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「おばけが出たゾ~ 描かれた妖怪たち」 群馬県立歴史博物館

前回の続き。
5月に初訪問した際は、企画展を開催していなかったため、中に入らず帰って来た。今回は13:30~の学芸員(本展企画担当者)さんから1時間半の作品解説会に参加することができた。

学芸員さんの熱意にはつくづく頭が下がる。今回も少ない予算のため図録の作成ができないという事情がある中、全て自前の所蔵作品だけで、これだけ面白く見せてくださるのだから、素晴らしい。

近代美術館同様、こちらも大人も子供も楽しめる内容になっている。

私のお目当ては月岡芳年「新形三十六怪撰」ずらり全点勢ぞろいだ。件の学芸員・神宮氏によれば、三十六枚全て揃いで所蔵しているのは、この群馬県歴史博物館だけ。今後、三十六枚全てを展示する予定はなさそうとのことなので、お見逃しなく!
三十六枚全て見た私の感想は、溜息ものでした。芳年は、妖怪画すら美しくきりりと描く、素晴らしい技量とアイディアの持ち主だと思う。進取の気性に富むとはこのことか。オランダという異国の巨大美術館でたった1枚の芳年の浮世絵が、きりっと光っていたあの一瞬を思い出した。

作品解説もすべて50文字でおさめるという苦心のしろもの。
さらに、芳年の作品から民間の習俗などが伺われ、たとえば妖怪除けや魔除けの因習などなど。

この企画展では、全作品に描かれた怪異の世界を中心に、河童や天狗などの身近な存在ともなった妖怪の多様な姿を併せて紹介し、人々とのかかわりあいを伝えようとするもの。

妖怪パズルや巨大すごろくなど、子どもも楽しめる(事実沢山の子どもたちが遊んでいた)内容。

神宮氏が語る河童伝説が妙にリアルで興味深い。群馬ではいまなお、河童にまつわる石など自然物がのこっている。

この他、同じく芳年「地獄太夫図」(下)、河鍋暁斎の「暁斎百鬼画壇」、国芳「河童図」などもあります。
igoku


参考までに、群馬県企画として「ミュージアムで夏をすごそう!」を開催中。7月19日から8月31日までの夏休み期間中、館林美術館、歴史博物館、近代美術館の3館のスタンプを集めるともれなく全員に「ゆうまちゃんカレンダー付きタンブラー」がプレゼントされる。
残り館林美術館を夏休み中に訪問して、タンブラーをGETする予定。
それにしても全員とは、太っ腹な企画です。

*8月31日まで開催中。

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オばけが出たゾー描かれた妖怪たち @群馬県立歴史博物館

 会場の手前のホールには、オバケを描いた映画ポスターが10枚並べられているほか、子供たちに興味を持たせる工夫や仕掛けが随所にみられた。妖怪たちと一緒に記念写真を撮ることも出来るようになっている。    構成順にこの展覧会の内容を紹介する。 ?.描かれた

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とら様

こんばんは。
この先、全36枚がそろい踏みすることはなさそうなので、
少しでも沢山の方に見ていただきたいですよね。
遠いですが、近美とセットだと行く甲斐は十分あります。

新形三十六怪撰

有名なこの作品を揃いで見られて、とても満足しました。
色彩が鮮やかで、文学や歴史に深く裏打ちされた版画たちでした。
ちょっと遠いのが玉に瑕ですが、皆さんにお勧めしたいと思っています。

遊行七恵さま

こんばんは。
芳年の36枚全て揃っているのは、こちらだけだそうです。
芳年作品の中でも、線がきれいで妖しい魅力です・
茂林寺は、三十六歌仙で消火されていましたよ。

No title

こんにちは
いいなーいいなーええのを御覧なさったのですね。
芳年のを揃えているのはここだけ、なんですか。
ああ、すてき。
館林には茂林寺というお寺があり、そこが文福茶釜の舞台です。
ついでに廻られるのもいいかもしれませんよ。
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