「駿府博物館所蔵 日本画名品展」 町田市立博物館

橋本雅邦 「林間残照図」
「駿府博物館所蔵 日本画名品展」、町田まで足をのばしました。
町田市立博物館に訪れるのは今回が初。
町田駅のバスセンター1番乗り場から「藤の台団地」行きの乗車して10〜15分の市立博物館で下車。そこから、徒歩7分で目指す博物館に到着です。
もう少し近いと思っていましたが、読みが甘かった。ただし、バスは6分〜7分に1本と頻繁に出ているので、便利です。
まずは、駿府博物館と展覧会の概要をチラシより引用させていただきます。
財団法人 駿府博物館は、静岡新聞社・静岡放送を創設した大石光之助氏が「県民に奉仕する社会教育施設の実現」を目指して、昭和45年に(財)駿府博物館を設立し、翌年に静岡市紺屋町に開館しました。
収蔵品は、近代日本画、墨蹟、創作版画、郷土資料など約千点あり、なかでも近代日本画のコレクションの素晴らしさは有名です。
今回(財)駿府博物館の全面的なご協力を得て、これら日本画の名品を展示いたします。
駿府博物館の名は知っていたのですが、まさか日本画の名品を持っていたとは。。。てっきり、静岡の郷土歴史博物館の類かと思っていた私が馬鹿でした。
というわけで、貴重なコレクションのうち、名品64点を一度に見られるまたとない機会!しかも、これが何と何と入場料無料という太っ腹な企画。
受付で、人数だけ申告すると展覧会の解説本と鑑賞のためガイド「日本画のおもしろさ」の小冊子2冊を渡されますが、こちらは帰りに返却する必要があります。もちろん購入可能。
鑑賞のためのガイドを手にしつつ第1展示室へ。
う〜ん、いきなり名品ばかり。
・「初夏」「素秋」 児玉希望
・「破墨山水図」 狩野探幽
・「狐婚礼」「達磨」「達磨下絵」 下村観山
・「駿府鳥瞰図」 土佐光成
他多数。
この小展示室では、1点1点ガイドに書かれた「日本画の技法」を読みつつ、鑑賞するといつもの倍は楽しめます。
日本画の技法と言えば、「朦朧体」くらいしか知りませんでしたが、「日本画のおもしろさ」のおかげで、筆法、輪郭線、墨と色、表装や画材にまで視点を広げて見ていくと、楽しい楽しい。
この部屋だけで、30分くらい居たような気がします。
それにしても、探幽の「破墨山水図」は小品ながら、良かったです。下村観山もこれまで好みではなかったのに、今回の上記3点は良かった。
ここで町田まで来た甲斐があったと大満足しましたが、大展示室が待っています。
冊子「日本画のおもしろさ」とはお別れし、ここから先はキャプションと解説に従って鑑賞を進めます。
明治以降の日本画壇、各団体所属の作家単位に作品が展示されていたのが特徴的。
およそ聞いたことのある日本画家の作品は全て出展されています。
清方、伊東深水、竹内栖鳳、小林古径、川合玉堂、平福百穂、木村武山、橋本雅邦、大観などなど。
更に、大阪画壇からは島成園「寮乃雪」が1点赤を主張した大阪らしい1点が出ていたのにも注目です。
気に入った作品は、数あれど敢えてあげるとすれば以下。
橋本雅邦 「林間残照図」 1903年 (上図)
横山大観 「仲秋の名月」 1953年 大観らしからぬ落ち着いた静かな印象の小品。
小林古径 「月」 大正初年 古径の若かりし頃の作品か。
木村武山 「滝見観音」 繊細な美しさ
下村観山 「春の朝」
結局2時間近くかけてゆっくりじっくり鑑賞。
本家本元の駿府博物館にも、今年の冬の青春18きっぷで是非行って来ようと思います。
ただ、駿府博物館では来月から山種コレクションの展示をするとのこと。一種逆転現象ですね。
*
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COMMENTS
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oki様
こんばんは。
ピラネージも見て来ましたが、こちらの日本画の方が断然オススメです。
11月3日は、版画美術館企画展も無料のようですよ。
ピラネージも見て来ましたが、こちらの日本画の方が断然オススメです。
11月3日は、版画美術館企画展も無料のようですよ。
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ここは確かにいいですね。全国のカタログがおいてあり、読み放題ですし。
僕もチラシから、今回の展覧会はすごいのがでているとー。
同じく町田の版画美術館のピラネージと合わせていく予定。
版画美術館も常設は無料なんですよね、今は池田満寿夫ですかー。