3/8~5/11)へ巡回。

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luka様

こんばんは。
ご贔屓にしていただき有難うございます。

北斎展とボストンを1日にはしごするのはきついかも。
ただ、日帰りでどうしてもという上京なら物理的には可能です。
1泊2日なら日を分けた方が良いと思います。

名古屋市外ですと、私のお気に入りは豊田市美術館ですが
名古屋市内の愛知県美術館は必見です。
現在開催中の展覧会も良いですし、常設も素晴らしいものが出ています。
他に古美術がお好きでしたら徳川美術館もお薦め致します。

補足情報ですが、ご来名が土曜・日曜・祝日でしたら、「土日エコきっぷ」
という1日600円で名古屋市内の地下鉄・バス全線乗り放題券をご購入されると
お得です。
このきっぷを美術館窓口に出してチケットを購入すると美術館の入場料が
割引となりますので二重にお得なのです。

では、良いご旅行を!

北斎

yoginiさま
北斎の縁でこのブログを知り、お気に入りサイトにさせて頂いています。2度目のコメントです。
江戸博で北斎を見損ねたので、近日名古屋市美に行こうかと思っていますがかなりの混雑のようですね。岩田信市も少し興味があるので、全部を見ようとすると、ボストンのはしごは疲れるでしょうか?

また、愛知県内で名古屋市以外のおすすめのアートスポットなどありましたら教えてください。
こちらはまだ銀世界。はやくあたたかくならないかなあ。

oki様

こんばんは。
参加者が1人だと分かったのは、申し込んだ後しばらくして
ガイドが始まった時です。
でも、1人でも気兼ねしないかも。。。
今回はガイドの方が同性だったので尚のこと気楽でした。

チケットの件、承知いたしました。届きましたら、お礼と到着のご連絡を致します。

No title

ギャラリーガイド参加者が一人だけとはうらやましい!
僕ならなんとなく気がねして参加しませんね、けど積極的に参加されるmemeさんうらやましい。そうすると縁があるでしょ/笑。
国立近代美術館の午後二時からのボランティアガイドはそれ目当てに来るお客さんがいますね。
さてチケット発送しましたので届きましたらメールをお願いします。
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