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「白隠とその弟子たち」 永青文庫

野間記念館の後、すぐ近くの永青文庫に向かいました。この2つ本当に近いので、セットで行かれることをおすすめします。
永青文庫も初訪問。こちらは熊本のお大名細川家所蔵のコレクションによる展示を行っています。
門をくぐって、まず感じたのは緑の香。フィトンチッド一杯の森林浴です。都会のど真ん中でこんなに緑、鬱蒼とした大木が残る場所がまだ残っているのが東京というところ。
世田谷の静嘉堂も同様の雰囲気をたたえていますが、文庫つながりでしょうか。

さて、永青文庫のある建物についても書かずにはいられません。こちらは昭和初期の建築がそのまま残っています。チケット売場は、お役所の受付のように小窓が小さく設けられていて、ここは以前何だったのだろうと思わせます。
正解は細川侯爵家の家政所(事務所)であったとのこと。庶民には想像も及ばない使用方法ですが、中に入るとこれが事務所?と思わせるような堅牢な作り。恐るべし細川侯爵家です。

前置きが長くなりました。
建物の2階・3階が展示室になっていますが、企画展は3階展示室がメインです。狭い室内に、作品がぎっしり。
白隠(1685~1768)は、臨済宗中興の祖と言われる禅僧で、数多くの書画を残しています。白隠の作品を直接見た記憶はないのですが、チラシを見るとどこかで見かけたような気もしてきます。
で、実際見ると本物の作品からにじみ出る力、メッセージ性に圧倒されてしまいました。
やはり、チラシの印刷とは一味もふた味も違います。本物を見ることの重要性をまたも感じてしまいました。

印象に残った作品、マイベストは白隠の「蓮池観音図」です。
hasu

反転印刷したように見える紙本墨画。観音様の御顔とほっそりとした姿が良い。
この他、同じく白隠の「文殊菩薩像」「連弁観音図」も良かった。
特に「連弁観音図」に描かれた観音様は気持ち良さそうに漂っていらしゃいます。
禅画というのは、脱力させるのが目的なのでしょうか。力の抜け具合が程良くて、気楽に鑑賞できるのが魅力かもしれません。

白隠の弟子、遂翁の作品も数点、彼の作品では「蛤蜊観音図」が良い。同名の作品を師の白隠も描いており、同じ室内に展示されていたけれど、ことこのお題に関しては遂翁の方が好ましい。
「布袋図」も遂翁の画力を示すにふさわしい構図です。

この展覧会は前期・後期に分けられ、特に絵画はほとんど展示替えされます。

2階では石仏など他の所蔵品が展示されています。とりわけ目をひいたのは、やはり洋書コレクションでしょうか。文庫というだけあって、稀少本がずらりと並んでいたのは圧巻です。

野間記念館の次回企画展と併せて、後期の展示も行ってしまうような気がします。

*8月3日(日)まで前期展示 後期は8月5日~9月15日まで。

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とら様

おはようございます。
蛤蜊観音図は三者三様の好みとなったようで、興味深いです。
後期展示も楽しみです。

蛤蜊観音図

TBありがとうございました。
《蛤蜊観音図》については、同行した家内の意見は「白隠」>「遂翁」、小生は「白隠」=「遂翁」でした。これの好みは分かれますね。
建物も蔵書も流石に細川家です。
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