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「塩田千春 精神の呼吸」 国立国際美術館

tiharu

大阪の国立国際美術館で開催中の「塩田千春 精神の呼吸」展を見て来ました。
会場である地下2階の展示スペースに降りて行くと、そこで目にしたものは、赤い毛糸で結ばれた約2000足の履きふるされた靴たち、作品タイトル「大陸を越えて」。
放射線状に広がる毛糸と靴の群れが、圧倒的な力でこちらに迫ってきます。

一足一足には、靴にまつわるエピソードが出品者によって書かれ、靴と一緒に展示されていて、ひとつひとつ読んで行くのも楽しい。
HP上で、今回の展覧会のために靴を集めていることは随分前から知っていて、ひところ私も送ろうかと思っていたのに、いつの間にか忘れてしまっていました。
こんな素敵な作品になるのなら、私の靴も一足仲間入りさせたかったなと思っても後のまつり。
そう言えば、靴にまつわるエピソードが浮かばなかったのだった。

靴の墓標も、これほど美しく、しかも仲間がたくさんいたら本望ではないでしょうか。
ベルリン、ポーランドと同様の展示は今回で3度目ですが、2000足の靴は過去最高数とのこと。
作家だけでなく、それを支援し協力した方々との共同作品です。

右手スペースでは、こちらも巨大インスタレーション「眠りの間に」が。
こちらも糸、今度は黒糸とベッドを使用したクモの巣のような作品。
どの作品にも一貫して言えるのは、時間の経過や過去の記憶を提示していること。

壁には、横浜トリエンナーレ2001で展示された「皮膚からの記憶」が、ぶらさがっていますが、こちらもすごい。巨大ドレスに泥とシャワーで加工し、使い古した感を出しています。


塩田作品は、愛知県美術館で「愉しい家」(2006年)という展覧会で旧東ベルリンの解体されるビルや廃屋から集めた多数の「窓」を組み合わせた小屋のインスタレーションを目にしたのが初。
その作品だけでは、何を言わんとしているのか汲み取れませんでしたが、今回の展覧会でようやく彼女の目指すもの、表現したいものが何であるかが分かったような気がします。

映像作品「落ちる砂」も時間や崩壊を表現していて、はかなく朧げでした。

何とも存在感のある国際派アーティストだと思います。

*9月15日(月・祝)まで開催中です。

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No title

@ luka様
こんばんは。
お仲間でしたか。
きっと、作品をご覧になると更に後悔の度合いが高まると思いますよ。
反則技ですが、靴に添えられたメッセージの数々は読んでて飽きません。

@ogawama様
こんばんは。
お疲れ様です!さすがにお早いですね。
塩田さん鑑賞歴はまだまだ浅いのですが、今後も注目したいと思います。
エントリー楽しみです。

行きましたよ~

昨日大阪遠征で行ってきました!
眠くてまだエントリは書けません...。
塩田さんはケンジタキギャラリーで見てファンになり、追いかけてます。

わたしも

今晩は。大阪まで行かれたのですね。すばらしい!私も、靴を送ろうと思いつつ、送りそびれた者です。残念。結構開催期間が長いので、機会あれば行こうかなあ。

KINさま

こんばんは。
今回の個展は、映像からインスタレーション、写真と幅広い作品群が
網羅されていたのが良かったです。
全てを見て、やっと塩田さんの意図が見えたような気がしました。
高崎も大阪も時間はそんなに変わらないかもしれませんよ~。

ああ!

塩田千春展、行かれたのですね。
うー、行きたし・・・。
塩田さんの作品は凄く好きで、新しい作品を見ても
全く印象が変わらない、ブレていない所が凄いです。

以前京都の塩田さんのご出身大学でやった個展を
見に行ったのですが、今回は無理そうなので心で
泣いてます。
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