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「カルロ・ザウリ展」 東京国立近代美術館

ザウリ

選り好みせずにアートなら何でも見る私でも、やはり苦手なものはある。苦手分野の一つである陶芸、ことに現代陶芸に至っては、企画展を見に行くことなどまずない。

が、「カルロ・ザウリ展」に関しては、どうしても見ておきたいという気持ちが途切れず残っていた。最初ザウリの作品を見たのは、約1年前の京都。この時京都国立近代美術館で、本展の日本巡回は開始された。ロビーに存在感をもって置かれていたザウリ作品にひかれ、時間がなかったため、企画展に入場することは叶わなかった。
京都の後、岐阜と巡回し東京で再びまみえることになったのはラッキーだった。

以下展覧会チラシより抜粋。
展覧会は1950年代の初期のマジョリカ作品から、’ザウリの白(ザウリビアンコ)’と呼ばれる60~70年代の代表作品、さらに80年代に制作した釉薬を用いない黒粘土による挑戦的な作品を中心に、タイルやデザインの仕事まで、ザウリの多彩な作品を通して1951年から約40年間の芸術活動の軌跡を辿ります。


冒頭で京都で見た作品は「ザウリビアンコ」を使用した作品だったと思う。やはりザウリの魅力を語る際に、この「ザウリビアンコ」と「マジョリカ焼」2つのシリーズ抜きには語れない。
マジョリカ焼きは、色合いにイタリアらしさ、いや古代ローマを感じさせる。とりわけ、コバルトブルーや緑の鮮烈さは素晴らしい。

そして、もうひとつの魅力はその形態にある。この初期段階でザウリの空間感覚の非凡さに感心してしまう。3次元世界を作り出していると同時に、プリミティブ的な様式を形に取り込んで、より現代的に作品の仕上げをしているのではないだろうか。

マジョリカ焼きの形態作りが、後の陶芸作品につながっているように思った。

ブランクーシでもない、イサムノグチでもない。
まさに、陶芸彫刻。
前述の色、形態美に加えて、ザウリの魅力は質感も忘れてはならない。
釉薬をかけて編み出された「ザウリの白」などは特にその質感、つやつやとした照り?が、作品に一層の魅力を加える。

個人的に好きな作品は以下。
・「アザラシ」 1958年
・「大きな白い破れた球体」 1967/68年
破れた球体

・「「球体のふるえ」 1968/70年
・「INの形態」 1974年
・「破裂した白」 1976年
・「それが最初だった」 1983年

最後のコーナーでは、ザウリデザインのタイルがずらりと展示されていた。
タイル
<タイル> 1962年

自宅に使いたくなるような美しい色、シンプルで幾何学的デザイン、イタリアらしいと片づけてしまうのは惜しいようなものが多かった。

*8月3日まで開催中。その後山口浦上記念美術館へ巡回します。

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「カルロ・ザウリ展」 東京国立近代美術館

東京国立近代美術館(千代田区北の丸公園3-1) 「イタリア現代陶芸の巨匠 - カルロ・ザウリ展」 6/17-8/3 恥ずかしながら、本展覧会にて初めてザウリの名を知りました。イタリアの現代陶芸の巨匠(パンフレットより。)、カルロ・ザウリ(1926-2002)の業績を振り返り

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oki様

こんばんは。
では、お言葉に甘えて写美の「昆虫展」チケットをお願いいたします。
送付先は名古屋の住所で大丈夫です。

No title

了解しました、一枚だけではさびしいので次のうちからもう一枚選んでください。

・「昆虫四億年の旅」、写真美術館
・「村野藤吾」、松下電工
・「世界最大の翼竜展」、科学未来館。

ええっと、名古屋のご実家に送付すればよろしいですかね?

oki様

私は良かったと思いますが、oki様のツボにははまらなかったようですね。

さて、「魅惑の像」展は予定してましたので、チケットいただければ
大変ありがたいです。
お手間でしょうが、よろしくお願いいたします。

No title

僕も招待券で観ましたがどうもよくわかりませんね。
解説も何もないからサッサと観れば20分とかからない。
むしろギャラリー4の青木淳のほうが建築の思考過程がまみえて面白い。
ところでフットワーク軽いmemeさん、茨城県つくば美術館の「魅惑の像」というチケットいりますかしら?
なんでもつくばエクスプレスで終点までのってすぐだそうですよ。
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