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「病と医療-江戸から明治へ-」 国立公文書館

ただいま、千代田区図書館よりこの記事を書いている。
この図書館、平日はなんと夜10時まで開館しているとのことで、大変興味深かったのです。
さらに、ネットも無線LAN、有線LAN共々可能。居心地は大変良いです。

さて、この千代田区図書館より清水門を抜け「国立公文書館」で開催中の春の特別展「病と医療-江戸から明治へ-」に行ってきました。
今日は筑波大学名誉教授:大濱徹也氏による「身体の近代史」の講演があり、定員130名、応募者290名での抽選をくぐりぬけ、入場券が届いたので聞いてきました。
・・・が、お話の内容は私が思っていたのとは違っていたので、一応メモは取ったのですが、敢えてここでのご紹介は避けます。

やはり、この展覧会に足を運ぼうと思ったきっかけとなった「様々な古書物による展示」の方が俄然面白かったです。

展覧会は以下5部構成となっています。
・病の記録
・養生のこころみ
・医者と薬
・本草図譜
・江戸から明治へ

最初は「続日本記」から。
八世紀末に成立した勅撰正史にも流行病の記事が現れてきます。
この後、結核やらハシカやらの疫病の流行などが様々な記録に残されていました。

私が一番興味深かったのは貝原益軒の「養生訓」や「養生歌八十一首」など実にいろんな健康法が江戸期には書かれていたこと。
しかも、その内容たるや「?」と首をかしげたくなるようなものもあれば、「無理をせずまずは休むこと」と耳の痛くなるような現代にも通ずるような教えもあります。

中でも思わず笑ったのは病人が夜眠れない場合の対処法。
枕元に、桶を用意し竹筒を使い水をポタポタ1滴ずつ足らす音を聞かせよというもの。
これが図解までしっかり併せて、書かれているのには驚きました。
曰く、一定間隔の「ポタポタ」という音を数えているうちに眠りにつくとあります。

なかなかな発想です。

更に面白いのは江戸時代の薬屋の広告。
誇大広告も甚だしい。1粒飲めば万病に効く薬やら、怪しげな薬の広告が多数展示されていました。
「江戸買物独案内」という江戸の買い物ガイドブックまで出版されており、江戸期の出版文化の多様さが垣間見られます。
出版社の大阪「中川芳山堂」曰く「商品に間違いがなく値段も手頃な店を選んで載せてあるので、本書があれば誰でも安心して買い物ができる」(序文より)。

店は商品名のいろは順に配列され、薬屋は「く」の項に。140を超える薬屋の店主名と住所さらにそれぞれのお店で売られている薬の広告を見ることができます。

こんな本が今あれば、私も欲しいものです。


展示最後には本草図譜が紹介されています。
植物はともかく鳥や魚までその薬効が付記されていました。絵そのものも、精緻に描かれており、こちらは公文書館の重要文化財となっています。


この展覧会は入場無料、さらに入場者全員に展示内容を詳細に案内した小冊子をいただけます。
こちらも、もちろん無料。
私は音声ガイドも借りましたが、それも無料。
無料尽くしです。

興味のある方は近美の魁夷展と併せてぜひ。

*4月24日まで開催中。
木曜・金曜は午後8時まで開館、月~水・土・日は5時半まで開館しています。

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oki様

こんばんは。
29人・・・ごめんなさい。完全にッゼロがひとつ落ちてました。
正しくは290名です。
「素敵」と誉めて下さったのに、何てこと!
いつも書いたものを見直さないのがいけないんですよね。

上記以外にも人体解剖図を木版から銅板に変えてより
精緻なものを追求した様子なども楽しめます。

No title

ほう、千代田区立図書館ですか、ネットのプロバイダはどこを使っているのでしょ?
うちは世田谷ですが、ようやく九時半まで開館している図書館ができたくらい、しかし小さいですその図書館。
国立公文書館のチラシは世田谷の図書館にも置いてありまして、近代美術館の隣ということは知っていてもなかなかいかない。
講演会はなんですか、定員130人、応募29人って、290人ではないわけね/笑。
日本人は海外からの大規模美術展には金出して足を運ぶけど、こういう地味な催しにはいかないってよくわかりますね。
そういう催しも見逃さないmemeさん、素敵ですよ。
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