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「ルオー大回顧展」 出光美術館

来週17日(日曜)に会期終了となる「ルオー大回顧展」に行って来ました。
毎度のことながら、出光美術館の展示は濃い。
今回も怒涛のようにルオー作品が連なっていて、見終わった後にどっぷり疲労していることに気付きました。

Ⅰ.初期のグワッシュ・パステル・水彩画・油彩画
個人的にはこのコーナーが一番目新しく、興味深かった。ことに、「キリストと弟子たち」(1901年)はルオーがモローに指導をあおいでいたことがよく分かる作品。明らかに影響下にあることが伺われる。
恐らく、前期に展示されていた「湖」(1897年)も、モロー風であっただろう。
師が亡くなって以後、短い期間で、自身の画風を築いたことは、驚きと賞賛に値する。

Ⅱ.中期の油彩画
初期、中期の油彩画は、ルオー独自の画法により、絵の具がてかてかと光を放っているのが特徴。

Ⅲ.銅版画集<ミセレーレ>と版画集
美術館めぐりを始めた頃、好きだったのがルオー。理由はあまりにミーハ-なので情けないのだが、歌舞伎役者の中村吉衛門氏がTV番組で、ルオーをめぐる旅をしていたのがきっかけ。
ダンディな吉衛門さんがお好きな画家なら・・・という至極単純な理由だった。そして、出かけて行った先が滋賀県近代美術館。
この時「ミセレーレ」は、全て展示されていた。
「ユピュおやじの再生」シリーズは、この「ミセレーレ」作品化が条件だった。
まさに、画家の全てを捧げた作品と言ってよいのではないか。

Ⅳ.連作油彩画<受難>と色彩版画集
ここは、お見事としか言いようがない。
出光美術館の底力を見た思い。

Ⅴ.後期の油彩画(1935-1956)
キリストの顔を描いた複数作品の中で、青のキリスト、瞳がきちんと描かれているのが、一番良かった。

Ⅵ.初公開・ルオーの銅版画制作の謎に迫る未刊行版画の作品群
失敗作でも、成功しているように見えるものもあった。鑑賞は簡単でも、鑑識は難しい。

*8月17日まで開催中。

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一村雨さま

こんばんは。
ルオーの描くイエスのお顔は、見ているとこちらも癒されます。
あの独特のマチエールには、裏打ちされた技法があるのだと今回よ~く
分かりました。

No title

本当にルオーをずっと見ているとどっと疲れてきます。
こちらの軽薄な宗教心を見透かされて、
これでもか~と受難の場面を見せられたせいかも知れません。
それでも、イエスの顔には「救い」を感じることができました。
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