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「Akasaka Art Flower 08」 赤坂一帯

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このチラシを見なければ、行っていなかっただろう。

赤坂サカスを中心とした赤坂一帯で展示されている「Akasaka Art Flower 08」というアートイベントに行って来ました。
その前日に横浜のZAIMで開催されていた現代アート展「THE ECHO」を見たのですが、複数の現代アート作家による展示という共通項をもとに、それぞれ比較しつつ感想を書いてみようと思います。

「Art Flower」は、赤坂一帯の7か所で作品展示をされていますが、中心となる会場は、旧赤坂小学校と「島崎」(元料亭)の二つです。
まず、赤坂サカスでチケットを購入すると、パスポート(本当にパスポートを模したスタンプ台帳+参加アーティスト解説+地図などが記載されたガイドブック)を受け取ります。各展示会場でスタンプを集めると、草間弥生グッズ=クリアファイルがプレゼントされます!
私は、まだ全ての展示会場を回っていないため、貰えてません・・・。

パスポートを片手に早速会場へ。以下印象に残ったアーティストを挙げて行きます。

1.旧赤坂小学校

・「by the Window 旧赤坂バージョン」 池田光宏 
いわゆる影絵仕様の映像作品。小学校の1階ガラス窓に映し出された活動する人々やテーブルの影が、刻々と変化して行く。人も動けば、テーブルや椅子も動く。花が咲いたり、延々と映し出される影は、通りの向こうから他人の家を伺っているような感覚にも似ている。
影と言っても、光の明るい色でなく、虹色なので、色彩的にも美しい。本展の中でベスト3のひとつ。

・「泥絵・昨日の半分と明日の半分」「Masking Plant」 浅井裕介
小学校エントランスホール全体に描かれた絵画は、会場周辺の土を溶かし泥状にしたものを画材にして描いているという。とても泥で描いたとは思えない出来。
入口すぐのこの作品を目にすると、アート祭典なんだなと言う気持ちも高まる。
もうひとつ「Masking Plant」はマスキングテープとマジックを使用して、階段脇の壁を植物で覆っている。縦横無人にのびる植物は、階段を上り下りするたびに目を楽しませてくれる。

横浜のZAIMも古い建物を再利用しての展示であったが、このような会場自体を使った展示の工夫に欠けていた。池田や浅井のような作品が会場にあったら、数倍楽しめたに違いない。


・「あなたが誰かを好きなように誰もが誰かを好き」2006-2008 小沢剛
赤坂小学校体育館に出現した8メートルの座布団の山。日曜6時頃に入ったのだが、大勢こどもたちが遊んでいた。入口の反対側にこっそり大人も何人かいて、みんな座布団山に寝転がったりして、思い思いにくつろいでいる。私はと言えばお約束通り、座布団山のてっぺんから滑り台をして遊ぶ。
数年前の森美術館の展示でも、同じように座布団を使用したインスタレーションがあったけれど、あちらの方が山の高さは高かった。
脇にはジャングルジムが。山の中は空洞になっていて、座布団山列車と題した大きな台車が置いてある。これが30分に1回、スタッフの人力により動く。ちょうど行った時、発車時間になったので、子どもたち5名が参加して大はしゃぎであった。子供だけでなく、大人ものんびりできる場所。

・「パラモデリック・グラフィティ」 パラモデル
2名のユニットによる作家。パラモデルそのものを使用て作り出した絵画が体育館の壁、天井を覆い尽くす。小沢の座布団山とのコラボによって、会場が見事に化けている。
よく天井にあれだけのものを取り付けたと感心しきり。また、絵画(景色)としても見ごたえがある。

・「月夜のスカートめくり」 スサイタカコ
体育館2階の小部屋を目いっぱい使用しての展示。これはニッチで不思議な空間であった。
スサイはクレヨン、水彩、アクリル絵の具によるイラストと実写アニメーション、更にそれを具体化した人形やぬいぐるみなどが狭い室内を覆い尽くす。日々作品数が増えているのではないか。室内には作家さんご本人もご自身作成のキャラに扮して、観客をお出迎えされていた。
手芸アート極まれり。密度の濃い空間。


