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「線の巨匠たち アムステルダム歴史博物館所蔵 素描・版画展」 東京藝術大学美術館

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美術好きな方の間で評判の良い「線の巨匠たち アムステルダム歴史博物館所蔵 素描・版画展」を見て来ました。
バロック、フランドルとまだまだ西洋絵画は不勉強で、知らない作家も沢山。

第1章 イタリア・ドイツ-ルネサンスからバロックの素描・版画
ここでは、チラシにも掲載されているフランチェスコ・サルヴィアーティ作の次の2枚が、断然良かった。

・「目を閉じる女性」
ふくよかな頬、長いまつげ、静かに瞳を閉じる女性の顔だけを描いた作品。飽きずにずっと眺めていたくなる。わずかに微笑んでいるようにも見える。

・「二人のプットーと天蓋、花環」
こちらは、ちょっと賑やかな作品。プヨプヨしたプットーのお肉はつまみたくなる。

第1章ではもう1枚。
アルブレヒト・デューラー「聖エウスタキウス」
この巨匠の手になる版画や素描群を一度に見たいのだけれど、なかなか機会に恵まれない。
今回1枚出会えただけでもめっけもの。やはり、力強く上手い。
そして、この作品では角の間に磔刑のキリスト像を生やした鹿が描かれている。これは宗教画でよく出てくる鹿なの?
何も角の間からキリスト出さなくても・・・と思うのは私だけだろうか。西洋宗教画にありがちな、隠喩表現の一種なのか。


第2章 「黄金の世紀」の夜明け -17世紀のフランドル・オランダ素描
この章では、ルーベンスやアントニー・ファン・デイク、ランペルールの素描が出ている。
ことさら、これが!という作品には巡り合えなかったけれど、全体的に質は高い。
ヤン・ブリューゲルの作品が気になっている昨今、本家本元作家自身の肖像画は興味深く拝見した。

アーフェルカンプの「風車のある冬景色」はオランダらしい1枚。

第3章 「黄金の世紀」のオランダの素描芸術

様々な素描作品が並ぶ中、注目したのは画材。一口に素描といっても、チョークで描いたもの褐色インクを使用したもの様々である。
メモを取らずに見たのがいけなかったが、ここでチョークを使ってここまで描けるの?!といった作品に出会った。
褐色インクも黒とは違って、味わいがある。
色のない素描や版画世界だからこそ、線の重要さが際立ってくるように思う。

第4章 レンブラントのエッチングの受容とレンブラント像
一番のお目当てレンブラントの版画作品。
ここでは10点出展されていた。やはり昨年の名古屋ボストン美術館で開催されたレンブラント版画展とは比較にならないほど、寂しい内容だったが、100フルデン版画にも再会できたし、良しとする。
でも、レンブラントのエッチングはこんなもんじゃない~と叫びたくなってしまった。

「クレメント・デ・ヨンゲ?の肖像」は版画作品と銅板が揃って展示されていた。銅板画は、木版と比べて版が傷みにくく、保存もしやすいのだろう。江戸時代の浮世絵の版木など、めったにお目にかからない(そもそも残ってるものがあるのか?)のに。

第5章 「黄金の世紀」への憧憬 -18・19世紀のオランダ素描と素描コレクション
エピローグ:芸大所属のオランダ近代水彩画
オランダ旅行の帰国の際、空港美術館で見たような風景画が、何枚かあったけど、どれがというものはなかった。

特集展示 19世紀日本の風景表現を中心に
なぜか、唐突に日本の風景画がずらり。オランダ風景画との比較にしては、あまりに違いがありすぎる。
高橋由一がぞろぞろ出ていて、しかも未見のものばかり。やはり、由一沢山持ってらっしゃるようですね。
亜欧堂田善「江戸街頭風景図」や司馬江漢「二見ガ浦図」などの良い作品が出ていたのは、めっけものだった。

*11月24日まで開催中。

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