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「大琳派展」 11月7日鑑賞記録

rinpa

金曜夜間拝観を狙って、二度目の大琳派展に行って来た。

ズバリ、筆者が決めた後期の大琳派展のテーマはうさぎ
今回はやたらと「うさぎ」モチーフの絵画作品が目についた。

・本阿弥光悦 「月に兎図扇面」 畠山記念館
・俵屋宗達 「兎図」 東京国立博物館
・酒井抱一 「兎に秋草図襖」 三井記念美術館
・「豆兎蒔絵螺鈿硯箱」 永田友治作 東京国立博物館 ⇒ 光琳意匠

こうして見ると、鈴木其一のみ兎作品が見られなかったのが非常に残念である。琳派を代表する4名の兎作品をぜひ比べてみたかったのに。。。
何と言っても上記作品の中では、光悦の扇面が群を抜いていた。この人は本当に「美」とは何かを知りつくし計算している。心憎いばかりである。

この扇面に描かれた兎は、身体をねじって上を向いているのに着目。敢えてこのようなポーズをさせるのに意味があるのだろう。緑色の部分のカットが大胆であり、兎のポーズにマッチしている。


では、兎を除いた見所はと言えば光琳、抱一の「波図」競演。
銀箔に薄い青の着色を施し、太く時に細く、抱一らしさを超越した荒々しい波を描ききっている。これほどに太い線を使えたのか・・・驚きを持って波図に見とれてしまった。優美な抱一しか知らなかったのに、こんな一面もあったのか。

これまで知っている抱一らしさは、ファインバーグコレクションの「十二か月花鳥図」「四季花鳥図巻」などで存分にお楽しみいただきたいと思う。

ここまで抱一を持ち上げておいて、気が引けるが個人的には後期も其一が気になった。
彼は常に新しいことを試みようとしている。特に後期にはその個性が発揮された作品が目立った。
・「群禽図」
・「蔬菜群虫図」
この2枚は若冲の影響でもあるのだろうか?

・「流水千鳥図」 島根県立美術館
着物の柄にしたくなるような意匠が凝らされた掛け軸。この作品はすっきりしていて気に入った。

・「夏秋渓流図屏風」 根津美術館
根津美術館が休館前に行っていた展覧会で見た記憶が甦った。濃厚な作品。
現実でなく空想の世界のよう。つまり写実でなく、ここでもデザイン化が行われている。

閉館時間5分前に最初の展示室に戻って、最後にもう1周した。さすがに、観客の数は減り誰にも邪魔されることなく、作品と向き合える数分間。
これで、当分風神雷神ともお別れ。名残を惜しみつつ、会場を後にした。

*11月16日まで開催中。会期終了間際は混雑するので、お早めに。 

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No title

こんばんは。
兎といえば琳派、兎がいないと寂しいです。
ときどきテーマを決めてみることもありますが、僕の場合、最後にはもうどうでもよくなってしまってるんですね、これが。

panda様

こんばんは。
抱一の兎の襖は、木目を斜めにはめ込む技にびっくりでしたね。
おかげで、ウサギがかすんじゃいました。
波図に其一に、最後まで楽しませてくれました。

ウサギ 較べ

テーマを決めてみると楽しいよね♪ 私は 波と 立葵 でした。
抱一 「兎に秋草図襖」 は斜め木目にはめ込んだ襖にノックアウトされ
其一「夏秋渓流図屏風」意匠力には 感嘆するばかり。
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