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6月1日 鑑賞記録

いよいよ、ぐるっとパスの最終期限6月5日が迫る。
ぼやぼやしていたら、あっという間に6月に突入、光陰矢の如し。

朝目覚めた時は、大田区の龍子記念館へ行く気満々で、都営地下鉄1日乗車券を購入したのに、三井記念美術館から山種美術館へ向かう途中、落としてしまった。。。で、冴えない1日になってしまったのだが、たまには部屋でのんびりしようと下記2館で切り上げた。

1.「-数寄の玉手箱- 三井家の茶箱と茶籠」 三井記念美術館
江戸、幕末、明治、大正、昭和と時代を追って三井家宗主所持の、茶箱、茶籠に入った茶道具一式の展覧会。
次から次に、玉手箱のように愛らしい茶道具がゾロゾロと並んでいる。携帯用だからか、どれも皆通常のお道具より小さいので、大人のおままごとセットのよう。それにしても、ここまでしますか?という程、箱の裏に使用している名物裂、仕覆まであらゆるすべての物へのこだわりを感じる。

中でも、三井高福所蔵「唐物竹組大茶籠」一式と北三井家所蔵「籐組煎茶抹茶大茶籠」は名品ぞろい。
ひとつひとつのお道具をあげていると、きりがない。百聞は一見に如かず。
それにしても幕末~明治の動乱期にも贅沢な茶箱、茶籠の仕立てをしていた三井家の裕福さには、驚く。世情の慌しさなど、どこ吹く風といったところなのだろうか。

茶箱、茶籠に混ざって、数点の絵画も展示されていた。今日のお気に入りは応挙の「破墨山水図」。
大胆に3か所墨を落としたような荒々しさが応挙らしからぬような気がして、逆に気を惹かれた。

*6月29日まで開催中。


2.「大正から昭和へ」 山種美術館
山種はこれが2回目。前回同様、かなりの人出だが、それも当然かなと思える充実した展示内容。
やはり、ここと出光の展示内容はジャンルは違えど、レベルが高い。
今回の日本画も逸品ぞろい。以下好印象作品。

・「静物」 油彩 小林古径
古径唯一の油彩画だという。そんな稀少なものを所蔵していること自体がすごいと思うけれど、油彩もなかなか。岸田劉生の影響を受けていると解説にあったが、なるほど劉生の静物画に雰囲気は似ている。これが時代の流行だったのだろう。

・「昆虫二題 葉陰魔手・粧蛾舞戯」
これぞ、御舟と分かる作品。個人的には葉陰魔手の方が好き。
今回御舟の作品がかなり出ていた。」「灰燼」も不思議な静けさをたたえた作品で良かった。
さらに、イタリアでの旅のスケッチ(紙本・彩色)の数々も別の魅力があって、好印象。作風に偏りがなく、見ていて楽しい。

・「班猫」 竹内栖鳳 重要文化財
NEKO

先日日本橋三越の展覧会でも竹内栖鳳が描いた鶏の写実性に感嘆したが、この猫もすごい。毛並みがふさふさしていて、触れそう。好き嫌いを超越してすごいと思った。
竹内栖鳳はこの他2点あったがいずれも素晴らしい。

・「火口の水」 山元 春挙
こちらも大作。上方に描かれた雲の幽玄さと火口にたまる水たまりの透明感。これが今回のマイベスト。ずっと見ていたくなる。

・「蛍」 上村松園
松園らしい美人画。蛍を見つめる女性のまなざし。構図が良い。

以下作品名と作者のみ。
・「萬相亭」 都路 華香
・「漁家春光」 富取風堂 ⇒ 初めて聞いた作家。

どっぷりと日本画の名画にひたった。

*6月8日(日)まで開催中。

3.「イタリア現代美術・デザイン展」 イタリア文化会館
山種から地下鉄駅までの帰り道、入場無料だしふらっと立ち寄る。
・シッシ 「ブドウローブ」
・ロベルト・バルニ 「ヨーロッパに歩を進め」
が気になる。
他にもイタリアらしいデザインの工業製品や絵画、彫刻など90点の作品を展示。

*6月8日(日)まで開催中。

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大正から昭和へ(山種美)

山種美術館で「大正から昭和へ 佐伯祐三・小出楢重・速水御舟・川端龍子」をみた。 東近美工芸館を出たとき、千鳥ヶ淵を回れば山種まですぐに行けることにふと思い当たり、行く予定ではなかったけど、てくてくと歩いて行くことにした。 陽気もよく、あたりは草に覆わ...

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一村雨さま

こんばんは。
山種は、2度目にして毎回チェックすべき美術館入りしました。
こちらのコレクションは本当に秀逸です。
猫の目の色、私も毛並み同様印象的でした。

No title

こんにちは
山種、混んでいましたか。
葉陰魔手・粧蛾舞戯も何とステキなタイトルだろうと
感心してしまいました。
班猫の目の色が大好きです。

キリル様

こんばんは。
今回の展覧会は、つくづく日本画の良さを堪能できました。
何気ない旅のスケッチも、見事。
いろんな方向から一人の画家の作品を鑑賞できるのは
大変ありがたいです。
やはり、どうしても会場の狭さが気になるので、移転後の
山種美術館にとっても期待しています。

No title

こんばんは。
山種は速水御舟好きとしては、名作からスケッチまで大満足の展示でした。
班猫の毛並みには思わず触れたくなりますね。

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