2.島崎(元料亭)

・「Duquheapure」 松宮硝子
2階の奥座敷を使用したインスタレーション。本展MYベスト3の1点。薄暗い座敷の床の間にある展示を見たら誰もが息を飲むのではないか。南極を思わせるような氷の空間=実はガラス。
さらに、この氷の塊は、室内のあちこちに増殖している。室内に小型懐中電灯があるので、必ず部屋のあちこちを照らしてみてください。増殖中の氷を沢山見つけることができる。
ここでも、作家さんご本人がいらっしゃって、しかも暗い中、ガラスを使って作品を作り続けていた。
来週までには、更に増えているのではなかろうか。
美しくも脆い生き物のようなガラス達。これが松宮硝子の世界である。

・「IKEBANA 2008」「PIKA PIKA」「PIKA PIKA2007」 トーチカ
トーチカは、ナガタタケシとモンノカヅエを中心としたユニット。名前は初めて知ったが、海外でメディアやアニメーションの部門で受賞している。
なるほど、映像アートであるが、これも面白い作品だった。
何より良いのは、料亭の床の間空間とそこにある花瓶、花鉢などの調度品を利用した作品であるということ。まさに、そこでしか味わえない内容になっていて、空間を上手く活かしたお手本のような映像であった。

その点対照的だったのは「ECHO]で見た映像作品。映像作品はいくつかあったけれど、どれもいま一つ。名和晃平の「Dot-Movie」は良かったけれど、いかんせん狭い空間での立ち見で、落ち着かない。

・「White horse in the studio」 青山悟
この作品、会場を出た後に、刺繍であると知り、びっくりした。この作品も展示方法が上手い。
玄関入ってすぐの廊下突き当りに展示されているので、一番目につきやすい。しかも、ピンスポットが作品を照らしているので、暗い空間の中で、作品が浮かびあがって見えた。
側に近寄って、じっくり拝見したにもかかわらず、刺繍と気付かない私って・・・呆然。
本当に刺繍なのか、もう1度確認したい程。

青山悟は、唯一「ECHO」にも出展していた。にも関わらず、私には作品の記憶がまるでない。
ZAIMは各アーティストが1人または2人で1室を使用していたが、空間としては広目の部屋が多かった。ゆえに、作品自体に力がないと、その魅力がぼけてしまったのではないだろうか。
もちろん、ZAIMでも彼の作品が刺繍だったという記憶はない。


今回のアートイベントで、残念だったのは赤坂見附で下車すると、会場の案内図も道案内も何もないため、作品展示場所にたどり着けない。しかし、赤坂駅で下車して、赤坂サカスを起点とすると、行ったり来たりで、動線の効率は悪くなる。
もう少し、会場地図案内をあちこちに立て看板していただけると、どこからでも入りやすいのにと思った。

*10月13日まで開催中(会期中無休)。開催時間:11:00~19:00
注1:赤坂氷川神社の一部は17時で終了。
注2:チケットは当日のみ有効だが、16:00以降の入場は最終日を除く翌日以降再入場可。

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KINさま

こんばんは。
島崎もですが、小学校も良かったですよ。
気に入った作品は、ほぼKIN様と同じですね。
道路に、道案内の看板が欲しかったです。

No title

TB送ろうとしたら何故か駄目でした。
最近ココログはあちこちと相性悪しです、泣。
これ、島崎は私は凄く好きでした。
壷使った映像、松宮さんのガラス、刺繍絵
(あの暗さだと確かに判らない!)。
事前にMAPをプリントアウトしておいて赤坂見附
から旧赤坂小学校に行って下って行くのがルート
としては効率良いですねぇ。
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