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「コロー 光と追憶の変奏曲」  国立西洋美術館

コロー

待ちに待った「コロー展」に金曜夜間開館を狙って行って来ました。
ブロガーの皆様のご感想をちら見しつつ、今日まで満を持しての鑑賞です。

展覧会は
1章 初期の作品とイタリア
2章 フランス各地の田園風景とアトリエでの制作
3章 フレーミングと空間、パノラマ風景と遠近法的風景
4章 樹木のカーテン、舞台の幕
5章 ミューズとニンフたち、そして音楽
6章 想い出(スヴニール)と変奏
約120点でコローの足跡と後年の画家に与えた影響を作品とともに、振り返ります。

これだけのコロー作品を一挙に見られるとは、喜びもひとしお。
ほとんどがルーヴル美術館を中心とした海外からの貸出作品であることもポイントです。これだけ揃えるのは、かなりのご苦労があったのではないでしょうか。

1章の初期の作品から、2章、3章とこれまで目にしてきたコローの風景作品がそろっています。
3章までは、小作品が多く、展示室の壁がスカスカなのが、気になりました。
コローの風景がはまとめて見るより、ポツンとそれ1枚あるとか、他の画家の作品と併せて展示した方がコローの魅力をより感じられるように思います。
一度に見たいけど、1枚だけあった方が良いなどと、相反する要求は当然叶うはずもなく、4章、5章、6章と大作品へ続きます。

ことに5章は素晴らしかった!
コローは、風景だけでなく人物画でも評価されるべき画家であったことがよく分かります。

本展の目玉、展覧会ポスターにもチケットにも使用されている「真珠の女」は、垂涎ものです。
実際に真珠は作品のどこにも描かれていないとは…。驚きました。
「真珠の女」は別格扱いとすれば、
「水浴するディアナ」
「青い服の婦人」
「罐を手にする収穫の女」
この3枚は特別印象的でした。「水浴するディアナ」は、水をもとりこにしそうなポーズの裸身は神々しく美しかったです。

コローの風景画の大半に、人物が描かれています。その人物が作品のアクセントになっており、平凡なフランス風景をひきしめています。

コローの影響を受けた画家の中で、セザンヌの「オヴェールの村の道」を見つけた時、セザンヌが当時いかに前衛であったかを感じました。


最終章にもう1枚。「ビブリ」(1874-1875頃) こんなコローの大作を新潟県立近代美術館が所蔵していたとは。。。コロー好きとは表だって言えない有様。

各章単位の解説文は、敢えて作品を難しい言葉で飾り立て、消化しきろうとすることに無理があったように思います。私などは、解説を読んでいても、チンプンカンプン。
いっそ解説を読まずに、まずはすべての作品をさっと見て行く度胸も必要でしょう。

また、展示方法も東博、奈良博などは、観客受けしそうな派手な展示方法を企画展で繰り広げていますが、西洋美術館はおとなしすぎ、保守的すぎるように思いました。

しかと図録で復習してから、再訪しようと思います。

*8月31日まで開催中。期間中の金曜日は夜間8時まで開館していますので、お見逃しなく。

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コロー展(西美)

国立西洋美術館で「コロー 光と追憶の変奏曲」(6月18日-8月31日)をみた。   日本でも海外でもジャン=バティスト・カミーユ・コローの本格的な展覧会は稀だといわれると、これまで特別関心のある作家ではなかったけど、これは見逃せないという気にさせられる。 曇天...

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非公開コメント

No title

@キリル様
こんばんは。
たんたんと回るのは良いのですが、殺風景な白い壁が物足りなくて。
もう少し背景の色を変えて、展示室に変化を出しても良いのではと
思ったのです。

@ogawama様
おっ。
私も吉衛門さんのナレーションであるが故、今回は珍しくガイドを借りました。
私、吉衛門様のファンなのです。
と言ってもお芝居は見に行ったことありませんが。
私も2回目は、見たい作品に集中します。

また見たい

私は最近舞台に凝っているので、コローの作品が舞台の影響を受けているという切り口にとっても受けました。あの解説、吉右衛門さんの音声ガイドで聴くととっても素直に入ってきます。でも2回目は、何にも考えないでぼーっと景色を眺めに行こうと思ってます。

No title

こんばんは。
人物は発見でした。真珠の女の展示方法には不満が残りましたが、たんたんと回っていく展示というのは結構好きです。
>光と影を描いた画家
光の部分がより際立っているように感じました。

一村雨さま

こんばんは。
ピカソが持っていたというコローの作品が良かったです。
もちらん、人物画は申すまでもありません。
レンブラントとは違う光と影を描いた画家という印象を受けました。

No title

こんにちは。
今回、他の画家の作品も参考出展されていて、コローの偉大さを
再認識しました。
ご指摘の通り、まどろっこしい解説も多かったですが、舞台のような
光景を描くという解説にはなるほどと思わされました。
いずれにしても、また行きたい展覧会ですね。
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