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「ピラネージ版画展2008-未知なる都市の彼方へ-」 町田市立国際版画美術館

popolo
「ポポロ広場」1750年 404×547ミリメートル エッチング 町田市立国際版画美術館所蔵

町田市立博物館の日本画展の後、同じく町田市立国際版画美術館へ向かった。
両館がもう少し近いと良いのだが、一旦町田駅(バスターミナルで下車した方が良い)に戻り、版画美術館までは、徒歩で向かうことになる。
結局、同じ市内でありながら、30分程度移動に必要なのは不便。

ジョヴアンニ・バッティスタ・ビラネージ(1720-78)は、イタリアのヴェネツイア近郊で生まれ、ローマで活躍した版画家です。建築家・考古学者でもありました。ローマに深く魅せられたピラネージは、壮大な古代のモニュメントを銅版画によって紙の上に築きました。また、「トレヴイの泉」や「スペイン広場」など、ローマのさまぎまな名所の姿も描きました。ヨーロッパではこの頃、名所旧跡を訪ねる旅行、名づけて<グランド・ツアー>がブームでした。ビラネージの版画は“永遠の都’’として名高いローマに憧れ訪れる人々に競ってもとめられ、その名声はヨーロッパ中に広まりました
~博物館企画展HPより抜粋。

展覧会は、以下の3部構成。作品数は約200点と多いのに、作品リストが準備されていなかったのが残念。
Ⅰ.過去へのまなざし
Ⅱ.彼方へのまなざし
Ⅲ.ローマの風景

一見して思ったのは、版が大きいこと。ことに目をひくのは、書籍の扉絵で、構図、精密ぶりが圧倒的で、一番印象に残っている。

ピラネージの版画は、技法的に細かい、遠近法に優れていること、実際の風景ではなく、彼の中での理想化された風景を版画作品として残したことに意義があるのだろう。
ただ、全作品を見てちっとも感情的な揺さぶりを感じなかったのは私だけだろうか。
情感的でなく、どこか即物的なのだ。
人物も描かれているが、表情に乏しく、ただそこにいるだけといった感じがする。

愛する古代ローマの姿を次々に作品として残す。自身の喜びでもあったに違いない。
作る喜びにあふれていたということは、感じられた。

ピラネージ作品がツアー客に好まれて買われて行ったというのは、旅先で買う絵ハガキ、ガイドブックと同じ類いと考えても良いのだろうか。
実際以上に、美化されているのだから、写実を超えた空想というべきか。

どこか職人的なものを感じた。

*11月24日(月・祝)まで開催中。

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とら様

レベルが高すぎたのか、お客さんが少なかったのが気になります。
この美術館内容は良いものをやっているのに、もったいないです。

ピラネージ

こんにちは。
「遺跡・遺物」、「景観」という明るいシリーズと「牢獄」という暗いシリーズの対照がきわだっていたように思いました。
いずれにせよ、このようなレベルの高い展覧会は大歓迎ですね。

ogawama様

こんばんは。
神保町の古書市に行ったら、23000円の素描全集全3巻を見つけ
ogawama様を思い出してしまいました。

ビラネージがお好みかどうかは分かりませんが、相当量の作品が
展示されています。
扉絵のゴージャス感には、驚きました。
せっかくなので、町田市博物館とセットでどうぞ。

ビラネージ♪

めっ、memeさん!
ご紹介ありがとうございます!
今まで行きそびれていた町田市立国際版画美術館ですが、絶対に行きます!!
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