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「松井冬子」展 平野美術館

huyuko

怖いもの見たさ+ミーハー心で浜松市内の平野美術館で開催中の「松井冬子」展へ行って来ました。

正直なところ、松井冬子の作品は苦手である。
が、つい行ってしまうのはやはり作品が上手い、対象はグロいが技巧的には素晴らしいからだと思う。

今回は成山画廊ではなく美術館での個展ということで、出身校の東京芸大の協力のもと32点もの作品を集めている。
平野美術館は、松井の展覧会があるまでその存在を知らなかったが、浜松駅からタクシーだと5分程度で割合に近い。ビルの2階、同じ経営のギャラリーと隣接している居心地の良い空間であった。

さて、最初は過去の作品のドローイングやら下絵などでウォーミングアップ。
そして、いよいよご対面である。

う~ん、重い、不気味。
一番困ったのは、恐らく作家自身の言葉を使ったであろう作品解説。
松井冬子は自作を語る時、いつもやたらと難しい言葉を使う。特に今回はどの作品解説でも精神病理に関するワードがこれでもかと繰り返し出て来た。

松井さんは、その類まれなる美貌でも女性誌のグラビアを飾るなど、方々でご活躍であることは今更申し上げるまでもない。
でも、この方外見とは裏腹に、精神的に非常に脆いというか危ないものを抱えていらっしゃるような気がしてならない。

もっとも「うっ」と来たのは、展覧会の後半にポツンとあった小さなドローイング作品(タイトルなし)2001年成山明光氏蔵。そこに描かれていたものを私はここでご紹介しようとは思わない。
それほどまでに衝撃的だった。
こんなものを描くって一体どういう神経ナンダロウ???と思ったことだけは確かだ。

その前日、ベルツ展で河鍋暁斎の腑わけ図も見たが、松井作品が持つ暗く病的な雰囲気はなかった。むしろ、没故作家では月岡芳年に近いかもしれない。

作品を語るのに、あれほど過剰な説明は不要なのに、読んでも意味が頭に入ってこないのは彼女の思考・嗜好にこちらが付いていけないからだ。
襖4面の大作「この疾患を治療させるために破壊する」「ただちに穏やかになって眠りにおち」(いずれも成山画廊蔵)は初見だが、4面襖の大作であるが、制作背景を読むとぞっとして、鑑賞どころではない。夜桜もどす黒い闇に染まっていくようだ。

印象的だったのは会場最後に、松井の発売されたばかりのDVDが流されていて、皆作品鑑賞よりそちらに写っている松井冬子自身に釘付けになっていた。

私にはそんな松井が妖婦のように見えた(失礼ご容赦ください)。
素顔の方がかわいい顔なのに、上野千鶴子さんとの対談を読んだら、自分の中で疑惑が解決した。

*12月14日(日)まで開催中です。

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ogawama様

こんばんは。
101Tokyoには、行ったのに松井作品の記憶が何も残っていないのは
なんでだろう?

12/6~12/24まで熱海のMOAで所蔵琳派展が開催されます。
そちらか静岡県美の「風景ルルル」と併せていかがです?

さすが

おお、コレに行く人がいたとは。
「怖いもの見たさ+ミーハー心」、わかりますー。
32点も見れると言うのは、魅力的ですね。
衝撃的な作品て、101TOKYOに出ていたやつのような気がします。
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