スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「第4回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展」 ニューオータニ美術館

nihonga

ニューオータニ美術館へ初めて行って来ました。
昨日アップした岡村桂三郎が今回の大賞を受賞した「日経日本画大賞」に大賞含めた入選作14点(以下)を一堂に集めて展示しています。
画像は美術館HP上でご覧いただけます。

・岩田壮平 《花泥棒》
・岩永てるみ 《La vue d’Orsay》
・植田一穂 《夏の花》
・及川聡子 《視》
・岡村桂三郎 《獅子08-1》
・奥村美佳 《いざない》
・斉藤典彦 《彼の丘》
・園家誠二 《うつろい-1》
・瀧下和之 《龍虎図屏風》
・武田州左 《光の采・672》
・長沢明 《イエローエッジ》
・フジイフランソワ 《鶏頭蟷螂図》
・間島秀徳 《Kinesis No.316 hydrometeor》
・町田久美 《来客》

大賞選考にあたっては、最終候補として岡村、間島秀徳、斉藤典彦の3名が残ったそうです。
結果、岡村の受賞となった訳ですが、選考過程では岡村作品が日本画の範疇に該当するのかどうかも選考委員の間で問題になったようで、確かにこれまでの日本画イメージを大きく逸脱する作品であることは間違いのない所でしょう。
しかし、既存概念にとらわれることなく、大賞に選ばれたことで新たな日本画の一分野が切り開かれたように思います。

間島秀徳の作品は、岡村作品同様屏風仕立てで、しかも表裏両面が水のイメージで覆われている意欲作です。個人的にはこの作品もかなり好印象でした。

入選作の中でイチオシは、岩田壮平「花泥棒」。この作品に描かれている真っ赤な花のインパクトは強烈。しかも想像以上の大画面で、花を抱え込んだ泥棒が自転車に乗って自分の方に向ってくるような、必死ささえ感じます。
対象のとらえ方は実に若々しきく、新鮮な一方、技法的にはたらしこみが使用されていたりと、伝統的な日本画の良さも継承している所も魅力です。

作品の背景には雲母が使用されているようで、大胆な中にも丁寧な仕事が伺われます。今後も要注目の若手ですが、毎年日展に出品しているという経歴に少し違和感を感じました。

豊田市美で今年個展が開催されたフジイフランソワも同じく初入選組。
豊田市美での展覧会詳細は拙ブログ記事をご参照ください。

他の作品が派手なカラーで迫ってくる中、ひっそりと己を貫き良い味出しています。もっと面白い作品がたくさんあるので、1点だけではもの寂しい。

園家誠二の「うつろい-1」は、幻想的な横長の絵画。推薦文には現代の絵巻物とありましたが、なるほど虹色のグラデーションを見ていると絵の中に吸い込まれるような感じを受けます。

武田州左「光の采・672」も写真で見た時より、ぐっと実物作品の方が良かったです。
園家誠二同様、光をイメージしている作品のようですが、両者は大きく異なります。園家の作品が「静」ならば、武田の作品は「動」そのもの。
凍った花火というのが最初の印象。絵の具の質感が素敵でした。

植田一穂「夏の花」はアンディ・ウォーホルを思わせるような花の絵です。これが日本画?と思わせます。

大人気の町田久美はじめ新たな日本画の潮流を感じさせる入選作を楽しめます。

*12月14日まで開催中です。
注意:大賞受賞作の「獅子08-1」は「岡村桂三郎展」(神奈川県立近代美術館 鎌倉)へ出品中のため、11月26日(水)~12月14日(日)の展示となります。
11月24日(月・祝)までは新作が出品されています。

コメントの投稿

非公開コメント

ogawama様

ぜひ、お楽しみ下さいませ。

豊田市美まで行けなかった方には、初フランソワです。
1点だけでは魅力が伝わらないかもしれませんが、他の
作品とは明らかに別の路線行ってますよ。

私も行く予定です!

おおおフジイフランソワさんが!
これを期に、東京進出して欲しいですね~。
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。