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「北斎DNAのゆくえ」 板橋区立美術館

板橋

やっと行って来れました「北斎DNAのゆくえ」です。
思わぬアクシデントに土日をつぶされ、前期は見逃してしまい、残る会期もあと1週間弱。

そして、10月5日(日)には、学習院大学教授・千葉市美術館館長:小林忠先生の講演会「私の好きな北斎」もお聞きすることができました。

まずは、展覧会から。
主催者による今回の見どころは、天才北斎のDNAが門人28名にどう受け継がれたかを、肉筆画に焦点を絞り探っていくこと。
なるほど、門人たちの作品には、学芸員さんが判定した北斎DNA度が付されています。

主催者の意図は別として、個人的に感じた見所は、やはり北斎本人の肉筆画名作の数々。どれをとっても素晴らしいの一言に尽きます。
後期の目玉は「二美人図」重要文化財(MOA美術館蔵」)でしょうか。

小林先生の講演会でも、この二美人図は北斎美人画の中でも傑作に挙げられるとのことでした。
が、私にはどの北斎の手になる美人画はどれも名作に見えてしまうのです。

北斎作品で印象的だったのは、「拷問の図」と「弘法大師修法図」。
前者は、こんなテーマの作品も描いていたのかという意外性に、後者はやはり作品自体の大きさと迫力に圧倒されました。

門人たちの作品では、私のご贔屓である魚屋北渓の作品を楽しみにしていたのですが、わずかに3点。残念ながら、今回の展示作品は・・・。もっと上手い作品もあるのに、残念です。

もうひとつは、葛飾応為「吉原格子先の図」。彼女は北斎の娘ですが、北斎が「お~い、お~い」と呼ぶのにちなんだのと、為(北斎)に応えるの語呂合わせでの名前だと、これまら小林先生のお話で知りました。
応為は、北斎死後どんな人生を送ったのか、没年など詳細が不明だそうです。才能ある画家だったはずなのに、何も分からないと言うのは、不遇だったのでしょうか。

「吉原格子先の図」は応為の光に対する鋭い感性がフルに発揮された名作。
愛知県にあるメナード美術館で、応為の名と作品を初めて見ましたが、その作品も同じように光による明暗がしっかりと描き分けられていました。


小林先生の90分に及ぶ講演会は満員御礼、日本浮世絵学会の定期研究会も兼ねていたためか、立見も出るほどの盛況ぶりでした。定員100名でしたが、120名はいたと思います。
最初は硬いお話し振りでしたが、スライドを使った作品解説になる頃から、お話も興に乗って来られたのか、大変楽しかったです。

来週11日(土)はいよいよ大御所、辻惟雄先生の登場です。関心がある方はぜひ。

*10月13日まで開催中です。

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mizdesign様

こんばんは。
応為の作品は消息ともども、あまり残っていないのでしょうか。
講演で紹介されていたものは愛知県のメナード美術館が所蔵しています。
もう少し、数を見てみたい作家ですね。

冴え冴え、伸び伸び

こんばんは。
北斎一門といいつつも、北斎の筆の冴えが一際際立つ展示でした。
応為の光と影の描き方はとても非凡で、さすが北斎直系のDNAと思いました。
小林先生の伸び伸びとした口調も、板橋ならではの自由さと楽しさに溢れていました。

oki様

こんばんは。
お返事が遅くなり申し訳ございません。些かばたついておりまして。
副都心線はわずかながら使いました。
電車が新品!
目黒のチケットお譲りいただけるのであれば、喜んで。
宜しくお願いいたします。

No title

iphone ユーザーというか、パソコンが治らないのでこれにしたのです。
ところでmemeさんは副都心線つかわれたのかな。
副都心線だと、練馬と板橋をはしごできますね。
北斎の展覧会、僕も楽しみましたよ。
memeさん、目黒区美術館の丸山さんのチケットいりますかしら?

とら様

こんばんは。
あれ~、いらっしゃったのですか?
何度か後ろは振り返っていたのですが、気付きませんでした。
私は奥の壁際に座っていました。
講演会の前に、展示を見たのでお目にかからなかったのでしょう。
前半は、レジュメに沿ったお話で、北斎の輪郭(エピソードなど)を
お話されていました。

小林忠先生の講演

わたしも小林忠先生の講演を聞いていました。
遅れたので、後ろで立見でしたが、とても面白かったです。
前半はどんな話だったか、そのうちに教えてください。
その後、展示会場に行きましたが、お会いできませんでしたね。
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