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「八犬伝の世界」展 千葉市美術館

hakken

またも、すごい展覧会を開催してくれました、千葉市美術館さま。
今日(18日)と明日(19日)は「市民の日」ということで、展覧会の鑑賞料は千葉市民でなくても無料!
ということで、待望の18日を待って見て来ました。

昨年の「芳年・芳幾の錦絵新聞」以来の訪問2回目。錦絵新聞の展覧会もその圧倒的な展示数に驚いたが、今回もまた凄かった。同時開催の「ナンバーズ」と合わせると、総作品数は前回以上なのではないでしょうか。

2008年は、曲亭馬琴没後160年に当たる年。これにちなんで、服部仁氏の八犬伝浮世絵コレクションを中心に、馬琴の資料、近代日本画、現代の歌舞伎、少女漫画に至るまでの多彩な作品約250点を通して、現代にも通じる「八犬伝の世界」の魅力を探るものです。~展覧会チラシより抜粋。

250点って。。。
八犬伝と言えば、NHK人形劇「新八犬伝」を思い浮かべます。私も小さい頃、TVで人形劇を見た記憶があります。ただ残念なことに、ストーリーが思い出せない。

でも、そんな人でも大丈夫。この展覧会を見ればいつしか、八犬伝の魅力に取り込まれます。
冒頭では、「南総里見八犬伝」の読本が登場するのですが、まずこの読本の表紙に目が釘付けになりました。
表紙がわんこだらけ。しかも1冊1冊、デザインが違う。
かわいらしすぎます。
中を読まなくても、表紙や挿絵を見ているだけで楽しくなること請け合い。
馬琴は、自ら読み本の挿絵イメージを画家に伝え、その挿絵を見て、またストーリーを膨らませるという絵とストーリーが一体となって進んで行くというのも特色。

なるほど、八犬士と言い、登場人物、ストーリーどれも魅力的で、これなら歌舞伎やお芝居になっても無理はない、江戸時代の人々がこぞって読むのも納得できます。

さらに、この原作を基に展開したのが浮世絵。これが今回の展覧会の中心。
しかし、出るわ出るわ、次から次にいかに巷で八犬伝の人気が高かったかが伺われます。

浮世絵作品の中で、やはり面白いと思ったのは国芳と芳年の作品。
この2人の作品は個性が大いに発揮されていて、臨場感がありました。
また、普段まずお目にかからない縦長の続きもの。これも多数展示されていて、しかも、縦長であることが物語をたどる上で、実に効果的で感心します。

展示は、全部で7章から構成されていますが、第2章の「『犬の草紙』に見る登場人物たち」では、話が分からなくても、絵を見ているだけで、こいつは悪者、これは八犬士と何となく見ただけで分かります。
南総と言えば、もちろん千葉県。現在の地名と同じ地名が浮世絵の随所に出て来ますので、それらをチェックするのも楽しいです!

個人的なイチオシ作品は、芳年の「芳流閣両雄動」と国芳「義勇八犬伝」シリーズ全8枚八犬士分。

最終章では、明治、大正の日本画作品でも八犬伝をモチーフに使用した菱田春草「伏姫」などが展示されていました。こちらも浮世絵と併せて楽しめます。

かのNHK人形劇で使用された辻村ジュサブロー作の犬塚志乃が1体。
この人形を見た瞬間、過去の記憶がよみがえりました。懐かし~。

やはり、これはしっかりお話を読んでみたいと思います。
とりあえず、お手軽な碧也ぴんくさんの漫画「八犬伝」から始めてみようっと。

なお、同時開催のナンバーズも必見です。
何しろ目玉作品がぞろぞろ。中でも必見は月岡芳年の「風俗三十二相」全32枚及び表紙。
これ壁に縦4枚×横8列で展示されていますが、上の2枚は下からだとよく見えない!
もったいないことしますよね、千葉市美術館さんは。
1度に32枚って、めったに見られないのに。。。。悔しいです。
他にも数にちなんだ作品多数。なぜか岸帒の「群蝶図」まで出てました。

この日は、午前中江戸東京のボストン美術館所蔵浮世絵展も見たので、1日で見た浮世絵は、400枚を突破しました。
賢明なる読者の皆様は、真似なさいませんように。朦朧としてきます。

入場料を浮かせた分、ミュージアムショップで図録とわんこの絵柄のエコバック(500円)買ってしまいました。このエコバックのわんこは、芳年の風俗三十二相のように言葉のひっかけで「ほじゃけん(犬)」「かえるけん(犬)」「しらんけん(犬)」「みんけん(犬)」「やるけん(犬)」「きかんけん(犬)」などなど四国弁にちなんでいます。
母が徳島の生まれで、これまたら懐かしくてついつい。
千葉市美のミュージアムショップは狭いスペースですが、欲しくなる商品がたくさんあって誘惑されます。危険危険。

*10月26日まで開催中。

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No title

@一村雨さま
こんばんは。
三十二相は、最後飾るスペースが不足したんじゃないでしょうか。
32枚を横一列に並べると、展示できなくなる浮世絵が相当出ますし。
盛りだくさん過ぎなんですよね。

@Tak様
おっしゃる通り。あれでも、ほんの一部なんでしょうね。
ここは、もう少し頻繁に行かねばならないと改めて思いました。

@ogawamaさま
こんばんは。
芳年八犬伝の作品に血みどろがありましたね。
他の作家は血を描いていないのに、芳年だけはそれと分かるようにはっきり。
まだまだ、奥が深いです。

@とら様
本当に、気力と体力を試されてる気がしました。
予習が足りなかったので、復習で補おうと思います。

八犬伝

こんばんは。
千葉市美術館はわれわれの体力と気力を試すのが好きですね。
珍しく予習をしていったので、この試しに耐えて、楽しんできました。
今日行われた「八犬伝祭」の様子をTVで楽しみました。

興奮!

今日行ってきました!
無料の日のせいか、結構にぎわっていました。
やっぱり芳年の「風俗三十二相」に圧倒されました。
memeさんの影響か、最近芳年がすごく気になります。

No title

こんにちは。

千葉市美術館にはやられっぱなしです。
ナンバーズとかおまけのように見せかけて
とんでもない作品出てましたよね。

どんだけ持ってるんだ!!

No title

やはり、八犬伝といえば芳流閣の戦いですよね。
私も芳年の絵が大好きです。
ところが、風俗三十二相の展示は残念でしたね。
現代アートのつもりで展示したのではないかと思いました。
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