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「シャガール 色彩の詩人」展 静岡県立美術館

名古屋から東京へ戻る岐路、静岡県立美術館へ行って来ました。
目当ては冒頭の特別展でなく常設で展示されている若冲の「樹花鳥獣図屏風」だったのですが、意外や意外特別展の「シャガール」が非常に素晴らしかったです。
個人的には、ここ数年の西洋絵画の展覧会で一番良かったと思います。


<本展のみどころ>
1.幻のユダヤ劇場壁画7点すべて展示。もちろん、すべて本物!
 中でも、横約8メートルの大壁画は圧巻です。

2.国立トレチャコフ美術館(ロシア)及びニースのシャガール美術館、パリの個人などからの出品。
国内からかき集めてきたのとは一味もふた味も違います。

3.初期から晩年まで、油彩、版画、タペストリーなど約150点は見ごたえ十分。

昨年も三重県、奈良県美でシャガール展は開催されていました。残念ながら、私はそちらの展覧会を見ていないのですが、国立西洋美術館の「ムンク」展などと比較しても、段違いに良かったです。
シャガールの壁画は、カンバスに描かれていたので、日本に持って来ることができたのでしょうが、それにしても全7点すべて揃えたのは素晴らしく、シャガールの素晴らしさを痛感できます。

これまで、何度も彼の作品はあちこちで見ていたのですが、これだけまとまって見たのは初めて。
青森県美のオープニングも確かシャガールだったと思いますが、そちらも見ていないので、比較できないのが残念。
今も頭の中で、シャガールの色彩が渦巻いています。


さて、今期は常設の日本画も素晴らしい。題して「若冲から狩野派まで-百花繚乱の18世紀」。
私は図柄的にプライスコレクションの同一手法作品より、この静岡県美所蔵作品の方が、絵的には好きです。初めて見ましたが、サイズはプライス所蔵のものより一回り小さいのですが、こじんまりとした分、まとまっているように感じました。
若冲はますめ描作品だけでなく、「雛に双鶏図」も出ています。

さらに、芦雪「赤壁図屏風」、こちらは「これが芦雪!?」と思うような、割と?真面目な作品、大作です。
他にも応挙や蕭白までありました。


もうこれだけで、大満足なのですが、まだまだおまけがありまして・・・。

新収蔵作品として、草間弥生の「水上の蛍」を体験できます。美術館に入ってすぐに、行列ができていたので、シャガール展はそんなに人気なの?と思ったら、この行列は草間作品鑑賞の順番を待つお客様の行列でした。
「水上の蛍」は鏡を用いた空間そのものを鑑賞する作品です。
一度に3~4人しか作品に入場できないので、どうしても列ができます。ただ、長くても10~15分程度の待ち時間なので、さほど気になりません。

作品は実際行ってみてのお楽しみですが、直島の宮島達夫作品に近いですが、空間体験は、こちらの方が優っているかも、じっとしているとめまいがします。
よって、長時間の鑑賞には適しません。


それにしても、静岡県立美術館はすごいです。
特に本年度のスケジュールを見ると、見たい展覧会が目白押し。これにロダン館もあるのですから。。。いやはや、全国でも屈指のレベルと言えるでしょう。

シャガール展は、この後岡崎市美術博物館、熊本県立美術館、兵庫県立美術館に巡回しますが、静岡以東への巡回はありません。

*シャガール展、草間弥生「水上の蛍」は5月25日まで。若冲の「樹花鳥図屏風」は5月11日までの限定展示ですので、ご注意ください。

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あおひー様

この展覧会を見て、青森のシャガールも見てみたくなりました。
まだまだ先になりそうですが、いつか青森の美術館にも行ってみます。

草間作品は、とても良かったです。
どんどん印象が良くなってくる、作家さんですね。

No title

こんばんわ。
「樹花鳥獣図屏風」は見に行けてないので行きたいところです。
写真とか見ても品のある感じが伝わってくる作品ですよね。

青森のシャガールはとにかくでかいです。
オープニングでは4幕展示でしたが、1つは借り物。
ですのでいまは3幕展示されています。
大壁画も気になりますね~。

「水上の蛍」も良さそうですね。
先日、松本市美術館に行って草間さんの展示を見てきたところ。
あちらも鏡を使ったインスタレーションがあってとても楽しめました。

悲歌・哀歌さま

こんばんは。
藤井達吉現代美術館は、展示内容もよく、さらに美術館としての
機能もうまく網羅されており、今後も定期的に訪問する予定です。
あの地下の図書室とカフェはとても気に入りました。
図書室の蔵書セレクションは最高です。

誌上のユートピアは愛知県美で堪能します。

No title

meme様 
藤井達吉展を堪能された様子、なによりです。このような展覧会を通して、日本の手仕事・工芸を再認識する大きな潮流が生まれると良いですね。(チケットのお礼をブログ上で言われると、思った以上に照れてしまいます。恥かしいです。)
静岡のシャガールは、本当に良さそうですね。チラシは持っているのだけれど、静岡まで行くのはちょいと小生には無理な感じです。memeさんの記事を読んで、少しばかりシャガール展へ飢餓感が出てしまいました。
次は、「誌上のユートピア」ですね。ぜひ、お出かけください。そしてレポをよろしく!
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