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「町田久美 Snow Day」  西村画廊 

kotohogi

「ことほぎ」 2008

本当に久しぶりに、日本橋の西村画廊に行って来た。
お目当ては、もちろん話題沸騰中の「町田久美」展。
2004年に同じく西村画廊で開催された「日本画二人展 町田久美・中村ケンゴ」で初めて町田さんの作品と出会う。
日本画の現代アートを見たのは、これが初めてだったので、雲肌麻紙の質感や岩絵の具の輝きが新鮮で、特に町田さんの場合、雲肌麻紙をバックにうまく素材を活かしているなという印象を持った。
ただ、作品に描かれたものが不気味で怖くて、私の好みではなかった。

にもかかわらず、翌2005年またも西村画廊で「町田久美 a Sade-サドに」の個展を見に行っているところからすると、どうも気になる存在であったようだ。
この「Sade展」で見た作品は、今でも記憶に残っている。サド侯爵シリーズは、今よりもっとイラストっぽいと言ったら失礼だろうか、キャラが際立って、線が細かった気がする。
今回の「Snow Day」fでも画廊最奥のスペースに初期の作品が数点展示されていたが、ちょっと懐かしく感じた。

それらと今回の新作を比較すると、やはり町田さんの作品はどんどん洗練され、純化されてきたように思う。
「ことほぎ」「雪の日 Snow Day」での赤色が冴える。輪郭線となる墨の線も、より太くはっきりとしっかりしてきた。
ちょっとした町田さんご本人の自信を感じてしまう。

ちょうど、画廊を訪れた際、町田さんご本人もいらっしゃっていて、台湾のコレクター(2人)とオーナーとでお話をされていた。噂通りの楚々とした美しい方でした。

さて、大作にまじり新境地を見せていたのが14×18㎝の小品。思わず同じく西村画廊の扱作家である小林孝亘氏の作品を思い出してしまった。画材は違うけれど、対象のとらえ方、構図が似ている。
「イヌ Dog」などは、小林氏の作品にも登場するけれど、画面上の犬小屋の配置がそっくり。

描かれるものが以前と違って馴染みやすい。ギャラリストさん曰く「ニュートラル」になってきたとのこと。なるほど、ニュートラルっってぴったりだ。個人的には好みに合ってきたけれど、なんだか町田さんの毒気が抜けてしまったようでちょっと寂しくもある。

この小品は、お値段25万円。
大きな作品に比べると、飾りやすいことは間違いない。

個人的には「オモチャ Toy」と「通路 Path」が気に入った。

6月28日からは町田氏の地元となる群馬県高崎市タワー美術館で「Kumi Machida ことばを超えて語る線」も同時開催中。怖いもの見たさで近々行ってみようと思っている。

*8月2日まで西村画廊にて。

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Tak 様

こんばんは。
町田さん、ご本人と直接お話しができたのですね。
羨ましい!
今後も楽しみな作家さんです。

No title

こんにちは。

ご指摘の通り、私も線が太くなってきたように思えました。
それと、「角度」にも変化が。
同じ号数の絵でも町田さんの作品は大きく感じます。

あおひー様

コメントありがとうございます。
個人的な好みからはちょっと外れるのですが、
なぜか気になる作家さんです。
追いかけたくなる何かがあります。

No title

町田久美さんはMOTマニュアル2006で知ってしまってから見続けています。
毎回、作品がシンプルになってきてるように思います。
この先、どう変化してくのか楽しみです。

No title

@いづつや様
こんばんは。
「意表をつく視点からの構成」、おっしゃる通りそれが彼女の
真骨頂のように感じます。
線が美しいですよね。
高崎市タワー美術館には行かれますか?

@ogawama様
今回の新作では、文字通りほのぼの系の作品が出ていて
興味深かったです。
高崎市も行く予定で楽しみ♪

何度も行きたいです

町田さんは塩田さんと並んで、追っかけているアーティストのひとりです。
町田さんは怖いけど、見つめていると変にほのぼのするんですよね~。
作品の完成度の高さが好きです。

No title

こんにちは。対決ー巨匠たちの日本美術を見た後、西村画廊
へ行きました。画廊まわりをすることは普段はありませんが、
町田久美に大変興味がありますので、寄ってみました。

のびやかな線と意表をつく視点からの構成に以前から惹かれ
ていましたが、実際に作品をみるのははじめてです。楽しめ
ました。感想は“対決”を書き終えたあと、アップの予定です。
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