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「鎌倉の精華-鎌倉国宝館開館八十周年記念-」 鎌倉国宝館

鎌倉シリーズの続きです。
今年八十周年を迎える鎌倉国宝館の記念特別展に行って来ました。
展示替えが3回にわたって行われ、ことに絵画はほとんど入れ替えがあります。私が訪れたのは会期の第2ターム(11月9日まで)でした。
作品リストは国宝館HPをご覧ください。

全体としての見どころは仏像群です。
以下印象に残った作品をご紹介します。

・「地蔵菩薩立像」 寿福寺 鎌倉時代 重要文化財
厳しいお顔つきをされているが、すっくりと美しい立姿をした地蔵菩薩。

・「水月観音菩薩坐像」 東慶寺 鎌倉時代 神奈川県指定文化財
優美な観音様だが、斜めに傾いた珍しい姿をし坐像。仏様というより、人間に近い親しみを感じる。

・「愛染明王坐像」 五島美術館 鎌倉時代 重要文化財
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今回のマイベスト。この愛染明王は凄い。怒の表情、怒髪天を衝くというのはまさにこのことだろう。火炎も見事に彫像されており、眼が怖い。

・「観音菩薩坐像」 浄光明寺 鎌倉時代 重要文化財
こちらもやや斜めに傾いている観音坐像。髻が高く結いあげられており、手の仕草と表情が優美であるのと材が特徴的。 

・「舞楽面(稜王)」 鶴岡八幡宮 鎌倉時代 重要文化財
この時代のお面としては保存良好。リアルな表情が時代を象徴している。

・「北条時頼坐像」 建長寺
tokiyori


・「上杉重房坐像」 明月院 いずれも重要文化財
両坐像とも、足の形がそっくりで特徴的。顔も実在の人物そっくりなのではないかと思うほど写実的で、現代に置き換えるとこんな顔の人がいそうで、親近感すら湧いてくる。
鎌倉ならではの坐像2体。

絵画部門では、つい先日名古屋の徳川美術館でぞろぞろ名品を見たばかりなので、目が肥えすぎてしまったのだろう。どうも感動は薄かった。

・「観音図」 建長寺 室町時代 重要文化財
なんと32幅のシリーズ作品だという。うち出品されていたのは4幅。
ここでも描かれた観音は人間のような仕草をしている。宗教画を離れた感じさえするけれど、観音様とはこんなにも人間に近い存在なのだろうか。
残りの28幅と一緒に一度にすべてを見てみたいもの。

・「浄土五祖絵伝」 光明寺 鎌倉時代 重要文化財
・「類焼阿弥陀縁起絵巻」上巻 光触寺 鎌倉時代 重要文化財
いずれも登場人物が素朴な表現で描かれ親しみやすい。話の内容も分かりやすく、退色もさほど進んでおらず、状態が良い。

この後、国宝「当麻曼荼羅縁起絵巻」下巻が出品予定となっているが、訪問時は未公開だったのが残念。


工芸部門では、沃懸地杏葉螺鈿太刀」「沃懸地杏葉螺鈿平胡籙」(いずれも国宝)が目をひいた。
太刀の持ち手になる所は、一見鮫皮を使用しているかと見せかけ、実は銀箔を張ってそれらしく見せているという渋い細工が施されている。華美に走りすぎないのがこの時代の特徴なのだろうか。

書については、詳しくないので省略するが、展示作品はほぼ全て重要文化財または国宝。

*11月24日まで開催中。
ご紹介した作品は展示期間が終了しているものもありますので、ご注意ください。

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はろるど様

平塚で予想以上に時間を取られたのではないでしょうか?

国宝館の展示は、仏像が面白かったです。
奈良や京都とはまた違った雰囲気がありました。
観音様がみな人間的なのです。

鎌倉など近いものです。お時間を作ってぜひ。

No title

こんばんは。結局前回の平塚→鎌倉→横浜ツアーのおり、
時間切れで国宝館だけは見ることが出来ませんでした。(岡村展を優先してしまいました。)

それにしても五島の仏様まで展示されておりましたか。
80周年ということでやはり力が入っているようですね。
24日までに何とか再度出向ければ良いのですが…。
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